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駐車違反はカッコ悪い!駐車禁止の標識や場所、点数・罰金・反則金・弁明書を総復習!

駐車禁止・駐車違反とは

駐車禁止とはその名の通り、法律によって定められた駐車禁止区域に駐車してはいけないということで、駐禁と略されることが多いです。

もともと駐車禁止とされているのには交通渋滞や交通事故の原因となるという理由があってのことなので、そこに駐車するということは「駐車違反」という形で立派な法律違反です。

もちろんこの駐車禁止違反には反則金として罰金されてしまいます。高い場合で3万円ほどの罰金を徴収されるにもかかわらず、この駐車禁止違反は数ある交通違反の中でも最も取り締まり数が多い違反事項です。

2種類の駐車違反

2006年に道路交通法が改正されてからは従来の「非放置駐車違反」に加えて「放置駐車違反」という制度が導入されました。

従来の非放置駐車違反は駐車禁止指定のされた場所で5分を超える駐車の場合にのみ駐車違反として取り締まることができました。このため、駐車違反を取り締まるために車を確認してから5分間待つか、一定時間が経過したのちに再び確認する必要があり、取り締まる側にとってかなり効率の悪い制度だったのです。

しかし新しい放置駐車違反という制度は、車内が無人の状態で直ぐに車を動かすことができない状態であると確認できさえすれば、駐車時間に関係なく取り締まることができるようになったのです。

しかし、この2つの駐車違反は判断することが極めて難しく、法改正により新しく取り締まる権限を与えられた民間の駐車監視委員、通称「緑のおじさん」達の独断と偏見に任されているのが現状です。

駐車と停車の違い

駐車禁止の場所でも停車は可能です。
ただ、駐車と停車の違いについて曖昧な方も多いかもしれません。
駐車と停車の違いはしっかりと定義されていますので、確認しましょう。

駐車の定義

駐車は以下のように定義されています。

  • 運転者が車から離れていて、すぐに運転できない状態での停止
  • 運転者が車離れていなくても、客待ち・荷待ちで継続的に車を停車すること
  • 5分を超える荷物の積み下ろし
  • 故障など

停車の定義

停車は以下のように定義されています。

  • 人の乗り降り
  • 5分以内の荷物の積み下ろし
  • 車から離れない停止
  • 車から離れていてもすぐ運転できる状態の停止

駐車禁止の場所について

駐車禁止と指定されている場所は、標識で示されている以外にも道路交通法で定められています。

駐車禁止区域

  • 駐車禁止の標識がある場所
  • 駐車場、車庫などの自動車用出入口から半径3m以内
  • 道路工事区域の側端から半径5m以内
  • 消防用機械器具置場や消防用防火槽の側端またはその出入口から半径5m以内
  • 消火栓や指定消防水利の標識等から半径5m以内
  • 火災報知器から半径1m以内
  • 車両右側の道路上に3.5m以上の余地がない場所

駐停車禁止区域

  • 駐停車禁止の標識や道路標示がある場所
  • 交差点、横断歩道、自転車横断帯上
  • 軌道敷内(路面電車等の線路上のことです)
  • 坂の頂上付近、勾配の急な坂
  • トンネルの中
  • 交差点の側端または道路の曲がり角から5m以内
  • 安全地帯の左側とその前後の側端からそれぞれ前後に10m以内
  • バス、路面電車の停留所の標示柱から10m以内
  • 踏切およびその前後の側端からそれぞれ前後に10m以内
  • 横断歩道または自転車横断帯の前後の側端からそれぞれ前後に5m以内
  • 高速自動車道、自動車専用道路(パーキングエリアを除く)

それぞれの道路標識、路面標示は次項で解説します。

駐車禁止区域の目印・標識

駐車禁止区域(路面標示)

駐車禁止区域内では、長時間の駐車はもちろん禁止されていますが、人の乗降や5分以内の荷物の積み下ろし作業、駐車場の出入りのための一時停車、緊急時の車の修理、けが人の救護などのために一時的に駐車することは可能です。

