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車中泊で日本一周中!90日以上連泊してわかった車中泊のここがNG!

キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です


DIYした車中泊用ライトエースで車中泊しながら日本一周中です。

これまでに7都道府県を巡って計90日以上連泊しました。

もちろん楽しいことおもしろいことがたくさんあったので今まで続けてこられたと思っています。

しかし、いつもいつも快適でラクラクな車旅かと問われれば、答えはNOです。

本記事では、車中泊を続けていてこれは困った、イヤだったという事柄について、具体的な経験を紹介しながら、どうイヤだったか、解決方法や対処方法としてどういう行動を取ったかをお話したいと思います。

【車中泊で日本一周】私の4大NGは悪天候・車中飯・駐車場・トイレ!

私の場合、「悪天候」「車中飯」「駐車場」「トイレ」が4大NG事項です。

人には得手・不得手があるので全ての人にとってNGとは限らないですが、もし共感できる部分があればうれしく思います。

車中泊旅は不便とどう付き合っていくかがポイント。

NGがいくつかあるから車中泊を続けられないなんてことはありませんが、少しでも上手にイヤなことや困ることと付き合っていければ、それに越したことはないですよね。

それでは、私の4大NG事項について、つきあい方や対処方法を紹介していきましょう。

【車中泊で日本一周】NGその① 悪天候との付き合い方!

私は今年の6月中旬から3カ月ほど車中泊をしてきました。

その中で最も困ったのは強い雨の日です。

確か山形の寒河江での夜だったと思います。

その日の夜、天気予報の気温は24℃、車内の温度計は27℃を指していました。

私は外の予想気温が22℃以上で無風の場合、リアハッチにマグネット式の虫除けバグネットを貼り、ハッチが半開きで止まるようにボーンバー(リアゲートにあるフックに引っ掛けてバックドアを少し開けたままにする金具)を使います。

両サイドのスライドドアには網戸を装着しているので、リアハッチを含め三方向から風が通るようになります。

この状態で小型の首振り扇風機を使用すれば快適に眠れます

その日は23:00頃に就寝。

夜明け前のまだ薄暗い時にザッーという音で目覚めると、リアハッチに装着したバグネット(虫よけネット)がびしゃびしゃになっているのに気づきました。

どうやらゲリラ豪雨のようです。

慌ててボーンバーとバグネットを外して、車内に戻りましたが服は濡れて、頭から足までずぶ濡れ。

また車内の場合、濡れた衣服と拭いたタオル、それに濡れたバグネットを十分に干せません。

しかもリアハッチを閉めて、網戸は雨が入らないように2〜3cmだけ開けた状態にすると車内の空気がよどんで、外気温が22℃前後でも暑くて寝苦しいです。

湿度計を見ると湿度92%を指していました。

結局、雨音と蒸し暑さでイライラしながら朝を迎えることになり、少々不機嫌な1日の始まりとなったのを覚えています。

その後、同じ山形県の三川町というところでの車中泊でも似たようなことが起こり、それを境に雨を警戒するようになりました。

日常生活ではたまの雨は風情があっていいねと言える年代になりましたが、私の車中泊旅においてはネガティブな面しかありません。

衣服やバグネットが濡れたり、車内が蒸し暑かったりするだけでなく、就寝時に雨が車の屋根にに当たるとうるさいですし、トイレや買い出しに外に出るのも億劫になります。

雨が降るのを止めることはできないので、避けるのであれば雨が降ってない場所に行くのが一番の解決方法です。

私はこの山形の経験から、毎朝天気予報を確認するようになりました。

おかげで北海道に渡ってからは、丸一日雨に見舞われたのは2カ月滞在中2日間のみ。

四国や沖縄のように狭い地域では雨の降っていない所を選ぶといっても難しいかもしれませんが、北海道、本州、九州なら可能だと思います。

また、天気予報は1つのサイトではなく、複数のサイトを見て行き先を検討します。

今まで幾つかのサイトを利用しましたが、現在はYahoo!天気とウェザーニュースを見ることが多いです。

【車中泊で日本一周】NGその② 車中泊飯の注意点とは

車中泊飯は100%NGではありませんが、不満を感じることもあります。

新潟県南魚沼のスーパーで鰯の生姜煮に半額シールが貼られていました。

迷わず購入して小さい鍋で温め、雪男という名の地酒と共に楽しむことにしました。

スーパーに電子レンジがあったのですが、熱々を食べたいので車に戻ってから小さい鍋で温めることに。

出発地の富山から新潟までの道中で、火を通す食事をしたことがなく、この鰯の生姜煮が初めてでした。

夜はお酒も飲んでいたのでたいして気にならなかったのですが、翌朝目覚めと共に魚の匂いが・・・・・・。

少々嫌な気分で目覚め、とりあえず臭い消しスプレーを3プッシュほどして換気しましたが、それでも丸一日魚の臭いは消えなかったです

それともうひとつ、車内での調理後に困った経験があります。

北海道紋別の漁港で釣りをしていた夫婦からチカという地魚をもらった時は天ぷらをしたのですが、このときは魚の匂いと油の匂い、それと飛び散った油の掃除が大変で、以降の旅では揚げ物も避けるようになりました。

魚を調理するとどうしても車内に匂いがこもり、翌日、場合によっては翌々日まで残ってしまいます。

この時から魚介類を含む匂いが強いものや、油を多く使う揚げ物などは避けるように。

代わりにそば・うどん、サンドウィッチや野菜系のメニューが増えました。

上記メニューは油が少なく、ペーパータオルで十分きれいに拭き取れるので、皿洗いの必要がありません。

合わせてサランラップも上手に使えば洗い物を出さずに旅ができます。

また、後々気づいたのですが油の摂取量が大幅に減ったので体重が83kgから75kgまで減りました。

思わぬところでダイエットが出来たのでうれしかったです。

ただ、魚介類も揚げ物も欲しくなる時があるので、その時は我慢せずにスーパーの惣菜を購入します。

ただ、ある意味油欠乏状態で惣菜コーナーを歩くので、必要以上に買ってしまい後悔することもありました。

食材はだいたい地元のスーパーと直売所で手に入れることが多く、保存はクーラーボックスを使用しています。

車載冷蔵庫を購入するか悩みましたが、常に電気の消費量を気にしなければならないことを考えると、今のところクーラーボックスでいいと考えています。

【車中泊で日本一周】NGその③ 駐車&就寝場所で気をつけたいこと!

私は車中泊スポットに到着したら、まず地面がフラットかどうかと大型車専用の駐車スペースがどこにあるかを確認します。

車中泊スタート時はたまたまフラットな場所で寝ることが多く意識しませんでしたが、とある道の駅で車中泊したときに頭が重く、なんとなく胃液と昨夜食べたものが逆流しているような感じになり夜中に幾度か目覚めました。

