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【トヨタ プリウスの歴史】30系や50系の歴代車種の紹介から実燃費・排気量まで
目次
トヨタの代表車種 プリウスとは?
トヨタ史上最大のヒットとも言えるほどのロングセラーとなっており、トヨタの代表的な車種であるプリウス。
1995年に東京モーターショーにてパワートレインシステムを搭載した低燃費走行志向のプロトタイプを発表し、初代が発売されてから現在に至るまで、4度のモデルチェンジを行っています。
このプロトタイプは当時、世界初のパワートレインシステムで、停止時のエンジン停止やエンジン・駆動系の効率化など、画期的な開発を施し同クラスの約2倍の燃費を実現しています。
プリウスの特徴は世界初のハイブリットシステムです。
ガソリンと電気モーターを搭載し走行中に充電しながら電気でも走ることができます。
コンピューター制御することで効率的な走行をし、低燃費へと繋げることができています。
世界初のハイブリットと環境にやさしいクルマということで世界から注目を浴びた車種です。
初代(1997年~2003年)NHW10系
では、プリウスの歴代車種を紹介していきます。
初代プリウスは1997年12月、「21世紀に間に合いました」のキャッチコピーの名のもとに世界初のハイブリット車として発売されました。
初代プリウスは小型5ナンバーの4ドア、ノッチバックセダンでした。
乗車定員は5人、燃費は28㎞/lで、当時のガソリン車と比較すると驚異的な数値でした。
ボディはトヨタのアメリカのデザイン拠点である「CALTY」が担当しました。
「未来からきた車」のコンセプト通り、フロントグリルとボンネットをシームレスにすることで従来にないデザイン性を有し、かつ空気抵抗を減らし低燃費へも貢献する形となっています。
2代目(2003年~2011年)NHW20系
2代目は5ドアハッチバックモデルに変わり、当時の流行に合わせたカローラのようなミドルクラスへサイズアップしました。
ここから3ナンバーになります。
燃費は更に向上し35.5㎞/lで世界最高の低燃費を実現しています。
ボディは「トライアングル・モノフォルム」と呼ばれるプリウスの特徴のおにぎり型が新鮮で、2003年度にはグッドデザイン大賞を受賞しました。
このプリウスは最新技術がふんだんに搭載されています。
現在の先駆けとも言える、鍵を持っているだけで鍵を開けることができる「キーレスドアオープン」や、バック駐車に今や必須の「インテリジェントパーキングアシスト」も世界初の技術でした。
3ナンバーとは
3代目(2009年~2015年)ZVW30系
3代目プリウスは歴代車史上最大のヒットとなりました。
要因としては最新技術を駆使したために高価な価格設定になった2代目に比べ、3代目は大幅に価格の引き下げをしたことで購入されやすくなったからです。
エコカー減税対策も相まって、納車待ちの事態が起こるほど。
燃費は38㎞/lと更に向上を続け、高速道路では更なる燃費の向上をするべくエンジンや電気モーターの改良に努めています。
4代目(2015年~)ZVW50系
4代目はトヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャーを採用したことで従来のプリウスに比べ乗り心地の良さが格段にグレードアップしています。
トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャーとは乗り降りや運転のしやすさを徹底的に研究し辿り着いたトヨタ独自の設計です。
電池がニッケル水素電池からリチウムイオン電池に変わり、駆動も4WDを選択できるようになっています。
燃費は37.2㎞/l~40.8㎞/lを実現。
世界初のカラーも開発してカラーバリエーションが豊富な車種にもなりました。
CMにはビートたけしさんや福山雅治さんなどが出演しています。
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...