ただし、これらの場合でも運転者が完全に車から離れてしまうなど、すぐに車の移動ができない状態になる場合は駐車違反となりますので注意が必要です。

駐停車禁止区域の目印・標識

右側が駐停車禁止区域(道路標識)
駐停車禁止区域(路面標示)
停止禁止部分(路面標示)
立ち入り禁止部分(路面標示)
安全地帯(路面標示)

駐車禁止区域と駐停車禁止区域に分けてご紹介しましたが、もちろん違いがあります。

駐停車禁止区域ではこれらの一時停車も違反となります。駐停車禁止区域に指定されている場所を見ていただくと、そこに一時的にでも車を停止したら危険である場所ばかりです。

信号や標識、警察官の指示等の道路交通法で定められた停止指示以外での停車をしないように気を付けてください。

駐車禁止標識の範囲についてはこちら

駐車違反の点数と罰金・反則金

駐車違反をすると、「放置車両確認標章」というステッカーがフロントガラスに貼られます。

放置車両確認標章
©Ichiro/stock.adobe.com

駐車違反をしてしまった場合、気になるのが点数と罰金・反則金です。

違反点数は運転者に付与されますが、罰金・反則金は運転者に科されるので、放置駐車等で運転者不明の場合は車の使用者に科せられます。車の使用者とは、車検証に記載されている人物のことです。

駐車違反の点数の減点

交通違反名点数
1放置駐車違反駐停車禁止場所等3
駐車禁止場所等2
2保管場所法違反道路使用3
長時間駐車2

ちなみに、違反点数は6点で免停なので、一番減点の大きい駐停車禁止場所での放置駐車違反となってしまった場合、2回の違反で免停になることになります。

駐車違反の反則金・罰金

交通違反名 場所行為 場所・方法 反則金額・放置違反金
【A】 【B】
放置駐車違反
(駐停車禁止場所等)
時間制限駐車区間以外 駐停車禁止場所 18,000
※1
20,000
※1
放置駐車違反
(駐車禁止場所等)
・駐車禁止場所
・方法違反等
15,000
※1
17,000
※1
駐停車違反
(駐停車禁止場所等)
駐停車禁止場所 12,000 14,000
駐停車違反
(駐車禁止場所等)
・駐車禁止場所
・方法違反等
10,000 12,000
駐停車違反
(駐車禁止場所等)
時間制限駐車区間 ・署長許可車の時間超過
・時間超過
10,000
※1
10,000
※1,2
駐停車違反
(駐車禁止場所等)
時間超過 10,000 10,000
※2
駐停車違反
(駐車禁止場所等)
指定部分・方法に従う ・時間超過
・パーキングチケットの
不発給・不掲示
10,000
※1
【C】
駐停車違反
(駐車禁止場所等)
・時間超過
・パーキングチケットの
不発給・不掲示
10,000 【C】
放置駐車違反
(駐停車禁止場所等)
指定部分・方法に従わない 駐停車禁止場所
(指定部分以外)
18,000
※1
【C】
放置駐車違反
(駐車禁止場所等)
・駐車禁止場所
・方法違反等
15,000
※1
【C】
駐停車違反
(駐停車禁止場所等)
駐停車禁止場所
(指定部分以外)
12,000 【C】
駐停車違反
(駐車禁止場所等)
・駐車禁止場所
・方法違反等
10,000 【C】
放置駐車違反
(駐停車禁止場所等)
一般車両の
高齢運転者等
時間制限駐車区間
での駐車
【C】
指定部分
駐停車禁止場所
20,000
※1
放置駐車違反
(駐車禁止場所等)
・駐車禁止場所
・方法違反等
17,000
※1
駐停車違反
(駐停車禁止場所等)
駐停車禁止場所 14,000
駐停車違反
(駐車禁止場所等)
・駐車禁止場所
・方法違反等
12,000
放置駐車違反
(駐停車禁止場所等)
指定部分以外 駐停車禁止場所 18,000
※1,2
放置駐車違反
(駐車禁止場所等)
・駐車禁止場所
・方法違反等
15,000
駐停車違反
(駐停車禁止場所等)
駐停車禁止場所 12,000
※2
駐停車違反
(駐車禁止場所等)
・駐車禁止場所
・方法違反等
10,000
※2

