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運転免許(普通免許)の取得費用総まとめ!教習所・合宿免許の相場から安くする方法まで
目次
運転免許取得にかかる費用にはどんなものがある?
公認・指定教習所 | 届出自動車教習所 | 一発試験 | |
教習費用 | ◯ | ◯ | × |
仮免取得費用 | × | ◯* | ◯* |
本免本試験費用【技能】 | × | ◯* | ◯* |
本免本試験費用【筆記】 | ◯* | ◯* | ◯* |
取得時講習費用 または特定教習費用 | × | ◯* | ◯* |
本免許交付手数料 | ◯ | ◯ | ◯ |
*条件によっては試験・講習が免除される場合もある
教習費用
運転免許を取得するために教習所に通う際にかかる費用。取得する免許の種類はもちろん、教習所によっても料金が異なります。教習所を利用しない場合は、この費用はかかりません。
効果測定や仮免試験に落第してしまった場合は、補講や再試験が必要となります。その場合、追加コマ数分の教習費用がかかることがあります。
また、教習費用とは別に入学金がかかる教習所もあります。
仮免取得費用
仮免許交付のために受験する、技能および筆記試験にかかる費用。届出自動車教習所や独学(一発試験)の人は、運転免許センターでの試験となり、仮免試験費用および交付費用がかかります。
公認・指定教習所に通っている場合、教習費用に含まれていることが一般的で、仮免試験も教習所主導で行われます。
本免本試験費用
技能試験
運転免許センターで、本免許の技能試験を受ける際にかかる受験費用。指定自動車教習所を卒業した人は本免許の技能教習(=卒業検定)が完了しているため、技能試験は不要になります。
筆記試験
運転免許センターで、本免許の学科試験を受ける際にかかる受験費用。一般的に、一発試験に挑む人、教習所を卒業した人、両者が受けなければならない試験です。
取得時講習費用
一発試験合格者が、本免許試験に合格した後に受ける講習の費用です。
普通免許の場合、高速講習(2コマ)、危険予測講習(2コマ)、応急救護処置講習(3コマ)が必要です。そのため、運転免許の即日交付を希望する場合は、事前に特定教習を受講しておく必要があります。
本免許交付手数料
運転免許試験場での本免許試験に合格し、晴れて免許交付となった際に必要となる、手数料や印紙代です。
免許を取得する方法で最も安い方法は?
方法 | 難易度 | 教習 | 仮免 | 本免許 | その他 |
公認・指定教習所 | ★☆☆ | 20~35万円 | ←に 含まれる | 試験 1,750円 交付 2,050円 | – |
届出自動車教習所 | ★★☆ | 15~25万円 | 試験 4,400円 交付 1,100円 | 試験 3,800円 交付 2,050円 | 取得時講習 13,700円※ |
独学 (一発試験) | ★★★ | なし | 試験 4,400円 交付 1,100円 | 試験 3,800円 交付 2,050円 | 取得時講習 13,700円 |
表内の料金はすべて普通免許取得時のもの。都道府県によって異なるため、あくまで目安(表内は東京都を想定)
※特定届出教習所の場合、仮免許合格後に所定の5日間以上10時間以上の教習を受けた後、「特定教習」を受けておけば取得時講習が免除されます
最も安い方法は一発試験だが難易度は高い

教習費用がかからないため、独学での一発試験は最も安い方法といえます。しかし、運転未経験者が独学で試験に合格するのは難しいでしょう。
技能試験に向けて練習車・場所を用意しなければなりません。また、仮免許取得後に路上で練習を行う場合は、免許を持っている人を同乗させなければなりません。
以上のことから、運転未経験者かつ免許取得に協力してくれる人がいない場合は、一発試験はおすすめできません。
一発試験は免許失効者など運転経験者のためと考えよう
運転免許センターでの技能試験に運転未経験者がパスするのは難しいといえます。
一発試験は、他の免許をすでに持っている人や、免許をうっかり失効してしまった人のためのものと考えたほうがよいでしょう。
例えば、大型免許を持っている人が普通免許を取得する場合、運転免許センターでの学科試験が免除されます。すでに免許を持っているため、仮免試験も不要となり、本免の技能試験にパスすればよいことになります。
また、有効期限内での更新を忘れて免許が失効してしまった人は、6ヵ月以上1年以内なら仮免試験が免除されます。(6ヵ月以内であれば仮免試験と本免試験が免除)
届出教習所の場合、仮免試験も運転免許センターなので気をつけよう

