更新
【新型プジョー508セダン/ディーゼル試乗記】長距離ドライブが疲れない3つの理由
目次
- プジョー508はフルモデルチェンジし2代目へ。
- かっこいいデザイン。新型はファストバックへ
- 【長距離ドライブが疲れない理由①】ハンドルとメーターの位置
- 【長距離ドライブが疲れない理由②】先進運転支援
- 【長距離ドライブが疲れない理由②】シート
- ディーゼルとガソリンエンジンの違い
- ディーゼルはWLTCモード燃費を上回る低燃費
- 新型プジョー508 画像ギャラリー
- 【3月20日】プジョー新型508発表会で正式発売&デリバリー開始
- セダンスタイルからクーペ風のファストバックスタイルへ
- 最新のデジタルコックピットとコネクティビティを採用
- ナイトビジョンや先進運転支援機能を搭載
- パワートレインは1.6Lターボと2.0Lディーゼルターボ
- プジョー新型508の新車価格とグレード構成、納期
- ステーションワゴンの新型508SWも2019年夏に発売予定!
プジョー508はフルモデルチェンジし2代目へ。
プジョーのフラッグシップサルーン=セダン、508が2代目へフルモデルチェンジ、2019年3月20日から日本仕様が発売開始になり、4月上旬にメディア向け試乗会が開催されました。その直後、MOBY編集部の京都、富士での取材にプジョー・シトロエン・ジャポン広報部のご協力をいただき広報車にて移動、長距離ドライブテストも行いました。
それではさっそく、そのレポートを新型508の特徴にフォーカスしながらお伝えします。(新型プジョー508の概要は3月20日の発表会レポートを、この記事2ページ目にそのレポートをそのまま残してあります。)
かっこいいデザイン。新型はファストバックへ
先代モデルの日本国内販売は2011年、2014年にマイナーチェンジがありフロントデザインが変わる。8年ぶりのフルモデルチェンジとなった。(8年ぶりと書いたがモデルスパンとしては標準的)
先代のデザインと比較しながらご覧ください。
初代プジョー508(広報画像)
2代目新型プジョー508
先代プジョー508(広報画像)
新型プジョー508
新型プジョー508は「ファストバック」
リアのデザインも先代の面影がありません。先代のリアデザインは典型的なセダンの格好をしていましたが、新型はリアウィンドウが長くなだらかに、ハッチバックに近い「ファストバック」のデザインになりました。
【長距離ドライブが疲れない理由①】ハンドルとメーターの位置
現在のプジョーのアイデンティティの一つとなった「Peugeot i-Cockpit®」。メーターパネルとハンドルの位置関係が普通のクルマとは違うことにお気づきでしょうか。
ヘッドアップディスプレイはフロントウィンドウに投射するタイプではなくハンドル上部に物理的に存在するタイプ。ハンドルは楕円形で上部はほぼ直線に。飛行機の操縦桿を思い浮かべた方がいるのでは。先進的なデザインのコックピットは、拳ひとつ分ハンドルを握る位置が低くなり、肩が楽になります。また、メーターを見る視線移動距離も少なくなり、長距離ドライブでは疲れないようになっています。
i-Cockpit の多彩なメーターパネル
【長距離ドライブが疲れない理由②】先進運転支援
プジョー初のレーンポジショニングアシストは、ハンドル操作を支援してくれます。(手放し運転はできません)プジョーのハンドルアシストは、車線とクルマの間隔をドライバーがセットした状態のまま保持してくれます。
基本的にハンドルアシストは車線の中央を走るように設定されていますが、プジョーの場合は中央よりも左側ないしは右側の車線に少し寄せて走ることも可能です。
例えば、左側の車線に少し寄って走った方が安心だという人、逆に右側の車線側に寄って走りたいといった場合、その任意のところを走行中にレーンポジションアシストをONにすれば、あとは自動でその進路を保って修正してくれます。
また、ストップ&ゴー機能付きのアクティブクルーズコントロールも超優秀。渋滞時に威力を発揮するストップ&ゴー機能はもちろんのこと、前方に車が割り込んできたときの減速はとても自然で一切恐怖を感じませんでした。
これは、高速道路での長距離ドライブが格段に楽だったもうひとつの理由でした。
【長距離ドライブが疲れない理由②】シート
プジョーのシートの良さは昔から定評がありましたが、新型プジョー508でもきちんと継承。しっかりとホールドして体を支えるシートではありませんが、走行時の車の揺れをきちんと制御されているため、カーブの曲がるときに体に力を入れて姿勢を保つ必要はありません。がっちりホールドしないシートにより体の可動域が広がり、長距離ドライブも疲れないのです。
ディーゼルとガソリンエンジンの違い
ガソリンとディーゼルの2台を乗り比べると、ガソリンエンジンの方が排気量と構造上の関係から重量が軽くなる分、走りは軽快。峠を走ると明らかに前が軽く感じます。しかし、ディーゼルが重たいというわけではありません。このディーゼルエンジンはプジョーの他のラインナップにも搭載され、パワフルと低燃費と高い評価を得ています。実際に、高速道路でも峠でもスポーツセダン並みの走りができます。
ディーゼルはWLTCモード燃費を上回る低燃費
高速道路では、16〜19km/L。100km/h定速で30kmほど走れた状況では20km/Lを超えました。WLTCモードを上回る数値です。市街地でも14km/L前後、都心部の悪条件でも12km/L前後と良好な数値。
新型プジョー508 画像ギャラリー
- 執筆者プロフィール
- 宇野 智
- モーター・エヴァンジェリスト/ライター/フォトグラファー/ビデオグラファー/エディター エヴァンジェリストとは「伝道者」のこと。クルマ好きでない人にもクルマ楽しさを伝えたい、がコンセプト。元MOBY編...