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【初めての軽トラカスタム】おすすめベース車やカスタムパーツ・パターン、車中泊仕様など

今、軽トラカスタムが熱い!

©Hahipon/stock.adobe.com

車好きの間で熱いブームとなっている軽トラカスタム。軽トラといえば農業や古紙回収などで活躍する商用車ですが、設計やデザインのシンプルさから、近年はカスタムベース車としても注目されています。

商用のイメージを逆手にとり、個性や意外性を演出できることが軽トラカスタムの魅力です。わずかな改造でも個性を出せますし、ド派手なドレスアップで周囲の目を引くこともできます。

また、リーズナブルに楽しめることも軽トラカスタムの魅力です。軽トラは安価に購入できて維持費も安いため、ほかの車種よりも気軽にカスタムを楽しめます。

軽トラカスタムにおすすめのベース車は?

©nannzi/stock.adobe.com

軽トラカスタムにチャレンジするには、まずベース車を手に入れる必要があります。新車で買える主要な軽トラは、「スズキ キャリイ」と「ダイハツ ハイゼットトラック」の2モデルです。

スズキとダイハツ以外のメーカーも軽トラを販売していますが、すべてキャリイまたはハイゼットトラックのOEM車となっています。キャリイとハイゼットトラックの特徴さえ押さえておけば、適切なベース車選びができるでしょう。

スズキ キャリイ

タイプ
キャリイ
スーパーキャリイ
エンジンスペック
最高出力:37kW[50PS] / 6,200rpm
最大トルク:59N・m[6.0kg・m] / 3,500rpm
駆動方式
2WD(FR)/ 4WD
荷台寸法
荷台長:1,940mm
荷台幅:1,410mm
荷台高:290mm
荷台長:1,480mm(フロア長1,975mm)
荷台幅:1,410mm
荷台高:290mm

現行型キャリイは2013年8月に発売された11代目モデル。ノーマルのキャリイと、キャビンの広い「スーパーキャリイ」の2タイプがラインナップされています。

スーパーキャリイはシートの後ろに荷置きスペースがあり、かつリクライニング機能も備えています。この反面、荷台がやや狭いため、積載性はノーマルのキャリイほど高くありません。

快適性を重視する方にはスーパーキャリイが、積載性を重視する方にはノーマルのキャリイが適するでしょう。なお、現行のキャリイシリーズには、予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」が標準装備されています。

最新「キャリイトラック」中古車情報
本日の在庫数 3382台
平均価格 86万円
支払総額 17~445万円

ダイハツ ハイゼットトラック

タイプ
ハイゼットトラック
ハイゼットトラック ジャンボ
エンジンスペック
最高出力:34kW[46PS] / 5,700rpm 
最大トルク:60N・m[6.1kg・m] / 4,000rpm
駆動方式
2WD(FR)/ 4WD
荷台寸法
荷台長:1,940mm 
荷台幅:1,410mm 
荷台高:285mm
荷台長:1,650mm(フロア長1,990mm)
荷台幅:1,410mm
荷台高:285mm

現行型ハイゼットトラックは、2014年9月に発売された10代目モデルで、2021年12月にビッグマイナーチェンジを受けています。主なバリエーションはノーマル仕様と、キャビンの広い「ジャンボ」の2種類。ジャンボはシートのリクライニングが可能で、かつ荷台も広めに確保されています。

ハイゼットトラックのエンジン出力は、キャリイよりやや低めです。とはいえ、低回転域でパワーが出るセッティングになっているため、普段づかいでは乗りやすさを感じられるでしょう。なお、ハイゼットトラックには予防安全機能「スマートアシスト」が標準装備されています。

最新「ハイゼットトラック」中古車情報
本日の在庫数 3664台
平均価格 98万円
支払総額 19~597万円

キャリイとハイゼットトラックはどちらがおすすめ?

キャリイとハイゼットトラックの性能に大きな差はありません。どちらをカスタムベース車に選んでも問題はないでしょう。ただ、無改造の状態でのデザイン性やカラーを重視するなら、おすすめはハイゼットトラックです。

ハイゼットトラックには、メッキグリルやLEDフォグランプなどを備えるドレスアップグレード「エクストラ」が用意されています。

また、ハイゼットトラックでは「アイスグリーン」や「トニコオレンジメタリック」などのポップなボディカラーを選べます。これらグレードやカラーに魅力を感じるなら、ハイゼットトラックを選ぶとよいでしょう。

ベース車は中古でも大丈夫?

