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不遇でも魅力はあるのに?!何となく恵まれないまま5代目まで作られた軽スペシャリティ~歴代スズキ セルボ~【推し車】

マイティボーイを生んだのが最大の功績・2代目(1982年)

FF化された2代目はスズキ初のターボ車を設定し、マイティボーイのベースにもなった

初代アルト(1979年)に始まる低価格の軽ボンバン(ボンネットバン)ブーム前夜に生まれてしまったため、パッとしない販売実績に終わった初代セルボでしたが、2代目はFF化したアルトやフロント同様にFFスペシャリティクーペ化。

引き続き女性向けモデルという位置づけでしたが、発売翌年の1983年にはスズキ初のターボ車を追加、グロス40馬力と360cc時代を上回るハイパワーを手に入れ、フロントにディスクブレーキまでおごったあたりは「本当に女性向け?」と怪しくなるところ。

ならば本格的にスポーツモデルとして展開するかと思えば、1985年にはグロス44馬力のインタークーラーターボを積む「アルトターボ」が登場してしまったので、2代目もせっかくテールを寝かせたクーペルックが活きることなく、何となく中途半端でした。

なお、この代は軽ピックアップの傑作として評価の高い、「マイティボーイ」のベースとなったモデルでもあり、フロントマスクはほぼ同じですから、やはり女性向けスペシャリティクーペと呼ぶにはちょっと無理があったと思います。

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...

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