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ウォッシャー液の入れ方と補充方法|ウォッシャータンクの洗浄・交換は必要?

ウォッシャー液の入れ方と補充方法

減った分だけ補充する

減った分だけ補充する方法が最も一般的で簡単に行えるやり方です。手順は次の通り。

  1. ボンネットを開ける
  2. ウォッシャータンクのフタを開ける
  3. ウォッシャー液を補充する

ウォッシャータンクのキャップには、フロントガラスに水をかけているようなマークがあるのですぐ分かります。

車 ウォッシャータンク
©tarou230/stock.adobe.com

ただし、エンジンルーム内にはウォッシャー液だけでなく、ブレーキフルードやクーラントなどの液体も入っているため間違わないように注意しましょう。

ブレーキフルードのリザーバータンクに誤って入れないよう注意!

特に、ウォッシャー液を補充しようとして、ブレーキフルードのリザーバータンクに間違って入れてしまったというトラブルが発生しているため、初めて補充する際には十分に注意しましょう。

ブレーキフルードのリザーバータンクは、フロントガラスの真下に固定されていることが多く、位置が近いからと間違って水を入れてしまうと危険です。ブレーキフルードは水溶性なので、水に溶ける性質があります。万が一水を入れてしまうと、フルードが水に溶けてしまい本来の機能を果たせなくなってしまいます。

ブレーキフルードは黄色い色をしています。よく確認すれば間違うことはないので、どこへ補充すればいいのかしっかりと確認しておくことをオススメします。

ウォッシャータンクを空にして補充する

ウォッシャー液の種類を変えたかったり、汚れを落としてから補充したいのであれば、一度ウォッシャータンクを空にする必要があります。

ウォッシャータンクを空にする方法は、次の二通り。

  • ウォッシャーホースを外して補充する
  • ウォッシャー液を出し切って補充する

簡単なのはウォッシャー液全てを出し切って行う方法です。ホースを外すということは、タンクの底にアクセスしなければなりません。場合によってはバンパーやフェンダーを外さなければならず、1人では難しい場合も考えられます。

ただし、、ウォッシャー液を出し切ってしまうと、逆にノズルにゴミが詰まってしまう可能性もあります。そのような場合、ホースかタンクを外しキレイに清掃を行い補充するようにしましょう。

補充方法は先ほどお伝えしたように、ウォッシャータンクのフタから入れる方法でOKです。

車の後ろにウォッシャータンクがあることも

気を付けなければいけないのは、リアにウォッシャータンクがある車種です。

例えば、スポーツカーのような排気量が大きくパワーのある車の場合、前後の重量バランスの関係で、リアにウォッシャータンクが取り付けられている場合もあります。トランク内にウォッシャータンクがある車種で補充するなら液をこぼさないよう注意が必要です。

ウォッシャータンクの位置は車によって違います。そのためウォッシャー液を補充する際は、どの場所へタンクがあるのかを事前に確認しておきましょう。

ウォッシャー液の補充はどこでお願いできる?

ガソリンスタンド
©littlewolf1989stock.adobe.com

ウォッシャー液の補充は、車の整備などを取り扱っている店舗であればどこでもお願いすることができます。ただし値段はバラバラで、同じ種類の店でも各店舗によって対応が違う場合があります。

ディーラー

ディーラーでは、一般的に点検時、ウォッシャー液を補充します。値段としては点検内容に組み込まれているので、別途で費用はかかりません。ただしディーラーで販売しているウォッシャー液を使いたいのであれば、液を購入する必要があります。

また、ウォッシャー液を補充してほしいと伝えれば、点検以外でも無料で補充を行ってくれるでしょう。もし気になるようであればひと言伝えてみてはどうでしょうか。

ガソリンスタンド

ガソリンスタンドでもウォッシャー液の補充を行っています。無料で行っている店舗から300円ほど金額が発生する店舗、店で販売しているウォッシャー液を購入してもらう店舗など店によってさまざまです。

また、大手のガソリンスタンドであれば、会員に入ればサービスしてくれる店舗もあります。

高くても500円程度なので、自分で補充するのがめんどくさいのであれば頼んでみてはどうでしょうか。

カー用品店

カー用品店はカー用品を販売している店舗なので、基本的に、店のウォッシャー液を購入してもらい補充するという店舗が大半です。しかしなかにはガソリンスタンドと同様に、会員に入れば補充サービスを行っている店舗もあります。

ウォッシャー液やタンクに不具合があると車検に通らない?

ウォッシャー液
©otoduets/stock.adobe.com

ウォッシャー液の噴霧状態は車検時に確認される項目です。つまり、ウォッシャー液がフロントガラスに正常に噴霧できていなければ、車検で落とされてしまう可能性があるということです。

前方の視界がしっかりと見えていないと、事故を起こす危険性があります。そのため、車検時にウォッシャー液の噴霧状態やワイパーの拭き取り具合を確認するのです。

また、タンクが割れていればウォッシャー液を溜めることができないので、こちらの場合も車検には通りません。

日ごろウォッシャー液を使わないという方は、知らない内にノズルが詰まり、水が出ないこともよくあります。また、自分でワックスがけを行なった際、ノズルにワックスが付着し水の出が悪くなることも少なくありません。

たまには水を出してノズルのつまりや液の量、タンクの損傷がないかを確認しておきましょう。

ウォッシャー液が出ない場合は?

ウォッシャー液が出ない、最も可能性の高い原因はウォッシャーノズルの詰まりです。

ウォータータンク内に水垢が発生し、その汚れがノズルに詰まってしまうと水が出づらくなります。そのような場合、清掃が必要です。

簡単に行えるのは、ノズルに細い棒状の物を挿し込むという方法です。しかしウォッシャーノズルはかなり細く、丁度よいものはなかなか見つかりません。

もし手頃な棒がなければ、ウォッシャーノズルを清掃、調整するための専用工具を使用してみてはどうでしょうか。

古い車はウォッシャーノズルが詰まるというトラブルに加え、ウォッシャーノズルの向きが変わり、フロントガラスにあたらないということも少なくありません。こちらの商品を使えば清掃、調整どちらも行うことができオススメです。

注意することは、無理やり挿し込まないという点。無理に挿し込んでしまうと、ホースを傷つけてしまうかもしれないからです。角度が適切であれば、スッと入っていくので調節しながら清掃を行いましょう。

また、ウォッシャー液が出ない理由は、ノズルのつまりだけではありません。その他にも考えられる原因はあります。こちらの記事で原因や確認方法を紹介しています。

リアワイパーを取り外しているなら後ろは不要

フロントにはウォッシャー液の噴霧状態や、ワイパーの拭き取り具合の保安基準を設けていますが、リアにはありません。そのため、リアのウォッシャー液が詰まっていても車検には通ります。

また、車種によってはリアワイパーがはじめから付いていないものや、リアワイパーは使わないからと取り外している車もあります。

使わないワイパーは汚れの元ですし、ワイパーが破れた状態で動かしてしまうと、ガラスを傷つけてしまう恐れもあるのです。もしほとんどリアワイパーを使わないのであれば、取り外してみるのもいいかもしれません。

執筆者プロフィール
山北吏(つかさ)
山北吏(つかさ)
1989年生まれ。現役整備士(整備士3級)webライター。webライター歴は1年半。愛車はインプレッサ(GH8)。車に乗るなら絶対MT!実家が田舎だったこともあり山道は得意!整備士として働き始め3年目。前職は輸入業...

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