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歴代トヨタクラウンまとめ|初代~15代目まで60年余の歴史をふり返る【当時のCM動画あり】

トヨタ クラウンとは?

初代クラウンのエンブレム

トヨタ クラウンは、1955年1月に誕生した「トヨタ」を、ひいては「日本」を代表する高級車です。

各自動車メーカーには、そのメーカーを代表する高級車が存在しますが、時代の変遷により淘汰されていくモデルもあります。その中で、60年超という歴史をたどり、いまだ高級車としてトップの座に君臨し続けるのが「クラウン」という車です。

車名は、王冠を意味する「CROWN」に由来し、エンブレムにもお馴染みの王冠のデザインが採用されています。

「いつかはクラウン」のキャッチフレーズどおり、顧客ターゲットはミドル世代。「オーナードリブンカー(オーナー自らが運転する車)」として使用される場合や、運転は任せオーナーが後席となる「ショーファードリブンカー(運転手付きの車)」として使用されることもあります。

近年は、若い世代をターゲットにしたモデルも展開しますが、今でも「所有すること」はステイタスとなり、その時代の先端技術が取り入れられることでも知られます。

トヨタ クラウンの歴史「初代誕生の秘話」

初代クラウンは日本で初の輸出車

米国向け「クラウン」船積みの様子
米国向け「クラウン」船積みの様子

誕生3年前となる1952年、トヨタ主査・中村健也氏を中心に初代となる「トヨペット クラウン」の開発がスタート。当時の車では画期的な「フロント ダブルウィッシュボーン」、「リア リジットアクスル」採用、ドアは「観音開き」、「真空管カーラジオ」「ヒーター」を装備した高級仕様として、クラウンは1955年に誕生しました。

また、その2年後の1957年には日本車初となる米国への輸出も開始されます。しかし、その頃の車大国米国と日本の技術格差は大きく、輸出されたクラウンは馬力や走行安定性の面でも評価は低く、1960年にはいったん輸出を停止しています。

今では、その技術の高さや走行性能の安定性から世界を牽引する「日本車」ですが、1950年代・1960年代はまだまだ極東からの単なる1台としか見られていなかったのですね。

初代 トヨタ クラウン (RS型/S20系/S30系) 【1955~1962年】

トヨペット クラウン(トヨタ 初代 クラウン)
トヨペット クラウン(トヨタ 初代 クラウン)
トヨペット クラウン(トヨタ 初代 クラウン)

開発着手から3年。純国産設計として1955年1月、「トヨペット・クラウン」が誕生しました。

フロント ダブルウィッシュボーン、リア リジットアクスルに、ドアは観音開きとし、ラジオ、ヒーターまで装備したクラウンは、長い歴史の幕開けともなる記念すべきモデルです。

エンジンは直列4気筒OHVに排気量は1.5Lと1.9Lを用意。最高速度は100km/hとされています。 当時の日本は未舗装の道路が多いなか、走行テストを長時間積み重ねることで、乗り心地にも高級車らしい性能が保たれるよう、苦心したという逸話も残っているようです。

2代目 トヨタ クラウン (S40系) 【1962~1967年】

2代目となったクラウンは、当時米国で発売された「フォード ファルコン」を意識し、フラットデッキスタイルを採用。ボディをロング化し、テールエッジが張り出したアメ車を彷彿とさせる1台に仕上げられました。

東京オリンピックに向け高速道路化が進むなか、シャシーにもそれに耐えるよう高剛性の「X型プラットフォーム」が採用されました。エンジンは当初引き続き直列4気筒OHVが搭載されましたが、1965年からはトヨタ初の直列6気筒SOHCへと刷新されています。

ラインナップには4ドアセダンと、ワゴンタイプの「カスタム」が用意され、この代からフロントには初めて王冠エンブレムが装備されています。

2代目 トヨタ クラウン CMが話題に

2代目クラウンが当時話題になりました。CMには完成したばかりの真新しい首都高速、外務大臣時代の大平正芳氏や、クラウンのCMを長年務めた山村聡氏が初めて登場するなど、高級車「クラウン」にふさわしい豪華版CMでした。

3代目 トヨタ クラウン (S50系) 【1967~1971年】

トヨペット クラウン(トヨタ 3代目 クラウン)
トヨペット クラウン(トヨタ 3代目 クラウン)
トヨペット クラウン(トヨタ 3代目 クラウン)

3代目となったクラウンは「ペリメーター・フレーム」を採用したことで、低床化に成功。さらに遮音材を多用することで高い静粛性を確保することにもなりました。3速AT、フロントディスクブレーキ、パワーステアリングなど、当時の先端技術を随所に取り入れています。

