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クジラが愛称の4代目クラウンとは?ケンコバさん愛車の中古車価格までご紹介
お笑い芸人・ケンドーコバヤシさん
「ケンコバ」の愛称でお馴染みの吉本興業所属のお笑い芸人、ケンドーコバヤシさん。
その活躍の場はお笑いだけに留まらず、俳優や声優としても幅広く活動しています。
また、多趣味な面もあり、漫画やアニメ、プロレス等の造詣が深いことでも知られているケンコバさんは、愛車にも深いこだわりがあるようです。
ケンコバさんが常連のテレビ朝日系人気バラエティ番組「アメトーク」に旧車好き芸人として出演した際には、愛車であるトヨタ・4代目クラウン、通称「クジラクラウン」を披露していました。
そこで今回は、そんなケンコバさんの愛車である「クジラクラウン」について、詳しく紹介していきたいと思います。
ケンドーコバヤシさんの愛車 クジラクラウン
1971-1974 トヨタ 4代目クラウン
クラウン(CROWN)は、トヨタ自動車が1955年から販売している高級乗用車です。
トヨタ、延いては日本を代表する車種の一つとして認識されており、14代にわたる長い歴史の中で、官公庁の公用車や企業の社用車、タクシーやハイヤー、パトロールカー等、幅広い用途に用いられてきました。
ケンコバさんが愛車にしているのは、1971年から1974年まで生産されていた4代目クラウンの2600スーパーサルーンというグレードです。
ボディバリエーションには、2ドアハードトップ、4ドアセダン、ステーションワゴン、ライトバンの4種類がありました。
4代目クラウンは、名称が「トヨペット・クラウン」から「トヨタ・クラウン」に変更された最初のモデルであり、現在も使用されているCピラーのクラウンエンブレムが、最初に登場したモデルでもあります。
また、オプションには世界初のアイドリングストップ機能「EASS(Engine Automatic Stop and Start System)」がMT車に設定され、歴代クラウンでは唯一、ボディカラーの名前に「墨花」「白鳳」「荒磯」といった漢字が使われました。
4代目クラウンはクラウン史上最大の失敗作
4代目クラウンのボディは「スピンドル・シェイプ」と呼ばれる紡錘形のデザインをしており、その独特の丸みを帯びた形状から「クジラクラウン」の愛称で呼ばれていました。
空力性能や安全性能を考慮した曲面構成のデザインは、発売当時非常に斬新で画期的でしたが、あまりに時代を先取りしすぎたデザインは、旧来からのクラウンユーザーには不評でした。
また、車体の先端を絞り込んだデザインは、エンジンルームへの風通しを悪くし、夏場のオーバーヒートを多発させました。
車体の取り回しも悪く、ユーザーからの不評が相次いだ結果、同時期にモデルチェンジされた日産・セドリック/グロリアに販売台数で逆転されてしまい「クラウン史上最大の失敗作」という汚名を被ることになってしまったのです。
クラウン・2600スーパーサルーン
ケンコバさんが愛車にしているという4代目クラウン・2600スーパーサルーンは、この代で初めて設定された最上級グレードで、直列6気筒の2.6L(2,600cc)エンジンを搭載したシリーズ初の3ナンバー車となっています。
なお、ケンコバさんが所有するモデルは、セダンタイプでボディカラーは「墨花(黒)」、年式は1973年の後期型だそうです。
■車体寸法
全長:4,680mm
全幅:1,690mm
全高:1,420mm
ホイールベース:2,690mm
車両重量:1,360kg
4代目クラウンの中古車価格は?
4代目クラウンは、中古で【60~260万円】ほどの価格で購入することができますが、市場に出回っている数は少なく、走行距離も5万km以上の車両がほとんどです。
また、40年以上前の車だということもあり、燃費性能では現在の車に遠く及ばず、部品の老朽化も進んでいるので、たとえ車両本体を安く入手できたとしても、維持費が物凄くかかります。
そのため、ケンコバさんのようにお金とこだわりが無ければ、所有し続けることがとても難しい車となっています。
これは、4代目クラウンだけに限らず、多くの旧車に共通して言えることです。
ケンコバさんはバイクもこよなく愛する!
カワサキZ1
ケンコバさんは旧車だけでなく、バイクもこよなく愛しています。写真のバイクは「カワサキZ1」ですが、その他にカワサキのバイクを3台ほど所持していたようです。
ケンコバさんが所持していたカワサキのバイクは人気のあるバイクで、過去のエピソードでは盗難にあったとのこと。
ケンコバさんの愛車の詳細については、下記の記事で紹介していますので合わせて読んでみてください!
尖った個性のケンドーコバヤシさん
ケンドーコバヤシさんの愛車・4代目クラウンはいかがでしたでしょうか?
商業的には振るいませんでしたが、他には無い尖った個性を持つ4代目クラウンは、同じく尖った個性を持つケンコバさんにピッタリの愛車だといえます。
お笑い芸人・ケンドーコバヤシさんは、その尖った個性を遺憾なく発揮して、今後もお茶の間を楽しませてくれることに期待しましょう!
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...