※1 放置違反金の対象。
※2 反則金の加算対象にはならない違反

ここに出てきた放置駐車とは、運転者が車を離れてすぐには車を移動できない状態になることをいいます。

この表をみてわかる通り、駐車禁止区域であって運転者が車から離れていない状態でも、点数加算に違反金が科せられることがあるので要注意です。

反則金の支払いが遅れると延滞金が発生する

ここで注意しなければいけないのが駐車禁止違反の反則金を期日までに支払わなかった場合には延滞金が発生するということです。違反金に対して「年利14.5%の延滞金」がつくようになります。年利14.5%とかなり高く、例えば18,000円の違反金を1年間支払わなかった場合は2,610円を延滞金をとして払わなければなりません。

違反金に対して「年利14.5%の延滞金」がつくようになります。年利14.5%とかなり高く、例えば18,000円の違反金を1年間支払わなかった場合は2,610円を延滞金をとして払わなければなりません。

今までは県の指定の金融機関でしか反則金の支払いができませんでしたが、最近ではコンビニなどでも反則金を支払うことができるようになっているので、余分な罰金を払わずに済むように万が一駐車違反で罰金されてしまった時にはちゃんと指定の期日までに支払いを済ませてくださいね。

「放置車両確認標章」を無視したらどうなる?

車のフロントガラスに張られた「放置車両確認標章」は、車を運転する前に自分で剥がします。剥がさないと視界不良で危険です。

この「放置車両確認標章」を持って警察署に出頭し、必要な手続きを踏んで点数の加算と反則金の支払いが科されるわけですが、もしこれを無視した場合どうなるでしょうか。

警察署に出頭せずに放置した場合、駐車違反の責任が違反者から車の所有者に移ります。この場合は誰が運転していたのかがわからなくなるため、駐車違反による点数は引かれずに、罰金だけが残ります。

そこで違反した車の所有者宛に弁明通知書と仮納付書が送られてきます。これも何もせずに放置していると、次に公安委員会による放置違反金納付命令書が届きます。さらに放置すると、督促状が送られてくることになります。

これでもまだ放置している場合、車検拒否のほか、他の地方税などの税金の滞納と同じ処分を受けることになります。最終的には家財の差し押さえ、換価処分などによって強制的に放置違反金を徴収されるわけです。

出典:http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/

この場合、対象者は車の所有者ですから、もし車が盗難にあって見ず知らずの他人が駐車違反した場合でも、違反金の支払い義務が発生してしまいます。

車の盗難にあって盗難届をしないことはないとは思いますが、身に覚えのない違反金の支払いをしないように手を打っておきましょう。

確認標章について詳しくはこちら

駐車違反をしないことは安全にも繋がる

駐車禁止の標識や場所、点数と反則金を総復習は、いかがでしたか?

標識がなくても禁止されている場所もたくさんありました。知っているつもりでも意外なところにも禁止場所があるものです。特に坂道などは駐車車両を見かけたりもしますね。

ついうっかり、すこしくらい良いだろう、とやってしまいがちな路上駐車ですが、標識や周りの環境をよく見て、違反切符を切られないように気を付けましょう。

駐車違反は「ここに停めると危ない」「ここに停めると交通の妨げになる」といった基準で設定されていますので、しっかり守ることによって、人・車の安全にも繋がりますので、日々徹底しておきたいですね。

道路交通法に関連するまとめ

駐車に関する基本的なテクニックはこちら

駐車場を知って駐車違反を回避しよう

執筆者プロフィール
MOBY編集部
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新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...
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