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報われなかった「挑戦車」たち~「トヨタが夢見てつまずいた国民車」パブリカ(初代)~【推し車】

やはり当時の売れ筋はライトバン?

ファミリアやコンパーノといったライベルを見る限り、当時のユーザーが安く乗りたい「国民車」はライトバンだったのだろう…画像は1963年に追加されたパブリカバン(前期型)

それなら多少裕福なユーザーはコロナでもブルーバードでも、1〜1.2リッター級セダンに乗りますし、そこまで余裕があるでもないユーザーが必要としたのは、平日は仕事に、休日はファミリーカーとして使えるライトバンです。

パブリカも1962年6月にライトバンの「パブリカバン」、1964年2月にピックアップトラックの「パブリカトラック」を追加しますが、その頃は初代マツダ ファミリアやダイハツ コンパーノなど、800cc級の大衆向けライトバンやセダンが登場しています。

パブリカもそれに対抗し、メッキパーツや大型バンパーを装着、車内装備も充実を図った「パブリカデラックス」を発売、700~800cc級の大衆車市場が車種増加で盛り上がる中、ようやくパブリカも販売が上向いてきました。

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...

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