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これ知ってたらかなりの車好き?日産だけじゃない!いろいろな「GT-R」たち【推し車】
「GT-R」といえば、今や日産 スカイラインGT-Rの代名詞であり、2007年に独立した現行のR35GT-Rそのものを指しますが、かつては日産以外にも古くはいすゞのベレット GTR(後にGT TypeR)をはじめ、国産車ではトヨタ車やマツダ車のグレード名に使われました。
1989年に第2世代スカイラインGT-Rの第1陣、BNR32型が登場、ストリートからレースまでを制覇して以降、日産以外の国産車はその名を簡単に使えなくなりましたが、今回はかつて存在した、「日産以外のGT-R」を紹介します。
トヨタAA63 カリーナ1600GT-R(1983年)
4A-GEを積む、AE86の兄貴分的なFRスポーツだった
面白いことに、「GT-R」の名を使うのは第1世代スカイラインGT-Rとレースで戦い、ある時はコテンパンに、ある時は勝利したトヨタとマツダに多く、3代目カリーナへ1983年に追加された1600GT-Rもその1台。
既にこの代から、型式こそ違えどコロナとほぼ兄弟車となっていたカリーナですが、マイナーチェンジで名機2T-Gに変わる新世代テンロクスポーツDOHCエンジン、4A-GEUを搭載、カリーナは「GT-R」を名乗りました。
上には1800ccターボ(3T-GETEUのGT-TRもあったので最上位グレードではありませんでしたが、AE86の兄貴分だった最後のFRカリーナはドリフトでも多用されています。
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本日の在庫数 26台 平均価格 149万円 支払総額 59~403万円
トヨタST171 コロナGT-R(1987年)
3S-GEを積んだスポーツセダンにはとても見えない羊っぷり
FF化以降のコロナ/カリーナもトヨタ版「GT-R」を受け継ぎ、コロナでは2.0LスポーツDOHCエンジン3S-GE搭載車に名乗らせていました。
コロナ一族でもコロナクーペやセリカの3S-GE搭載車が「GT-R」なのはともかく、4ドアハードトップ版カリーナEDやコロナEXiVが名乗らなかったのに、見た目は大衆向けファミリーセダンのコロナが3S-GEを積めばGT-Rを名乗ったのが、面白いところ。
画像のとおり、派手なフロントスポイラーやリヤスポイラーを組むでもなく、後席ドアのTWINCAM16デカールや、トランクリッドのグレード名を見て初めてわかる、「羊の皮を被った狼」ぶりがすさまじいGT-Rでした。
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本日の在庫数 43台 平均価格 212万円 支払総額 59~990万円
マツダBG8Z ファミリアGT-R(1992年)
FC3Sともども、かつての宿敵の名を名乗るマツダスポーツ
1970年代のレースで、ロータリー軍団のカペラやサバンナ(RX-3)が第1世代スカイラインGT-Rを下したマツダも、宿敵GT-Rの名をグレード名に使いました。
2代目サバンナRX-7(FC3S)のGT-Rは、装備が充実した上級グレードでもなく、途中から最廉価グレードという興味深い扱いでしたが、1992年1月に7代目ファミリアへ追加された「GT-R」は、最上級ハイパフォーマンスグレード。
前置きインタークーラーに開口部の大きいフロントバンパーに左右にはフォグランプ、ボンネットにエアアウトレットを設けた姿は後のランエボVIを思わせ、マツダ最後の「GT-R」にふさわしい高性能4WDターボでした。
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- 執筆者プロフィール
- 兵藤 忠彦
- 1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...