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日産インフィニティの車一覧!日本導入されないのはなぜ?【2022年最新情報】
日産には、北米向けの高級ブランド「インフィニティ」があります。日本に正式導入されていないブランドのため、ほとんど目にする機会がありません。インフィニティについて、日本で購入する方法や今後正式導入はあるのかの考察も交えて解説します。
日産の海外ブランド「インフィニティ」とは?
インフィニティは、海外で日産のブランドの1つとして展開されています。この項目では、インフィニティとは何か、4つのポイントをピックアップして解説します。
北米を中心に世界で販売されている
インフィニティは、北米をメインターゲットに海外展開されている日産の世界戦略ブランドです。
1987年にインフィニティの名前が誕生。1989年に北米にて車種の市販化が開始され、高級セダンの「Q45」、高級クーペの「M30」の2つのラインナップが展開されました。
北米のみでなく東欧・中東・アジア地域でもインフィニティの車種を販売しています。2012年から2020年までは香港、2020年より日本へ本社機能を移動させ、グローバルな展開を行っているブランドです。
高級ブランドを展開すべく誕生
インフィニティのブランドを立ち上げた目的は「高級車ブランド」を展開するためです。
1985年、日産は北米の自動車市場にてシェアを獲得するために模索。検討を続けた結果、既存の「NISSAN」ブランドで高級車を展開するのではなく、新たに高級車ブランドを立ち上げることを決断しました。
過去の日産が作り上げてきた名誉・歴史ではなく、インフィニティのブランド名でイチから勝負することを選び、現在の世界戦略に繋がっています。
日本では販売されていない専用モデルも市販化
インフィニティで世界展開されているモデルは現状6車種となります。ほとんどが、海外専用の市販車となるため、日本の日産ディーラーで購入ができません。
ただし、6車種のうち、日本では日産ブランドに換装されて販売されている車種が1つあります。
その車種が「インフィニティ Q50」です。Q50は、日本名では「スカイライン」と名乗り、長らく日産のアッパーミドルサルーン、スポーティセダンで支持を集めているモデル。
背負っているブランドバッジは違っても、インフィニティブランドを少しでも身近に味わいたいなら、スカイラインが最適な選択肢となるでしょう。
インフィニティの車を日本で乗るにはどうすればいい?
日本国内に、インフィニティブランドの車を輸入して販売している販売店が存在します。旧型モデルの中古車を仕入れる、あるいは現行モデルの逆輸入を行っているのが特徴です。
日産が展開する高級ブランドを体感してみたいなら、逆輸入で車を買うのが唯一の手段。メリットやデメリットも加味しつつ購入を検討するとよいでしょう。
なお、逆輸入で車を購入する方法やメリット・デメリットを以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ、インフィニティの車を購入する際は参考にしてみてください。
インフィニティの現行車種一覧
インフィニティには、セダンやクーペ、SUVと3つのジャンルを展開しているのが特徴です。Q50以外は、日本でお目にかかる機会が少ないモデルとなります。
この項目では、海外で展開されているインフィニティブランドの現行6車種を解説します。
Q50
「Q50」は、インフィニティの中核を担うアッパーミドルクラスのセダンです。
Q50の魅力は「スタイリッシュなスタイリング」にあります。
フロントマスクに大きくかたどられた「ダブルアーチグリル」は、メッシュ状で中央にインフィニティブランドのバッジをまとっているのが特徴です。三日月のような形状をしたヘッドランプと組み合わさることで、上品な印象をもたせています。
また、インテリアにはレザーやオープンポア仕立ての木目調素材が取り入れられているのも注目ポイントです。姿勢を正して座り心地を追求したシートや質感の高いインパネ、トリム類からは、高級な印象を感じるでしょう。
搭載される3,700ccガソリンエンジンは、7,000rpmの回転数で最大出力約328馬力のパワーを発揮します。力強い走りを楽しめるFR(フロントエンジン・後輪駆動)の本格派スポーツセダンです。
Q60
「Q60」は、インフィニティの現行ラインナップでは唯一のクーペモデルです。かつては「Gクーペ」と名乗っていたモデルとなります。
セダンのQ50と同様、フロントマスクにはダブルアーチグリルが使われているのが特徴です。同じ雰囲気のフロントマスクとすることで、Q50との共通性を持たせています。
重厚感があり、低く抑えられているボディ形状は優れた走りを予感させるスタイリングとなっています。「ゼロリフト」のコンセプトを掲げたエクステリアにより、安定性のあるハンドリング性能を披露する車です。
QX50
「QX50」は、インフィニティのSUVラインナップではエントリーモデルとなる車です。
丸みを帯びたフォルムに、リアサイドに備わったシャープなピラーが引き立つスタイリングが特徴です。車体の各箇所に施した線や盛り上がったフェンダーにより、ワイルドかつ筋肉質なボディとなっています。
ラゲッジスペースを含めて広々とした室内空間にも注目です。後部座席を倒せば、約20個分のスーツケースが入る作りとなっています。
QX55
「QX55」は、QX50の兄弟車として2020年に登場したクロスオーバーSUVです。
QX55の魅力は「スポーティなスタイリング」です。ダブルアーチグリルを大きくとったフロントマスクは、シャープな目つきのヘッドランプと極限まで細くしたエアインテークにより鋭い走りを予感させるデザインです。車体後方のデザインは、クーペのようになだらかな曲線を描いています。
SUVでありながらクーペのようなスタイリングにより、街なかでもひと際目立つ車です。
QX60
「QX60」は、インフィニティのSUVラインナップの中間に位置するクロスオーバーモデルです。
車体の長さは約5,000mm、幅は1,960mmと大柄なボディ設計となっています。車体後部まで水平に伸びたルーフと車体下部の大胆なエアロデザインにより、オンロードとオフロードともに高い走行性能を予感させるスタイリングです。
3列目シート仕様となっており、大人数の家族でも楽しめる車となっている点も注目です。ワンタッチで動かせる2列目シートにより、3列目へのアクセスがしやすくなっています。
QX80
「QX80」は、インフィニティのラインナップでフラッグシップを担うクロスオーバーSUVです。
車体の長さが約5,300mm、7人乗りおよび8人乗りの3列シート仕様となっています。
大柄なボディとロングホイールベースにより乗り心地を高めたほか、5,600ccの大排気量V8エンジンは400馬力ものハイパワーを実現しています。
質感の高いキルティングレザーシートを採用。柔らかく座り心地のよさと、乗っていて疲れを感じにくい作りとなっている点が強みです。
- 最新「QX80」中古車情報
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本日の在庫数 3台 平均価格 991万円 支払総額 545~1,241万円
インフィニティの日本導入はある?
2020年に香港より日本へグローバル本社を移転し、北米や中国、欧州へのブランド展開を行っていますが、日本への展開に関しては触れられていません。よって現時点では導入を検討していないと考えられるでしょう。
インフィニティのバッジがついた車を味わいたいなら、逆輸入で購入するのが前提となります。
他の日産車ユーザーが乗っていない車で一味違う高級感を味わうなら、インフィニティブランドを選んでみましょう。
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- 執筆者プロフィール
- 長谷川 優人
- 1990年生まれ。30代突入と同時期にライター業を開始。日常系アニメと車好き。現在所有はワゴンR(MH95S)。アニメ作品の聖地巡礼などで、各地へドライブに出かける。