朝になり少し頭が痛く呑み過ぎかなと思いましたが、歯磨きをしに外に出ると少し駐車場が傾いているのに気付きました。

きのうは到着も夜だったし、寝る前にお酒も嗜んだので分かりませんでしたが、どうやら頭が下向きになるように寝ていたみたいです。

きっと体内の色々なものが上半身に集まり、そのせいか珍しく頭痛にもなって、気分の悪い朝を迎えたのだと思います。

この時から到着時には必ずそこがフラットかどうかを確認し、どうしてもフラットな場所が確保できない時は頭が上になるように寝られる場所を探します

次に駐車場では大型車専用パーキングの場所を確認します。

これは、深夜にエンジンを切らないトラックの人がたまにいて、うるさいのでそのそばで寝たくないからです。

エンジンを切らないのにはいくつか理由があって冷蔵・冷凍トラックの場合や、仮眠などではなく深夜の運搬中に一時的に休憩で駐車しているケース。

これらは短時間ですが、たまにいるエンジンを掛けっぱなしで何時間も駐車しているトラックのそばに止めてしまったりすると、もうその夜は眠れません。

なので私はなるべく、大型車専用パーキングからは離れた場所を選んで駐車するようにしています。

その他にも大きな国道沿い付近やトイレの近くは避けたほうが良いでしょう

トイレの近くは一見便利そうですが、車自体の防音が脆弱(ぜいじゃく)なのでトイレに入りする人の声や足音がダイレクトに響きます。

雨風がひどい時やトイレにひんぱんに行く方には近いほうがよいと思いますが、私のように睡眠重視で音に敏感な方にはおすすめしません

このように可能な限り静かな場所を探しますが、車旅の道中、耳栓があると安心です。

ただ、騒音が少ない場所を探すのにも慣れてきたせいか、最近は耳栓を使用する頻度が少なくなったと思います。

就寝時に音に敏感であったり、眠りが浅かったりする人は、車中泊場所での静かなスペースの確保が重要ですね。

【車中泊で日本一周】NGその④ トイレには思わぬ危険が?

日本の公衆トイレは世界でナンバーワンだと思います。

ですが、今まで3カ月旅をしていくつか残念な思いもしたので紹介します。

最近は新型コロナの影響か個室のトイレ内に「フタを閉めて流して下さい」と注意書きが貼ってあるところが多いです。

もちろんトイレに入るとフタが閉じてあるので便器の中は確認できません。

汚い話になりますが、さあ、用を足そうとフタを開けると幾度か残念な光景が水面に広がりました。

その時の絶望感は正直言葉にはできません。

それからというもの、フタが閉じているトイレに出会った時は必ず流してから、恐る恐るフタを開けるようにしています。

水の節約という観点からするとよくないのですが、あの光景を思い出すとごめんなさいという思いとともに、レバーを押すことしか今の自分にはできません。

また、令和になってもまだまだ和式のトイレがたくさんあります。

道の駅や公共の施設にも多数残っており、朝方は掃除の方がきれいに磨いてくれているのでピカピカです。

私は世代的に和式全盛の頃に育ったので使用方法は十分理解しています。

ただそれでも、和式を使う人が下手になったのか、洋式に慣れすぎて和式を使う時に足に力が入らないのか、何度か便器まわりが想像を超える使用後になっていたことがありました。

このようなトイレを見かけると、少なくとも自分は清掃の方々に感謝し、キレイに利用したいなと強く思います。

最後に、一部の公園などで「トイレットペーパーはありません」の貼り紙を見かけました。

私が旅した中では2カ所ほどでしたが、今後はもっと増えそうです。

道の駅でも、場所によってはトイレットペーパーの設置を廃止しようと検討しているところもあるようです。

その理由はトイレットペーパーの盗難です。

購入しても12ロールで350円〜500円くらいで手に入るはず。

日本のトイレは世界一、だけどこのままだと出掛ける際に常にトイレットペーパーを持ち歩くことになるかもしれません。

あとがき

私の日本一周車中泊の旅は富山県からスタートして、これまでに47都道府県のうち1道6県を巡りました。

先はまだまだ長いです。

今は免許更新と車検のために一時的に富山へ戻っています。

これを言うと元も子もないのですが、自宅での生活はラクでいいですね。

毎日、我慢していた料理を食べまくっているので、現在リバウンド中。

今回の3カ月の旅でいくつか不要と思うものがあったり、逆にあったらよかったなと思うものもあったりしたので持ち物を入れ替える予定です。

4回目のワクチン接種や各種税金などの手続きもあるので出発はもう少し後になりそうです。

これからの車中泊旅は紅葉が見頃になるので再出発を楽しみにしています。

ライター:Kazzz

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執筆者プロフィール
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