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大型犬もバンコンで車中泊できるか、小中型犬までか?実際に乗せて比較してみた!
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
最近は、キャンピングカーでペットと一緒に旅をされる方をたくさん見ます。
私もそんな旅人の一人です。
そして、これからキャンピングカーで一緒にペットと車旅を楽しみたいという人もきっと多いはず。
でもまだキャンピングカーを持っていないから「自分の愛犬を快適にキャンピングカーに乗せられるかどうかわからない」と思っている人もいると思います。
私の知人のダンスの先生もキャンピングカーで愛犬と過ごしたいけれど、本当に乗せられるのか、愛犬と楽しく過ごせるのか不安と言っていました。
そこで実際に、ダンスの先生の愛犬ラブラドール・レトリバーを私のバンコンに乗せて体験してもらいました。
こういうのも試乗というのでしょうか。
私が柴犬2匹を乗せる場合と比較しつつ紹介。
ペット、特に犬と一緒にキャンピングカーでの車中泊を始めたいという方の目安になればと思います。
目次
大型犬と一緒に車旅はできるか
愛犬と一緒の車旅、私の場合は柴犬2匹。
購入7年目の日産NV350キャラバンをベースにした「GT NV350 CARAVAN(以下GT)」に乗って、あれこれ自分なりに工夫して、快適に車旅をしています。
柴犬は小型~中型犬。
しかし、知人のダンスの先生(以下先生)の犬は、大型犬のラブラドール・レトリバー。
名前はバディ、8歳の雄です。
先生の家族は旦那様とバディ。
家族で、愛犬と泊まれる宿やキャンプなどどこにでも行きます。
ただ、今の愛車がプリウスなので、荷物を満載すると、バディにとっては窮屈なようです。
そんな先生一家の願いは、もう少し大きな車でゆったりと旅をしたい。
中でもキャンピングカーは憧れだと言います。
我が家のGTで、バディと柴犬2匹を乗せて比較してみた
先生はキャピングカーについての知識があまりないようだったので、我が家のGTに「バディと一緒に乗ってみれば、狭くないか乗り降りに支障がないかが分かる」と提案。
それで、バディをGTに乗せた場合と私の柴犬2匹(雄の太郎、雌のこみつ)が乗った感じと比較してみることにしました。
〇乗車構成
大人2人+
太 郎:5歳、体長45cm、体重12kg、体高40cm
こみつ:2歳、体長35cm、体重8kg、体高30cm
大人2人+
バディ:8歳、体長100cm、体重35kg、体高60cm
※体長は、胸からお尻までなので、頭と尻尾の部分を入れたのが実際の大きさです。
〇乗降の様子
・太郎とこみつ
太郎は自分で乗降。
こみつは私が「だっこ」で抱えて乗降します。
「だっこ」は急いで移動するときや、大きな段差を超えるときなど、よくしています。
しかし、体重が重いと「だっこ」は力が要りますし、私の場合は10kgくらいまでなら大丈夫。
ですが大型犬だと気軽に「だっこ」はできません。
・バディ
バディは大人しく、車に慣れていることもあって環境が変わってもパニックになることもなく、出入口のステップに若干モタツキましたがほぼ順調に自力で乗降できました。
日中や走行時の居場所
・太郎とこみつ
ソファーベッドを半分フラットにすればスペースに余裕があるので、走行中でも何時でも体を入れ替えることもできます。
その分、自由にでき過ぎることもあるので、車内を徘徊しないようにリードを装着しています。
・バディ
大きな体ですが、1頭であればソファーベッドを半分フラットにすれば十分なスペースを確保することができました。
プリウスの後部座席に比べれば、フラットなだけでも快適だと思います。
就寝場所
・太郎と太郎とこみつ
後部にケージを積み2匹が別々に就寝するスペースを確保しています。
体調が悪いときに隔離できるし、多頭飼の場合は寝床が個別にあると便利。
・バディ
やはり体が大きいので、後部のケージを外さなければ寝床を作れません。
でも、マットなどを床に敷くことで就寝スペースを確保できそうです。
バディをGTに乗せてみた感想
乗車はすんなり。
ソファーベッドに乗れて概ね2匹の柴犬と同じようにGTで過ごせると思いました。
プリウスのリアドアに比べればGTは開口幅も大きく、飛び乗って着地するスペースもあります。
特に手伝うこともなくスムーズに乗車降車ができるのは、飼い主の負担にならず助かる点です。
日中や走行時の居場所についても問題はなく、むしろ身体が大きいことで余分な空間がないので、包まれていることで安心感もあるように見えました。
ここまでは、快適に過ごせると思える点です。
そんなバディの乗車体験ですが、超快適に過ごしている2匹の柴犬との違いもありました。
出入口の段差は、自力で乗れる体力があるうちはいいのですが、将来的に介助が必要になったらどうだろうと少し不安も残ります。
大きくて体重のあるバディは8歳で、もうシニア犬と言ってもいい年齢。
もちろん「だっこ」は無理です。
これからのことを考えれば、介助がしやすいキャンピングカーがいいと感じました。
大型犬との車中泊旅。GTのようなバンコンがいいと思う理由
乗ってしまえば柴犬2匹と同じように過ごせそうなのはわかりました。
しかし、それは現在の体力が維持できたらの話になります。
大型犬のバディの今後のことを考えて推せるのは、やはり私のバンコン・GTのような室内レイアウトのキャンピングカーだと感じます。
介助することに焦点を当ててみても、GTは使い勝手のいいと言える特徴があります。
リアハッチドアを出入口にすることが可能
もし、介助が必要になった場合でもドアが大きく開口することで、介助し易いでしょう。
スロープを設置することもできます。
旅行に一緒に行くことだけではなく、日常の移動手段にも使い勝手が良い構造をしていると思います。
多くの駐車場が横に並ぶことが多いなか、リアハッチドアが開口する構造であれば、隣の車に邪魔になることなく、乗降が可能です。
また、スライドドアとリアハッチドアが大きく開くことは大きなメリットです。
元が商用バンなので作業性が良いつくりになっているのは当り前ですが、それがキャンピングカーになっても人やペットの乗降にも優しい環境を提供しています。
スライドドアからリアハッチドアまで、ウオークスルー
私のGTはスライドドアからリアハッチドアまで、ウォークスルーになっています。
車内で介助するにはスペースが必要ですが、キャンピングカーが広いと言っても、介助者が自由に動けるほどではありません。
ですが、通路が一本道になっているだけで、作業性は格段に上がります。
例えば、車内で介助の必要な犬を移動させるのにも前後どちらからでも手を出すことができます。
愛犬をキャンピングカーに乗せるのであれば、将来のことまで考えてウオークスルーの室内レイアウトのモデルがおすすめです。
漠然とした憧れから、一歩前進
これまで先生はキャンピングカーを単なる憧れの対象として見ていました。
それが、今回の乗車体験で視界が開けたようだと言います。
そして、思いはさらに膨らんだとか。
●先生自身が運転することや、駐車場のことも考えるとバンコンがベストな選択であること。
●愛犬バディに介助が必要になったとき、バンコンは乗り降りさせやすくどこにでも一緒に行けること。
ますますキャンピングカーが欲しくなったそうです。
でも、今回の乗車体験でキャンピングカーは、「普通車とは違うことがたくさんある」ことも知ったと言っていました。
そして、もっともっとキャンピングカーのことを知りたくなったそうです。
キャンピングカー1台だけで普段使いもできるのか。
購入費用、維持費などなど、今後もドックランで会ったらキャンピングカーのことを聞きたいと言ってくれました。
ライター:kenjii
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