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【スバルエクシーガ生産終了】実燃費やカスタムから内装や試乗の評価を紹介
目次
スバルエクシーガってどんな車?
ミニバンから7人乗りSUVに
2008年から2015年まではミニバンとして製造され、2015年のモデルチェンジで、ミニバンからクロスオーバーSUVとしてボディタイプまでチェンジした異色の経歴を持つ車、スバルエクシーガ。
かつてスバルはサンバーの排気量拡大版であったドミンゴや、初代オペル・ザフィーラのOEMであったトラヴィックを7人乗りの車種として販売していました。
そして、オリジナルのコンセプトカーを出してみようという試みから、スバルの特徴を強く表した多人数乗り乗用車としてエクシーガは開発されました。
スバル エクシーガPV動画
スバルは2004年にトラヴィックを販売中止にして以来、およそ4年ぶりの2008年の6月に多人数乗りの乗用車の販売ということで気合も十分に販売されました。
当初はミニバンの姿をしていながらも「ミニバン」ではなく「多人数乗り車」という、あえてそのままなキャッチコピーで売り出されていました。
燃料高騰やリーマンショックなどが不運にも重なったため、売れ行きは伸び悩みましたが、エコカー減税の開始とスバルの地道な企業努力による技術改良の結果、マイナーチェンジをするたびに車としての完成度を上げていき、売り上げが回復しました。
今もエクシーガはスバルを代表する人気車として、現行モデルが走っています。
また、当初は日本のみで販売されていましたが2009年からはオーストラリアに販路を拡大。
レガシィの派生モデルとして「リバティエクシーガ」という戦隊特撮の必殺技のような名称で販売され、今ではインドネシアなどアジア諸国でも愛用者が増えています。
エクシーガの後継車についてはこちら
初代エクシーガ ミニバンタイプ(2008年-2015年)
スバルでエクシーガという名前自体は1995年から存在しており、東京モーターショーにその名前で何度も出展されていながらも商品化されることはありませんでした。
そこから13年もの間、エクシーガという名前だけが先行する形で、スバルでは違う車が発表され続けました。
そして突如2008年にティザーサイトが公開され、スバル社としては満を持してエクシーガの販売開始となります。
新しい車種を発表する際には何かしらのコンセプトを掲げるスバルは、エクシーガに「7シーターパノラマツーリング」という乗る人全てが走行や景色から会話や開放感を味わえることをコンセプトとしました。
全ての乗員がしっかり乗れる居住性を保ちながらも、走行性能もキープ。
それでいて高い操縦安定性と優れた静寂性をともなう上質な乗り心地を目指したエクシーガの車としての評価は販売当初からピカイチでした。
スバル社としては珍しくMT設定がなく、すべてATとしての販売。2Lのエンジンを搭載している車としては、約10年ぶりにFF駆動を採用しました。
多人数乗り=ファミリーカーということで、それまで売上に関係なく独自の路線を貫いてきたスバルとしてはある意味でその姿勢を崩す形となり、最廉価グレードは200万円を切りました。
それが功を奏し、エクシーガは日本カー・オブ・ザ・イヤー 2008-2009 特別賞「MOST FUN」を受賞しています。
スバルエクシーガは販売からクロスオーバーSUVとして生まれ変わるまでに、幾度ものマイナーチェンジを繰り返しています。
人気低迷における起死回生のために改良をする車種が自動車業界では少なくない中、マイナーチェンジをすればするほど車として高い評価を獲得し、人気と売り上げも上がっていくという競合他社にしてみれば羨ましい進化をたどりました。
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2代目エクシーガ クロスオーバーSUVタイプ(2015年-)
冒頭でもお伝えしたように、フルモデルチェンジを行っても車のボディタイプまで変更する事例は多くありません。
2013年に東京モーターショーに出展されたコンセプトをベースにミニバンから大幅転換し、クロスオーバーSUVへと進化したエクシーガ。
ボディタイプが変更になったことで、当然それぞれの箇所も仕様が変更となりました。
「都市型SUV×多人数車」というコンセプトでミニバン時代の良い部分を継承しつつも、全く新しい車になったと言っても過言でないほどの様変わりを遂げました。
2代目エクシーガはファッション性と本格SUVの要素を取り入れた内外装の評価は高く、この記事が執筆されている時点で2年弱と短い歴史ですが、非常に人気の一台として走っています。
