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子供と愛犬連れキャンピングカーオーナー必見!車中泊でのあるある失敗談とその対策
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
車中泊は宿泊費を節約しながら手軽にアウトドア気分を味わえるので、何かとお金や制限がかかる子供や愛犬連れの方におすすめな楽しみ方です。
しかしソロや夫婦のみでの車中泊に比べると難易度は上がりやすく、車中泊歴10年目の筆者でさえも苦労することが多々ありました。
そこで今回は、子供や愛犬連れで車中泊をする我が家の失敗談とその対策方法をご紹介していきたいと思います。
これから家族で車中泊を楽しもうと考えている方はぜひ参考にしてみてくださいね!
車中泊場所選び失敗
走り屋が集まるスポットだった…
子供連れでの車中泊は、トラブルや危険を回避するためにも「安全な場所」に駐車することが重要なポイントです。
筆者自身も「今日は車中泊をする!」と事前に決めていれば、子供連れでも安心できるスポットを事前に検索するようにしています。
しかし時には帰宅途中で眠気に襲われ、予定外の場所で仮眠を取ることも多々ありますが、その際によく利用するのが道の駅や高速道路のサービスエリアやパーキングです。
24時間無料で利用できるので、ちょっとした仮眠であれば便利なスポットですが、場所によっては走り屋が集まる場所になっていることもあり、実際に筆者も騒音や迷惑行為に悩まされたことがありました。
それ以降は旅行先の地域から自宅までの道のりの中で走り屋のスポットがあるかどうかだけでも事前に調べ、その周囲はできるだけ最初から走行しないように心がけトラブルを回避するようにしています。
愛犬が楽しめるスポットがなかった…
愛犬連れでの車中泊は「ペット連れOK」かどうか事前に確認しておくことが大切ですが、施設によっては愛犬連れでの車中泊はOKでも、併設した施設への立ち入りや車の外に出すことは禁止しているケースもあります。
筆者自身も愛犬との車中泊を始めた当初、「ペットOK」の表示しか確認していなかったことが原因で、車中泊スポットに訪れると愛犬が楽しめる場所が周囲に全くなかった…なんてこともありました。
せっかく愛犬と楽しむつもりで訪れた場所だったのに散歩すらできないと後から知ったときは大後悔…。
周囲にあった公園も「犬の散歩はNG」の看板があったので、結局車中泊中のほとんどを狭い車内で過ごす羽目になってしまいました。
慣れない環境での車旅は愛犬にとってもストレスがかかりやすいので、愛犬連れで車中泊をする際は「愛犬を連れて散歩できる場所やドッグランが周囲にあるか」なども事前に調べておくことがおすすめです!
駐車スポットに傾斜があり熟睡できなかった…
車旅の疲れをとるためにも、車中泊で熟睡できるかどうかは大切なポイントです。
しかし車中泊で代表的な道の駅やオートキャンプ場(フリーサイト)の中には駐車スペースが傾いていることが多々あり、寝づらさを感じるケースがあります。
一目で分かるほどの傾斜であれば事前に避けられますが、傾斜がないスポットは他の車中泊者にとっても狙い目となるので、早い者勝ち順で埋まってしまいます。
車中泊歴の長い筆者は「まぁ一晩なら大丈夫だろう」と安易に考えていましたが、車中泊に慣れていない主人や子供達は結果的に大苦戦…。
疲れが翌日まで残ってしまったので、体調を崩さないために予定を切り上げて早々に帰宅することもありました。
この失敗を機に、車中泊をする際は以下の「傾斜対策」に気をつけるようにしています。
・事前予約の区画の場合、傾斜がない場所を管理者に確認して予約する
・駐車場スペース早い者勝ちの場合は早めにチェックインする
・駐車スペースを水平器で確認する(スマホのアプリでも可)
・車体を水平に保つレベルブロックを活用する
旅行プランを立てすぎて疲労蓄積!