中古車市場で軽トラを探すと「ホンダ アクティトラック」や、OEM車ではない「スバル サンバートラック」などの旧モデルが見つかります。これらのモデルに魅力を感じる場合や、カスタムベース車の購入費を抑えたい場合は、中古の軽トラの購入を検討するとよいでしょう。

ただ、中古の軽トラは値落ちしにくく、高年式車はあまりお得感がありません。また、業務用として酷使されていた軽トラは、車体に大きなダメージを受けている可能性があります。中古の軽トラをカスタムベース車にするなら、車両選びは慎重に行いましょう。

軽トラカスタムのスタイルにはどんなものがある?

©vladimircaribb/stock.adobe.com

ホビーユースカスタム

軽トラを趣味の道具にするホビーユースカスタム。キャリアやフレームなどのパーツを装着して、趣味のアイテムを積みやすい車に仕上げるカスタムスタイルです。

たとえば、荷台にやぐら型のフレームを装着すれば、サーフボードのような長尺物を寝かせて積めるようになります。ホビーグッズを安全かつ雨に濡れないように運搬したい場合は、大型ボックスを荷台に設置して、パネルバン風にカスタムするのもよいでしょう。軽トラ用のフレームやボックスなどは、軽トラカスタムの専門ショップで購入できます。

ホビーユースカスタムにおすすめのアイテム:荷台拡張用フレーム

500系ハイゼットトラック(現行型)に適合する、荷台拡張用フレームです。荷台長を300mm延長でき、未使用時には装着したまま収納できます。角型パイプのタフなルックスもこのフレームの魅力の1つ。実用的なアイテムながら、エクステリアのアクセントにもなってくれます。

アゲトラ

近年の軽トラカスタムのトレンドとなっているのが、足回りのカスタマイズで車高を上げる「アゲトラ」です。車体のリフトアップにより悪路走破性を高められ、かつ車体を大きく見せられることから、人気のカスタムスタイルとなっています。

アゲトラの具体的なカスタム内容は、サスペンションスプリングの交換や、リフトアップ用ブロックの装着、大径タイヤへの履き替えなど。これらのカスタムに合わせて、バンパーガードやロールバーなどを装着すれば、オフロード色の強い軽トラに仕上がります。

アゲトラにおすすめのアイテム:オフローダー向けタイヤ

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ゴツゴツしたブロックパターンを採用しつつ、オンロードの快適性にもこだわったオフローダー向けタイヤです。タイヤサイドにはダイナミックなブロックデザインが入っており、リム径はノーマルより2インチ大きい14インチ。アゲトラに装着すれば、オフロードテイストが大きく高まります(ホイールは別売です)。

キャンパースタイル

商用車である軽トラも、カスタム次第でキャンプ仕様にアレンジできます。軽トラでデイキャンプを楽しみたいなら、荷台にやぐら型のフレームを組んで、サイドオーニング(日よけ布幕)を取り付けるとよいでしょう。

泊りがけで軽トラキャンプを楽しむなら、専用のテントキットがほしいところです。軽トラのキャビンは足を伸ばして眠れるほど広くありません。このため、車体を就寝スペースにするには、荷台に設置できるテントが必要になります。軽トラ用テントキットの価格は30〜40万円ほど。やや値は張るものの、一式持っていればいつでも快適な車中泊(荷台泊)を楽しめます。

キャンパースタイルにおすすめのアイテム:サイドオーニング

ルーフラックに取り付けて使用する汎用サイドオーニングです。軽トラに装着する場合は、やぐら型のフレームが必要となります。展開時のサイズは、長さ200cm、横幅150cm。2〜3人が入れる日陰をつくるには十分な大きさです。汎用品ですので、購入する際は事前に装着方法をよく確認してください。

ストリートカスタム

軽トラの車高をローダウンさせるストリートカスタム。見た目がスポーティーになるだけでなく、走行安定性を高められるカスタムスタイルです。現行の軽トラは駆動方式がFRのため、車高さえ下げれば、走りを楽しめる車に変身します。