グレードによってはヘッドレスト、後席の読書灯、クウォーツ時計など、高級車としての装備も充実しています。

エンジンは1.9L 直列4気筒OHV、2.0L 直列6気筒SOHCの2種類を用意、モデルには4ドアセダンの他にも、2ドアハードトップ、ワゴンなどバラエティに富んだラインナップとしています。

3代目 トヨタ クラウンのCM

俳優の山村聡氏がCMキャラクターとなる3代目クラウンで、モデルは「2ドアハードトップ」ですね。社用車からの脱却を図るため、「白いクラウン」をコンセプトに、レジャー(かなり高級な)での使用をアピールしています。

4代目 トヨタ クラウン (S60系/S70系) 【1971~1974年】

トヨタ 4代目 クラウン
トヨタ 4代目 クラウン
トヨタ 4代目 クラウン

トヨタ 4代目クラウンは、丸みを帯びた独特のスピンドル・シェイプラインが特徴的で、今でも愛情を込めて「クジラ」と呼ばれるモデルです。しかし、当時はあまりに先鋭的なフォルムから「ミドル世代」からは敬遠され、クラウン史上の失敗作だと揶揄されたことも。

エンジンは全て直列6気筒SOHCとし、2.0L、2.6Lを用意。ラインナップには、4ドアセダン、2ドアハードトップ、ワゴン、バンを揃え、モデルによって世界初となるアイドリングストップ機能も装備されました。

また、この世代から「トヨペット」から「トヨタ クラウン」の名になっています。

4代目 トヨタ クラウン CM

今見ても、4代目クラウン「クジラ」のフォルムは先鋭的でした。招待客をもてなすホスト役として、お馴染みの山村聡氏が登場するのがカッコいいCMです。

4代目クジラクラウンについて更に詳しくはこちら

5代目 トヨタ クラウン (S80系/S90系/S100系) 【1974~1979年】

トヨタ 5代目 クラウン
トヨタ 5代目 クラウン
トヨタ 5代目 クラウン

失敗作と揶揄された4代目モデルに代わり、直線ライン・重厚さを効かせたフォルムに変更された5代目クラウンラインナップにもついに最上級グレード「ロイヤルサルーン」が登場します。

4ドアセダン、2ドアハードトップ、ワゴン、バンに加え、Bピラーが無くセンターピラーのみとした「4ドア ピラードハードトップ」が追加されました。

エンジンは直列6気筒SOHCに、2.0Lと2.6Lとした5代目クラウンは、オプションによって初採用となった4輪ディスクブレーキや、日本初となる速度感応式パワステ、世界初のOD付き4速ATなど最先端技術が装備されています。

5代目 トヨタ クラウン CM

5代目クラウンの後期型となる美しいCMでした。CMキャラクターには俳優の山村聡氏に加え、吉永小百合さんが登場。二人のシートベルト姿が何とも優雅で印象的な秀逸CMと話題になりました。

6代目 トヨタ クラウン (S110系) 【1979~1983年】

トヨタ 6代目 クラウン
トヨタ 6代目 クラウン
トヨタ 6代目 クラウン

6代目となったトヨタ クラウンは、重厚感のあった5代目のコンセプトは残しつつ、シャープで洗練されたフォルムに変更。グレードによっては4代目以来となる「カラードバンパー」が採用されました。

ラインナップには、4ドアセダン、2ドア・4ドアハードトップ、ワゴン、バンとバラエティ豊かで、1980年のモデルにはクラウン初となる直列6気筒SOHCターボが搭載されました。

また、運転席パワーシート、クルーズコンピューター、電子チューナー付きオーディオなど、先進技術が装備されています。

6代目 トヨタ クラウン CM

地下駐車場からピカピカのクラウンが優雅に表れ、ここでも高層ビル群が何気に写りこむ、当時最先端のお洒落を集めたCMです。

7代目 トヨタ クラウン (S120系) 【1983~1987年】

7代目 トヨタ クラウン
7代目 トヨタ クラウン
7代目 トヨタ クラウン

7代目クラウンは先代のフォルムを継承しつつ、ボディは幾分丸みを持たせ、優雅でエレガントな雰囲気に仕上げられています。

この代から2ドアハードトップは廃止され、ラインナップは4ドアセダン、4ドアハードトップ、ワゴン、バンとなりました。

エンジンは2.0L 直列6気筒SOHC、2.0L 直列6気筒DOHCスーパーチャージャー、2.8L 直列6気筒DOHC、3.0L 直列6気筒DOHCに、2.4L 直列4気筒SOHCディーゼルターボなどバリエーション豊か。