届出教習所は、公認・指定教習所に比べて教習費用は安いですが、仮免試験を運転免許センターで受験しなければなりません。運転未経験者で自信がない人は公認・指定教習所を選ぶのがおすすめです。
また、届出教習所での教習を終えて本免試験に合格した後でも、取得時講習の受講が必要です。
ただし、特定届出教習所で受講できる「特定教習」が完了している人は、取得時講習が不要になります。
免許の即日交付を希望する場合は特定教習が必要
取得時講習を受けると、必要コマ数の関係上、免許の即日交付はできません。運転免許センターで技能・筆記試験に合格後、すぐに免許証が必要な場合、以下いずれかのフローが必要です。
- 特定届出教習所に入所し、本免試験までに特定教習を終了させておく
- 一発試験(本免試験)を受ける前に、特定届出教習所で受講できる特定教習を終了させておく
一般に、特定教習は取得時講習よりも費用が高く設定されています。費用を少しでも節約したい場合は、本免試験後のスケジュールに余裕をもたせ、取得時講習を受講しましょう。
運転未経験者は公認・指定教習所がおすすめ

教習費用がかさみますが、運転未経験者は公認・指定教習所がおすすめです。本免許の技能試験までは教習所に任せていれば、全ての工程が完了します。
特定教習・取得時講習の内容も教習所での授業内容に含まれていますので、別途料金や日程が必要になることはありません。
費用が高い分、一発合格を目標にしよう
公認・指定教習所を利用すると、他の方法よりも費用がかかります。さらに、仮免試験や卒業検定に落第してしまうと補講が必要となり、増えたコマ数の分だけ、追加費用が発生することも。
公認・指定教習所を利用する場合は、追加費用が発生しないよう、筆記試験や技能試験の一発合格を目指しましょう。特に、筆記試験はしっかり勉強するのがコツです。
免許の取得方法について詳しくはこちら
教習所通いと合宿免許の費用の目安|どちらが安い?

教習所通いで免許を取得する場合
教習所に通学して免許を取得する場合の目安は、教習所やプラン、入校時期(※)によって上下します。学生だと安くなるサービスがあるところも。
※繁忙期:2~3月と7月後半~8月、閑散期:4月後半~7月前半と10~11月
AT車の場合の総費用は、繁忙期であれば税込み30万~35万円、閑散期であれば20万~25万円が相場の目安です。
MT車の場合の総費用は、繁忙期であれば税込み32万~38万円、閑散期であれば22万~27万円が相場の目安です。
合宿免許で免許を取得する場合
合宿免許で免許を取得する場合でも、教習所やプラン、入校時期、宿泊施設によって上下します。以下の費用は教習費用+宿泊費用の合計です。学生だと安くなるサービスがある場合も。
AT車の場合の総費用は、繁忙期であれば税込み25万~35万円、閑散期であれば17万~22万円が相場の目安です。
MT車の場合の総費用は、繁忙期であれば税込み27万~37万円、閑散期であれば19万~24万円が相場の目安です。
教習所通いと合宿免許、どちらが安い?
上で示した総費用は、合宿免許の場合宿泊費用も含まれますので、相対的に見ると教習費用が安いのは合宿免許といえます。これは、最短で卒業できるスケジュールが組まれているため、通学よりも教習所を利用する期間が短くなるためです。
特に、閑散期である4月後半~7月前半と10~11月には、20万円を切るプランが販売されるケースも。
反対に、繁忙期である大学生の夏休み、春休みシーズンに利用するのであれば、通学と合宿の価格差はほとんどありません。
教習所通いは長期休みが取れない社会人向け
合宿免許は2~3週間ほどの連続した休みが必要なため、長期休みが取れない社会人の場合、教習所への通学となるでしょう。
教習所通いには、空き時間を有効に使える、自分の生活道路に近い環境で路上教習ができるなどのメリットもあります。
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- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...