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女一人の車中泊!女性バンライファーが危険を回避するために気を付けている5つのこと
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
私は1年の約半分を車で旅する女性バンライファー。
誰もが目を引く美女……ではないものの、女一人で車中泊をするというのは様々な危険が伴います。
しかし、私は去年からこの生活を続けていますが、実際に危険な目に合ったことは一度もありません。
そこで今回は、私が女一人で車中泊をするにあたり、気を付けている5つのことを紹介したいと思います。
おすすめの防犯グッズなども紹介しますので、車中泊を考えている女性の参考になれば嬉しいです。
車中泊に潜む危険とは
2022年2月、滋賀県にあるコンビニの駐車場で、仮眠していた女性をわいせつ目的で狙った事件が起きました。
このとき、車は無施錠だったようです。
また、少し前にはなりますが、2012年には高速のSAで同じく無施錠のまま車で仮眠している女性を狙った事件が起きています。
この犯人は、他にも19歳や28歳など様々な年齢の女性を狙っていたようです。
ウインドーをノックして女性ナンパし、信じ込ませたところで犯行に移すといった手口もあったそう。
2012年のニュースでは、車中泊の流行に伴い、女性の一人旅を狙ったSA内のわいせつ被害が急増しているとの記載がありました。
女性を狙った事件は、10年も前から問題になっているのです。
車を狙った事件といえば車上荒らしを想像しますが、車中泊の場合、車の中に人がいることを前提とした事件が起きるのが怖い点です。
しっかり対策を行い、危険な目に合わないようにしましょう。
大前提!絶対に鍵をかけること
気を付けている5つのことを紹介する前に、大前提としてお伝えしたいのが、車内にいるとき・いないときどちらの状態でも必ず鍵をかけることです!
先の見出しで紹介した事件は、無施錠または、運転手自らが犯人を車内に招いてしまったことで起きています。
見知らぬ人を車に入れない。
そして、必ず鍵をかける。
この2つは徹底しましょう。
私の車は自動ロック機能がない古い車なので、自分で任意のドアを施錠・開錠していますが、自動ロックとなるとついつい忘れてしまうかもしれません。
特に、就寝時は鍵がすべて閉まっていることを必ず確認するようにしましょう。
危険を回避するために気を付けている5つのこと
車中泊する場所に気を付ける
車中泊スポット、仮眠スポットは、SA・PAをはじめ、道の駅、RVパーク、キャンプ場、公園、パーキングなどがあります。
この中で私は、公園と道にあるパーキングは使用しません。
理由は、他の利用者が少ない場合や周囲の道路に人気がない場合が多いからです。
SAや道の駅は他に利用客がいることも多く、RVパークやキャンプ場は基本予約が必要で、身元の分かる人が宿泊しているため、比較的安心して車中泊を行えます。
さらに、私は車を停める場所にもこだわりがあり、できるだけ明るく、目立つ場所を選んでいます。
端の方や暗い場所に停めることはありません。
目立つ場所に停めることで、車上荒らしを含む犯罪の確立を下げるようにしましょう。
ちなみに、どうしても周囲が暗い、目立ちにくい場所に停めなければいけない場合は、後部座席のドアにセンサーライトを設置しています。
人が通るとピカッと光るので、防犯対策におすすめです。
写真の商品は100円ショップで購入できます。
睡眠時は中が完全に見えないようにする
私は車中泊時、車の中が見えないようにしています。
運転席と後部座席の間にカーテンなどはないので、運転席の窓もサンシェードで覆い、どこから見ても車内が見えない状態です。
これは、女性なのか男性なのかを外から確認させないこと、車の中に置いてあるもの(財布はもちろん、パソコンや小銭など)を見せないために行っています。
トイレに行く際に、私が女性であることを確認できるとは思いますが、私が一人なのか誰かと一緒にいるのかは車を覗かないとわかりません。
私は自作のサンシェードを使っていますが、上の写真のように簡単なカーテンで覆うこともできます。
手軽さを重視する方はチェックしてみてください。
■楽らくカーテンマグネット
マグネットで簡単に取り付けられる。
サイズも豊富なので、自分の車にぴったりなものを選びやすい。
SNSに特定される情報をのせない
私はTwitterとInstagram、ブログに車中泊の日常をのせることがあります。
車中泊アカウントとして使っているので、車の外観はのせていますが、私の顔、車のナンバーはのせていません。
また、投稿では車中泊する場所を特定されないように気を付けています。
私の車は自分で色を塗ったオリジナルなので、他に乗っている方がおらず、車を見つけたら私の物だと確定できてしまいます。
そのため、絶対に車中泊する場所が特定される情報はのせません。
Instagramではストーリーズを使って日常を更新していますが、その投稿は2~3日ずらしており、現在いる場所を特定できないようにしています。
女性・男性限らず、実際に会いに来てしまう方は一定数いるので、SNSの投稿は細心の注意を払って行いましょう。
枕元に防犯グッズを用意しておく
私が用意している防犯グッズは、小学生などが持ち歩く防犯ブザーです。
車中泊旅を行うにあたり、両親が買ってくれたものを使用しています。
幸い、まだ使用したことはありませんが、いつ危険な目に合うかわからないので、常に寝ている場所から手が届く位置に用意しています。
また、スマホも大切な防犯グッズです。
いざというときに連絡が取れるよう、睡眠時は常に枕元に置いておきましょう。
なお、ほかにも催涙スプレーやスタンガンなどの防犯グッズがありますが、正当な理由なく持ち歩く(車内も同様)と軽犯罪に当たる場合があるので注意してください。
おすすめの防犯ブザー
■防犯ブザー 黒
黒の落ち着いたデザインが特徴!紐式じゃないので、抜いたら挿すまでブザーが止まらないのもポイントです。
■アスカ 防犯ブザー ショコラ
そのまま置いていても目立ちにくい。かわいらしいデザインを探している方におすすめです。
車の出入り時は周囲を確認する
車を出入りするとき、私は必ず周囲をチェックしています。
誰かが突然、車の中に押し込んできたり、侵入してきたりしたら対応できないからです。
女性を狙った事件の中には、勝手に犯人が車内に侵入した事件もあります。
ドアが開いたときは相手にとって絶好のチャンスになるので、注意して乗り降りを行いましょう。
気を付けるポイントを抑えて車中泊を楽しもう
危険を回避するために気を付けていることとして、
車中泊する場所に気を付ける
睡眠時は中が完全に見えないようにする
SNSに特定される情報をのせない
枕元に防犯グッズを用意しておく
車の出入り時は周囲を確認する
以上の5つを紹介しました。
1年以上、危険な目に合っていないのは、もしかしたら偶然かもしれません。
いくら防犯対策を強化したり、気を付けたりしても、怖い目に合ってしまう可能性は常にあります。
私は女性なので女性向けとして記事を書きましたが、もちろん、男性も同様に被害に合わないとは言えません。
被害が出てから、後悔しても遅いです。
車中泊に出掛ける際は、防犯対策を万全にしてから出発しましょう。
ライター:きなこ
キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信!
- 執筆者プロフィール
- 車旅情報Webマガジン「DRIMO」
- キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジンです(https://news.drimo.jp/)。実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるラ...