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後付け可能?!軽自動車にも無理なく装着可能な超小型エアコン!!One Cool21の実態とは

キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です


9月に入り、さすがに多少秋めいてきた今日このごろ。

とはいえ、今年の夏も尋常ではない暑さだった。

よほどの高地や北海道にでも行かない限り、もはや車中泊にエアコンは必須といっても過言ではないだろう。

風通しと良くしようと窓を開ければ防犯上の心配もあるし、家にいても就寝中の熱中症が増えている、とも聞く。

現在のキャンピングカー停泊時のエアコン

さて現在、キャンピングカーの停泊時用エアコンの主流は「家庭用エアコン」である。

日本製の家庭用エアコンは省エネ性能に優れ、RVパークなど電源がある場所はもちろん、DC/ACインバーターでも動作できる。

が、いかに有能とはいえ、あくまでも家庭用の製品である。

室内機・室外機共にそれなりのボリュームがあるし、そもそも車載用ではないので「車に組み込む」ことなど想定されていない。

つまり、キャンピングカーに設置するには、それなりのスペースも工夫も必要なのである。

停泊時エアコンにはもうひとつある。

いわゆるサブバッテリーで作動する12Vエアコンである。

こちらは車載用なので、家庭用に比べれば小型。

室外機設置の自由度も高いというメリットがある。

家庭用せよ車載用にせよ、共通して言えることがある。

これらのエアコンを搭載するには、バンコンであれキャブコン・バスコンであれ、ある程度スペースに余裕のある車両に限られる、ということだ。

人気の軽キャンピングカーやコンパクトカーベースのバンコンには、室外機・室内機に割くだけの十分なスペースがない。

まして空間そのものが小さいだけに、エアコンの能力がオーバースペックになることもある。

そんな従来のジレンマを解決する商品が登場した。

ステージ21から発売されたOne Cool21は、同社の軽ベースバンコンにも無理なく装着できる製品なのだ。

One Cool21は軽自動車でも問題ない?!

One Cool21はDC12Vで作動する車載用エアコンである。

お披露目は今年7月に東京ビックサイトにて開催された東京キャンピングカーショーだった。

ステージ21社のブースに展示されていた、リゾートデュオ バスキング(ダイハツ・アトレーベース)に装着されていたのである。

これまでもDC12V車載用エアコンはいくつかあったが、家庭用エアコンよりは小さいものの、軽自動車等に装備するのは難しいサイズだった。

今回のOne Cool21は、室内機・室外機共に、従来製品よりも一回りコンパクト

室内機は46×32×16cmとA3サイズほど、室外機もダイハツ・アトレーの床下にきれいに収められていた。

One Cool21のパワーと電源は?

コンパクトなのはありがたいが、気になるのはパワーだろう。

直球で質問を投げかけてみたが、能力的にはコンパクトバンコン程度のサイズまでなら対応できるとのこと。

稼働時間は標準的な100Ah程度のディープサイクルバッテリー使用で全開運転した場合でも3時間ほど連続運転が可能だという。

さて、気になるのが電源だ。最近はポータブル電源を併用しているユーザーも多いと思うが、残念ながらポータブル電源の12V出力は10A程度。

One Cool21を駆動するには能力不足である。

「それじゃ使えない」とあきらめるのは早い。

多少効率は落ちるが、AC/DCコンバーターを介することでポータブル電源を活用することも可能だという。

(同製品はDC12Vでしか稼働しない。ポータブル電源からの12V出力は10A程度だが、AC出力は1500W程度あるのでAC/DCコンバータを通してDC12Vに変換する)

フックアップ(外部電源の供給)なしでは、フル稼働で3時間

そう聞くと「短い」と思われるかもしれない。

だが、夜は電源付きのキャンプサイトやRVパークを利用するのであれば、昼間の一番暑い時間に集中して使うことも考えられる。

夜間、外部電源なしで使う場合は、フル稼働ではなくゆるやかな運転で朝まで持たせることもできるだろう。

また、同製品に限らず、車載エアコンを上手に使うにはコツがある。

エアコンは温まってしまった室内を冷やすとき、一番パワーを必要とする。

そのため、まずはエアコン運転前になるべく車内を「あたためない」工夫が大切なのだ。

できるだけ限りカーエアコンを活用して、停泊寸前まで車内を冷やす。

エンジンを止めたら、すぐにカーテンや断熱シェードを使って、室内温度が上昇するのを防ごう。

些細なことかもしれないが、それだけでも車載エアコンにかかる負荷はかなり減らせる。

より一層快適に使えるはずだ。

既存車両にも対応可能!

なお、ステージ21では車持ち込みでの「後付」サービスも行っているとのこと。

新車注文時にしか取り付けられなかったり、自社製品にしか対応しないビルダーが多い中、持ち込み車両に対応してくれるのは大きなメリットと言えるだろう。

軽だからエアコンは無理というのは、もはや過去の話。車が小さいからと車載エアコンを諦めていた人も、来年の夏に向けて検討してみてはいかがだろうか。

ライター:渡部 竜生

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