また、この代のCMナレーションは石坂浩二氏が起用され、「いつかはクラウン」という印象的なフレーズが話題となりました。

7代目 トヨタ クラウン CM

重厚感のある音楽と共に、石坂浩二氏のナレーション「いつかはクラウン」は、本当にインパクトがありました。

8代目 トヨタ クラウン (S130系) 【1987~1991年】

8代目 トヨタ クラウン
8代目 トヨタ クラウン
8代目 トヨタ クラウン

クラウンが8代目となった1987年は日本中がバブル期に突入し、高級志向がもてはやされた頃でもありました。その風潮は当然車にも押し寄せ、クラウンも電子制御エアサス、エレクトロマルチビジョンなど最先端技術を取り入れた仕様に仕上げられています。

ユーザーの購入意欲も旺盛で、クラウンの販売台数は一時、カローラの月間販売数を上回る時期もあり、1990年の年間販売台数は24万台弱と、歴代1位を飾りました。

排気量は2.0L、2.4L、2.5L、3.0L、4.0Lを用意、またエンジンも直列6気筒DOHCに加え、セルシオの先駆けとなるV型8気筒DOHCも搭載されました。

8代目 トヨタ クラウン CM

「ひときわ新しいクラウン」のコンセプトによって「V型8気筒DOHC32バルブ」の新型エンジンを紹介するあたりが、心憎い演出となっているCMでした。

9代目 トヨタ クラウン (S140系) 【1991~1995年】

9代目トヨタ クラウンは全モデルが3ナンバーとなり、全体的に丸みを帯びたワイドなフォルムへと変更。

先代4.0L ロイヤルサルーンGの進化版となる「マジェスタ」も、派生モデルとして新たに追加され、歴代初となるモノコックボディが採用されました。

安全装備としてはオプションで運転席にエアバックが装備。排気量は2.0L、2.5L、3.0Lに、エンジンは直列6気筒DOHCが採用されました。

しかしバブルが崩壊し、景気が不安定化するなか、高級車の売れ行きは不調に。その波はクラウン9代目にも及ぶこととなりました。

9代目 トヨタ クラウン CM

ビックマイナーチェンジ後のロイヤルツーリングSのCMでした。ワイドで優雅なフォルムは今見ても美しかったです。乗り込む足元とクラウンが、創造を掻き立てる秀逸CMとなっていました。

10代目 トヨタ クラウン (S150系) 【1995~1999年】

トヨタ 10代目 クラウン
トヨタ 10代目 クラウン
トヨタ 10代目 クラウン

10代目となったクラウンは全グレードがモノコックボディに移行となり、先代より100kg以上の軽量化に成功。コスト削減のため、プラットフォームは「マーク2」と共用とし、ピラードハードトップの廃止やグレードにより装備されたエアサスも廃止となりました。

時代に沿うため、重厚・高級感を維持しつつも、快適性・走行性能を重視する方向へと転換を図るエポックとなったモデルとも言えるでしょう。

エンジンにはグレードにより最新式となる「VVi(連続可変バルブタイミングシステム)」が搭載。安全装備としても「VSC(車両安定制御システム)」などが採用されています。

10代目 トヨタ クラウン CM

10代目クラウンの後期型CMでした。当時バレリーナとして現役でもあった女優・草刈民代さんのバレエを踊る姿が、スポーティさを押し出したクラウンにマッチしていました。

11代目 トヨタ クラウン (S170系) 【1999~2003年】

トヨタ 11代目 クラウン
トヨタ 11代目 クラウン
マジェスタとアスリート

11代目となったトヨタ クラウンは、若い世代をターゲットに8代目以来となるスポーティグレード「アスリート」を復活させました。「クラウン S17#型」の型番をとって通称「17クラウン」とも呼ばれています。

11代目クラウンでの特筆すべき点は、2001年にロイヤルサルーンGに、トヨタ新開発となるマイルドハイブリッドシステムが搭載されたことだと言えるでしょう。これは、直噴エンジンに小型モーターと小型2次バッテリーを組み合わせたもので、後のトヨタ ハイブリッドシステムの礎(いしずえ)を築いた画期的システムでした。

21世紀に向けて、クラウンも高級車でありながら環境性能にもこだわる仕様へと変貌を遂げていくこととなります。

11代目 トヨタ クラウン CM

11代目トヨタ クラウンのCMキャラクターには、俳優の仲代達矢氏が起用されました。本番舞台に挑む様と「この道の先に知らない自分がいる」のキャッチフレーズがマッチしていると話題になりました。