せっかく車旅で遠出をするなら、訪れる地域の観光スポットや子供たちが喜ぶ場所に色々と行きたくなる方は多いと思います。
筆者自身も子供を連れて車中泊を始めたころは、訪れる地域を色々と巡る予定でプランを立てていたこともありました。
しかし子供連れでの車旅は予定通りに行動できることはほとんどなく、旅行プランを立てれば立てるほど旅の疲れも倍増。
通常の旅行であればホテルや旅館にあるフカフカのベッドで寝ることで疲れを取ることができますが、車中泊はどんなに対策を講じたとしても寝心地が最高とは言えません。
旅疲れは大人だけでなく子供にとっても体調を崩す理由となってしまうので、車中泊旅を最後まで楽しく過ごすためにも、プランは立てすぎず十分に余裕を持たせた計画を立てるのがおすすめ。
それでも疲労が蓄積してしまった場合は無理に車中泊旅を続けずに、早めに帰宅したりホテルや旅館で一泊したりしてみてくださいね。
荷物が溢れすぎてすぐに車内が散らかる
家族で車中泊旅をするとなると、車内で寝泊まりするための寝具やアイテムが必要となり、どうしても荷物が多くなってしまいます。
そうなると車内の中も散らかりやすくなり、帰宅する頃には着替えた洋服や、訪れた地域で購入した土産品から子供が遊ぶおもちゃなどで車内が散らかってしまうこともしばしば…。
快適な空間を最後まで楽しむためにも、車中泊の際の荷物は嵩張りにくいものを選んだり、車内の収納スペースの整理整頓などを事前に行っておくことがおすすめです。
キャンピングカー収納事情はココから
準備してないときに限って大雨
ソロで車中泊をしていた頃は突然雨が降ったとしてもあまり気にしたことはなく、むしろ雨だからこそ得られる風景を楽しむ余裕さえありました。
しかし小さな子供や愛犬連れの場合は事前の準備や対策を行なっていなければ車内は大惨事…。
子供や愛犬は濡れた身体のままでもお構いなしなので、家族で車中泊を始めた当初はフロアやシートがびしょ濡れになってしまうこともありました。
こうなってしまえば快適な車中泊とは呼べないので、帰宅することにしましたが帰宅後の掃除も一苦労。
泥だらけのフロアに湿気をたっぷり含んだ車内と、雨の日の車旅の洗礼を受けました。
この経験以降は車内には必ずレインコートやドライヤーなどの雨の日用の対策グッズを常備して、雨が降っても子供や愛犬連れでも車中泊を楽しめる環境作りを心がけています。
肝心な時に限ってFFヒーター付かない…?!
キャンピングカーで初めて冬の車中泊にチャレンジした際に「寝る時に限ってFFヒーターが点かない!?」というトラブルがありました。
日中は着いていたのに、1番点火していた夜にはエラー作動の表示。
慌ててエラーの理由を調べると、我が家の場合は「サブバッテリーの電圧不足」が原因でした。
とりあえず外部電源が利用できる場所だったのですぐに対処できましたが、もし外部電源がなければ凍えていたと思います。
FFヒーターでのトラブルは電圧低下以外でも起こりやすいので、この体験以降は以下のような対策を行っておくようにしています。
・最低でも月に1回は30分程度FFヒーターを着火する
・車中泊や車旅では燃料を半分以上に保つ
・サブバッテリーの充電を保ち、夏だけでなく冬も外部電源がある場所を車中泊スポットに選ぶ
・積雪で排気口がふさがっていないか確認する
・オーバーヒートになっていないか確認する
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介した内容以外でも小さな失敗談は何度となく経験していますが、それもまたいい思い出となっています。
経験を積めば積むほど快適で楽しい車中泊を満喫できるようになってきたので、ぜひこれから車中泊をしてみたいと考えている方は我が家の失敗談も参考にしてみて、思い出に残る車中泊を体験してみてくださいね。
ライター:racche
キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信!
- 執筆者プロフィール
- 車旅情報Webマガジン「DRIMO」
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