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「1990年代WRC日本車黄金期」の元祖として先陣を切り、2年連続2冠を成し遂げた歴代最強マシン!2代目トヨタ セリカGT-FOUR【推し車】

2代目FFセリカベースで、最初から設定されたGT-FOUR

5代目セリカのモデルチェンジとともに登場、5ナンバー車だと線の細さを感じるが、スキーに行くのも便利な4WDスペシャリティクーペとして、RVブームによるクロカン4WD台頭までデートカーとしてよく売れた

1989年9月、トヨタのスペシャリティクーペ「セリカ」は5代目T180系へモデルチェンジ、先代T160系からコロナ/カリーナとプラットフォームを共用したFFクーペの2代目で、4ドアクーペ版もカリーナED(2代目)に加え、コロナEXiV(初代)を追加しています。

基本的には「流行のリトラクタブルヘッドライトを採用した、3ドアファストバッククーペ(海外仕様には2ドアクーペもあり)/2ドアコンバーチブル」という点は先代と共通、プラットフォームもキャリーオーバーですが、内外装や足回りのリファインが進みました。

先代では途中から追加された4WDターボ版「GT-FOUR」も最初から設定されており、バブル景気の波にも乗って、スキーに行くのも便利なデートカーとしてなかなかよく売れ、街中でもよく見かけたものです。

4WDターボシステムを支える3S-GTE型2リッター直4DOHCインタークーラーターボエンジンはセラミックターボ化などで先代から40馬力もパワーアップされた225馬力を発揮し、フルタイム4WDのリアデフには日本初のトルセンLSDを採用。

グレードは豪華装備の「GT-FOUR」を筆頭に、装備を簡略化した「GT-FOUR Vパッケージ」と、ラリーベース車の「GT-FOUR ラリーパッケージ」の3種類があり、1990年8月には全幅1,785mmのワイドボディで3ナンバー化した「GT-FOUR A」も追加しています。

ライバルは三菱 ギャランVR-4やスバル レガシィRSといったスポーツセダンに対し、クーペで4WDターボというのが特徴でした。

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...

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