12代目 トヨタ クラウン (S180系) 【2003~2008年】

トヨタ 12代目 クラウン
クラウン、クラウンアスリート、クラウンロイヤルサルーンG

12代目クラウンは「ゼロクラウン かつてゴールだった車が、いまスタートになる」をキャッチコピーとし、通称「ゼロクラウン」と呼ばれました。

エンジンは長年クラウンで搭載された直列6気筒に代わりV型6気筒に刷新。プラットフォームも新開発となるNプラットフォームが採用され、まさにゼロからの出発としてふさわしい仕様に仕上げられています。

トランスミッションもグレードによって5速AT、6速ATが採用され、スポーティなフォルムとともに若い世代にも好評を得たモデルです。

ゼロクラウンについて更に詳しくはこちら

13代目 トヨタ クラウン (S200系) 【2008~2012年】

トヨタ 13代目 クラウン
クラウン、クラウンハイブリッド、クラウンアスリート

先代のゼロクラウンのコンセプトを継承しつつも、わずかに丸みを持たせたフォルムとした13代目クラウン。このモデルでは本格的なハイブリッドモデルが登場したのが特筆すべき点です。

また、安全性能の面でも格段に進化し、世界初となる「モニター付きプリクラッシュ・セーフティ・システム」や「VDIM」「ナイトビュー(歩行者検知機能付き)」など、充実した装備としています。

エンジンはV型6気筒DOHCとハイブリッドではモーターが付加され、2.5L、3.0L、3.5Lがラインナップしています。

14代目 トヨタ クラウン (S210系) 【2012~2018年】

トヨタ 14代目 クラウンアスリートG ハイブリッド
クラウンアスリートG ハイブリッド
トヨタ 14代目 クラウンアスリートS-T
クラウンアスリートS-T
トヨタ 14代目 クラウンロイヤルサルーンG
クラウンロイヤルサルーンG

現行モデルとなる14代目トヨタ クラウンは「CROWN Re BORN(クラウン リ ボーン)」をキャッチコピーに、外装・内装・パワートレインとも大幅な刷新となりました。

スポーティなアスリートのフロント周りは稲妻型ともいえるグリルとなり、斬新なデザインが採用されています。

ハイブリッドモデルも2.5L 新システムとなり、エンジンバリエーションは2.0L、2.5L、3.5LにV型6気筒DOHCと直列4気筒DOHC+モーターとしています。

先進技術として「トヨタマルチステーションタッチ」「インテリジェントクリアランスソナー」を装備するなど、フラッグシップモデルの名に恥じないつくりです。

2015年には「クラウン60周年モデル」を限定販売

トヨタ クラウン 60周年限定モデル 空色
トヨタ クラウン 60周年限定モデル 空色
トヨタ クラウン 60周年限定モデル 若草色
トヨタ クラウン 60周年限定モデル 若草色

2015年には、クラウン60周年を記念して、ボディカラーを限定色「青色」「若草色」としたモデルが4月1日から30日の期間限定として発売され、CMとともに話題となりました。

限定モデルは「クラウン アスリートS」「クラウン アスリートS ハイブリッド」をベースに、内装にも限定色となるホワイトの本革シートが採用されたほか、インストルメントパネルサイド、ドアトリムにボディカラーと同色ステッチを採用するなど、斬新なスタイルとしました。

トヨタ クラウン 60周年限定モデル CM

CMキャラクターにハリウッドスター ヒュー・ジャックマンを起用!若草色のアスリートSが新緑眩しい林道を抜けていく秀逸CMは、何度見ても素敵で、思わず、深呼吸してしまいそうと人気がありました。

15代目 トヨタ クラウン (S220系) 【2018年~】

15代目 トヨタ クラウン

2018年6月26日、あらたに15代目新型に変貌を遂げました。「アスリート」「ロイヤル」「マジェスタ」という名前を廃止し、3つのエンジンを用意。V6 3.5Lハイブリッド、直4 2.5Lハイブリッド、直4 2.0Lターボが、元のシリーズと対応しています。

グレードは 「B」「S」「G」「RS」の4種類。 エントリー、ミドル、ラグジュアリーの標準グレードと、スポーティグレードの「RS」といったイメージです。

トヨタのFRモデルとして初めてTNGAに基づいて開発された新型プラットフォームを採用し、性能向上とコスト削減、生産の効率化とグローバル化が図られています。

こうやって見てみると、どの世代のクラウンもトヨタのフラッグシップモデルとして、先端技術や性能を図るため、数々の冒険や挑戦をその都度行っていたことがわかりますね。

15代目クラウンの最新情報はこちら

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最新「クラウン」中古車情報
本日の在庫数 112台
平均価格 117万円
本体価格 15~448万円
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