スバル エクシーガシリーズのスペック
スバルエクシーガは初代はミニバン、2代目はクロスオーバーSUVとボディタイプは違えど、変速機やサスペンションなど共通点は多いです。
また、中古車市場にはミニバンタイプも数多く出回っているため、本項目ではミニバンタイプもクロスオーバーSUVタイプも合わせてスペック紹介をしていきます。
ボディタイプ:
・5ドアミニバン(エクシーガ)
・5ドアクロスオーバーSUV(クロスオーバー7)
エンジン:
・EJ20型 2.0L 水平対向4気筒 DOHC AVCS
・EJ20型 2.0L 水平対向4気筒 DOHC AVCS インタークーラーターボ
・EJ25型 2.5L 水平対向4気筒 SOHC i-AVLS
・FB25型 2.5L 水平対向4気筒 DOHC デュアルAVCS
駆動方式:FF/4WD(フルタイムAWD)
変速機:
・E-4AT
・CVT(リニアトロニック)
・E-5AT(ターボ車のみ)
サスペンション:
・前:ストラット
・後:ダブルウィッシュボーン
エクシーガ | クロスオーバー7 | |
---|---|---|
全長 | 4,740 | 4,780 |
全幅 | 1,775 | 1,800 |
全高 | 1,660 | 1,670 |
ホイールベース | 2,750 | 2,750 |
車両重量 | 1,480-1,590 | 1,620 |
乗車定員 | 7 | 7 |
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人 |
初代エクシーガミニバンタイプ
モデル名 | 新車価格 | 燃費性能 |
---|---|---|
2.0GT-Sアイサイト | 302万 | 11.2 |
2.5iアイサイト | 259万 | 13.2 |
エアブレイク | 275万 | 13.2 |
2.5iスペックBアイサイト | 286万 | 13.2 |
[単位]円(消費税込み)[単位]km/L |
2代目エクシーガクロスオーバーSUVタイプ
モデル名 | 新車価格 | 燃費性能 |
---|---|---|
アクティブスタイル | 276万 | 13.2 |
モダンスタイル | 275万 | 13.2 |
[単位]円(消費税込み)[単位]km/L |
スバルエクシーガの中古車価格はこちら
スバルのエクシーガは格安で手に入る場合もあります。
中古車に興味のある方はこちらを確認してみてください。
- 最新「エクシーガ」中古車情報
-
本日の在庫数 211台 平均価格 60万円 支払総額 16~129万円
エクシーガは現行モデルがクロスオーバーSUVということで、ミニバンタイプを中心に中古車市場では比較的、安値で出ることもしばしばあります。
運が良ければ20~30万円台で手に入れることも出来るとあって、中古車市場でも大変人気の車です。
初代エクシーガ ミニバンタイプの内装
初代のミニバンでは暗めで重厚感はあります。
しかし素材などは高級なものではないため、質感は他の車に比べると劣るところもあります。
大きく褒めるポイントはありませんが、特に問題になるような点もないので、こだわりのない人は概ね満足しているようです。
2代目エクシーガ クロスオーバーの内装
居住空間と静寂性を中心に、とにかく快適性能に特化したクロスオーバーSUVであるスバルエクシーガは走行性能よりもその上質な快適性に評価があります。
快適性に評価がありながらも、スバルが誇る技術によりもたらされる走行性能は高く、家族で乗れる多人数対応車であっても一人での走行を楽しめる造りにもなっています。
スバル エクシーガのカスタム例
最後に、スバルエクシーガのカスタム例の動画をご紹介します。
ドレスアップというよりは、マフラーなどの部分のカスタムがエクシーガの場合は多くされているようです。
スバル エクシーガ ヘッドライト カスタム
スバル エクシーガ マフラー カスタム
スバル エクシーガ マフラーとセンターパイプ カスタム
スバルエクシーガが生産終了で後継車は?
スバル エクシーガ クロスオーバー7が2018年春頃に生産を終了します。
来春の生産終了に伴って、販売も時を同じくして販売を終了すると思われます。
生産終了するエクシーガ クロスオーバー7と入れ替わりのように、新型3列シートSUV「アセント」が北米で投入されます。
スバルは、現状新型アセントを他国で販売する計画はない、とコメント。
新型アセントは、2018年より北米で販売が開始され、ファミリー層の獲得を注力する模様です。
新型アセントの日本上陸に期待しましょう。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...