ストリートカスタムの主な内容は、車高調やローダウンリーフ(リアサス)の装着、ホイールとタイヤの履き替えなど。これらのカスタムに合わせて、エアロパーツを装着するユーザーも少なくありません。

ストリートカスタムにおすすめのアイテム:マフラー

現行型キャリイ・スーパーキャリイ用の車検対応マフラーです。心地よいスポーツサウンドを奏でるだけでなく、中高回転域でのトルク・パワーを向上させてくれます。装着時に最低地上高が変わらない設計のため、ローダウン車にも取り付け可能です。

レトロスタイル

個性的な軽トラを求めるユーザーに人気なのが、レトロスタイルのカスタムです。エクステリアをレトロなデザインにカスタマイズして、魅力的で人目を引くルックスに変身させます。

たとえば、「マユゲ」の愛称で親しまれた6代目ハイゼット風に仕上げるカスタムは、レトロスタイルの定番です。このほか、ジープやワーゲンバス、古いアメ車などのテイストを取り入れたカスタムも人気があります。

軽トラカスタムの注意点

©Rummy & Rummy/stock.adobe.com

アゲトラにはデメリットあり

軽トラの車高を上げるアゲトラには、次のデメリットがあります。

  • 走行安定性が落ちる
  • 加速と最高速度が落ちる
  • 燃費が落ちる
  • 駆動系の負荷が増える
  • 直前直左の死角が大きくなる

上記のデメリットのうち、特に注意したいのが死角の拡大です。車体をリフトアップすると、フロントと左前フェンダー周辺の死角が大きくなります。これにより車検を通せなくなる場合もあるので、アゲトラにカスタムした後は、補助ミラーを装着したほうがよいでしょう。

カスタム次第では構造変更が必要

軽トラカスタムの内容によっては、構造変更(構造等変更検査)の申請が必要になります。たとえば「指定部品」以外のパーツ(指定外部品)を使い、車体を4cm以上リフトアップさせた場合は、構造変更を申請しなければなりません

より具体的にいうと、スペーサーやブロックで4cm以上リフトアップすると構造変更が必要になります。一方、コイルスプリングの交換で4cm以上リフトアップさせた場合は構造変更がいりません。

指定外部品を使う場合も、リフトアップが4cm未満であれば、構造変更の申請は不要です。こうした法的なルールをよく確認したうえで、軽トラカスタムに挑戦しましょう。

サイズオーバーに要注意

カスタムにより軽トラの車体サイズが大きくなると、車の区分が変わり、小型車や普通車の扱いになる場合があります。

たとえば、指定外部品を使ったリフトアップにより、車の全高が2.0mを超えたとします。この場合は、全高が軽自動車と小型車の規格をオーバーするため、3ナンバー車に登録変更しなければなりません。

なお、ルーフキャリアやバンパーガードは指定部品であるため、装着しても車の区分には影響しません。

ただし、これらパーツを溶接やリベット留めで装着した場合は、構造変更が必要になり、パーツのサイズ次第では普通車の扱いになってしまいます。外装パーツの取り付けは、着脱可能な方法(蝶ネジ留めやボルト留めなど)で行うようにしましょう。

軽トラカスタムは専門店に任せたほうがいい?

©sutlafk/stock.adobe.com

軽トラカスタムには前述したような注意点がありますし、DIYでカスタムすると部品の取付不備により危険が生じる場合もあります。自力でのカスタムに自信がないなら、次のような専門ショップの利用を検討してください。

これらはいずれも軽トラファンに人気のショップです。まずは各ショップのウェブサイトで、コンプリートカーをチェックしてみてください。理想的なカスタマイズを行っているショップが見つかったら、軽トラカスタムについて相談してみるとよいでしょう。

逃げている車は日本ではおなじみのあの車…

なぜ軽トラックは海外で人気になった?

執筆者プロフィール
加藤 貴之
加藤 貴之
1977年生まれのフリーライター。10年以上務めた運送業からライターに転向。以後8年以上にわたり、自動車関連記事やIT記事などの執筆を手がける。20代でスポーツカーに夢中になり、近年は最新のハイブリッド車に興...

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