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運転免許の取り方と流れ・必要書類や費用を解説

運転免許の取る手段

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初めて運転免許を取得したいと考えている人に知ってもらいたいのは、「取り方」は複数存在するということ。以下のような方法が存在します。

  • 自動車教習所へ通う
  • 合宿免許に参加する
  • 免許センターで「一発試験」を受ける

自動車教習所へ通う

今回取り上げる中で、身近な免許取得方法となるのが「自動車教習所へ通う」です。

自動車教習所では、運転の技術や交通ルール、緊急時の救護方法などを学びます。自動車教習所を選ぶ際、以下の2つの種類が存在しているのを押さえておきましょう。

  • 指定自動車教習所(公安委員会から指定を受けている)
  • 届出自動車教習所(公安委員会へ届出をしている)

自動車教習所の種類の違いで注目したいポイントが、“公安委員会から認定を受けているかどうか”です。以下、それぞれの教習所の特徴を取り上げてみました。

指定自動車教習所

「指定自動車教習所」は、公安委員会から認定を受けている自動車教習所を表しています。

入校して教習を受け、卒業検定まで合格すると、免許センターにて免許取得のために行われる「技能試験」が免除されるメリットがあります。教習所に在校している間に、仮免許の技能試験・学科試験を受けられるほか、「卒業検定」として本免許の技能試験を受けられるのが強みです。

ただし、本免許の学科試験のみ、免許センターにて受験する流れとなります。

届出自動車教習所

「届出自動車教習所」は、公安委員会から認定を受けておらず、法的な認定のみを受けている自動車教習所を表しています。

公安委員会から指定されている教習所ではなく、中には技能教習のための練習コースがないなど一定の基準を満たしていない状態で運営されている団体もあるようです。しかし、教習用の車両が用意されていたり、指導経験のある指導員が勤めていたりと、指定自動車教習所と共通する点も存在します。

注意したいポイントは、指定自動車教習所と異なり、仮免許から本免許まですべての技能試験・学科試験を免許センターにて受けなければならない点です。指定自動車教習所と比較して、手間がかかりやすいのを把握しておくとよいでしょう。

合宿免許に参加する

運転免許を取得する2つ目の方法が「合宿免許に参加する」です。

およそ2週間前後のスケジュールで、技能教習や学科教習をまとめて受けられるのが特徴で、高校生や大学生、専門学校生といった人々が「夏休み」「春休み」などの長期休暇を利用して参加しています。

合宿免許は地方の自動車教習所で実施されていることが多く、宿泊施設へ滞在しながら郷愁を受ける仕組みです。まとまった休暇が取れない社会人が参加するのは難しく、学生向けの免許取得方法と考えてよいかもしれません。

各地で実施されている合宿免許は、指定自動車教習所と同様で公安委員会の認可を受けているケースが多いです。卒業検定まで合格したのち、免許センターでの技能試験が免除され、学科試験に合格できれば運転免許を取得できます。

免許センターで「一発試験」を受ける

2つ提示したうち、例外となる方法が「免許センターで一発試験を受ける」です。

「一発試験」という呼ばれ方をしていますが、自動車学校や合宿免許と同様で“仮免許試験”と“本免許試験”の2段階を経なければなりません。加えて、3年以上の運転経験者を同乗させた状態で5日間以上の路上練習をしなければならなかったり、路上練習をした結果を報告するための「路上練習申告書」というレポートを作成したりするなど手間がかかります。

短期間で取得できるように見て取れますが、通常であれば自動車学校や合宿免許で指導員が担う内容も受験者が担当するのが特徴です。初めて運転免許を取得する人には険しい道のりとなるでしょう。

運転免許の取得の流れ

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この項目では、運転免許の取得までの流れを解説しました。

自動車教習所へ入校して運転免許の取得を目指すとするケースで解説しています。流れは以下のとおりです。

  1. 入校手続き
  2. オリエンテーション・適性検査
  3. 第一段階学科教習・技能教習
  4. 修了検定・仮免学科試験
  5. 仮免許交付
  6. 第二段階学科教習・技能教習
  7. 卒業検定(技能試験)
  8. 免許センターにて学科試験
  9. 運転免許証の交付

入校手続きから適性検査、第一段階および第二段階の学科教習・技能教習、仮免許および本免許の試験までひと通り手順が決まっています。

第一段階の終了検定や仮免学科試験、第二段階の卒業検定など不合格となれば再度試験を受け直さなければなりません。スムーズに免許取得を実現したいなら、すべての試験に合格できるよう取り組みましょう。

なお、技能教習は第一段階では教習所の敷地内にある練習コース、第二段階では一般道もしくは高速道路といった公道で行います。

運転免許の取得で必要な書類

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この項目では、運転免許の取得に必要な書類をピックアップしました。

自動車教習所へ入校する際に受付窓口で提示する書類と、学科試験の会場で提出する書類と2つの段階に分かれています。若干、提出する書類が異なるため誤りがないようにしましょう。

自動車教習所の受付で提示する書類

自動車教習所へ入校する際、受付窓口で提示する書類は以下のとおりです。

  • 住民票
  • 運転免許証(原付、二輪などの免許を持っている人)
  • 身分証明書(免許を持っていない人)
  • 学生証(高校生・大学生・専門学生の人)
  • 在留カードまたは外国人登録証(外国籍の人)

「住民票」は、最寄りの役所や公民館で発行してきてから3ヶ月以内が条件で、本籍地が記載されている本人名義の書類でなければなりません。忘れると、自動車教習所から入校手続きを断られる可能性があります。

「運転免許証」は、原付免許や二輪免許などを所有していれば提示しましょう。身分証明書の代わりとなり安心です。

「身分証明書」は、これから初めて運転免許を取得する人なら欠かさず持っていきたい書類です。「健康保険証」や「パスポート」、「マイナンバーカード」のうちいずれかであれば対応してもらえるでしょう。

そのほか、高校生や大学生、専門学校に通っている人なら「学生証」、外国籍の人なら「在留カード」と、立場に応じて適切な書類を提出するとスムーズに受付が進みます。

学科試験を受けるタイミングで提示する書類

学科試験の会場で提出する書類は以下のとおりです。

  • 住民票
  • 運転免許証(原付、二輪などの免許を持っている人)
  • 身分証明書(免許を持っていない人)
  • 卒業証明書又は検査合格証明書(自動車教習所での教習を修了した証)
  • パスポート(住民基本台帳法の適用を受けない方)
  • 居住地を証明できる書類

自動車教習所へ入校する手続きと同様、住民票や運転免許証、身分証明書を持参します。

学科試験を受ける際に重要となるのが自動車教習所での教習を修了した証となる「卒業証明書」で、学科試験の会場となる運転免許センター(運転免許試験場)の受付窓口に持参しなければなりません。

また、外国籍の人は、日本国内に滞在している証のパスポートに加え、居住場所を証明できる書類を用意しましょう。

運転免許を取得するときの費用

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この項目では、運転免許を取得するときにかかる費用を、「自動車教習所へ通う」と「合宿免許に参加する」、それぞれのケースで想定してみました。

なお、補足として「免許センターで一発試験を受ける」もピックアップして取り上げています。

※1:普通自動車運転免許(「MT車」および「AT限定」)の取得を想定

※2:第一段階から教習を始めたのを想定

※3:追加の教習料金は含んでいない

自動車教習所へ通う

自動車教習所へ通うケースでは、以下の金額が目安となるでしょう。

自動車教習所へ通うとかかる費用 目安

マニュアルトランスミッション(MT)車やオートマチックトランスミッション(AT)車など車種の種類が異なる、あるいは運転免許を所有している・いないでも金額に差が生じます。

まったくの未経験者であれば、AT車で28万円から30万円、MT車では30万円から32万円程度が相場となるでしょう。

また、教習所によっては技能教習を優先して予約できるなどのオプションを追加設定しているケースもあり、上記の目安料金以外にもかかる費用が考えられます。

合宿免許に参加する

合宿免許に参加するケースでは、以下の金額が目安となるでしょう。

合宿免許へ参加するとかかる費用 目安

参考サイト:那須自動車学校

これらで注目したいポイントは、それぞれの条件で金額差が大きくなっている点です。その理由は「季節」「時期」が関係しています。

夏休みなど学生が長期休暇に入る時期は価格設定が高くなっている反面、人出が減る「閑散期」では料金が安くなっているケースがあるようです。もし、大学生や専門学校生で免許取得を考えているなら、時期を調整して合宿免許に参加するのも有効でしょう。

なお、自動車教習所へ通うのと同様、追加オプションで宿泊施設が選べたり、検定試験不合格による再試験料がかかったりと、上記の金額にブラス費用がかかる可能性があります。

免許センターで「一発試験」を受ける

免許センターで運転免許取得のため一発試験を受けた際にかかる費用をピックアップしてみました。

一発試験を受けた際にかかる費用の項目は以下の3点が挙げられます。

  • 受験料
  • 試験車使用料
  • 免許証交付料
一発試験を受けるとかかる費用 目安

仮免許および本免許の2段階で受験料がかかる仕組みです。仮免許では1回あたり5,500円、本免許では5,150円を支払わなければなりません。

もし、それぞれの試験で不合格となれば、再試験を受験することとなります。不合格となった際は免許証交付料の支払いは不要ですが、受験料および試験車使用料が再びかかるため、呼び名のとおり一発で合格しなければメリットは少ないでしょう。

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執筆者プロフィール
MOBY編集部
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新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

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