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報われなかった「挑戦車」たち~「トヨタが夢見てつまずいた国民車」パブリカ(初代)~【推し車】

その志は今も「ヤリス」へ活きる

この角度から見ると軽快でよく走りそうだし、アメ車風テールフィンもよいのだが、オモチャっぽく見られたのかもしれない…パブリカ以降もトヨタは1リッター未満の車をあまり得意としておらず、傘下のダイハツへ任せている

パブリカは2代目途中で上級版「パブリカスターレット」を派生、これが初代スターレットとなって1999年に初代ヴィッツ、2020年にヴィッツの4代目から「ヤリス」へ改名し、現在へ至っています。

スターレット以降は1.2〜1.3リッター級、ヴィッツ以降は1〜1.5リッター級となっており、低価格リッターカーはダイハツ(デュエットやパッソなど、ダイハツ軽ベース派生車)にオマカセで、今でもトヨタがいまひとつ苦手としている分野です。

無理に小さく安く、チープにまとめないのは、初代パブリカ以来の教訓なのかもしれず、現在のヤリスはさしずめ「初代パブリカ・デラックスや、同パブリカ・スーパーの末裔」かもしれません。

一応はiQ(2008年)やC+pod(2020年)といったマイクロカーにも挑戦しましたが、初代パブリカ同様、なかなかモノにできていないのはトヨタの伝統でしょうか。

※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...

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