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【1979年-1997年】サニーから夢のGT-Rワゴンまで!日産の名ステーションワゴンたち【推し車】

近年は2018年のウイングロード廃止以来、ステーションワゴンから遠ざかっている日産ですが、かつてはアベニールサリューでレガシィに、アベニールブラスターでレガシィランカスター(現・アウトバック)へ挑むなど、ワゴンブームで力を入れていた時期もありました。

さかのぼれば、割と古くから乗用登録のワゴンを積極的にラインナップしていた日産で、名車と親しまれ、あるいは今になって珍重されているステーションワゴンを3台、厳選してご紹介します。

初代サニーカリフォルニア(B310系・1979年)

初代サニーカリフォルニア

ライトバンの乗用登録仕様というより、テールゲートを寝かせたスタイリッシュなステーションワゴンの草分けとして旧車ファンにも馴染み深いのが、サニーカリフォルニア。

4代目B310系サニーをベースに、まだADバンと呼ばれる前だったサニーバンとは全く異なり、5ドアハッチバックセダン、あるいは5ドアクーペ的なルックスで、通常の単色ボディのほか、写真のように木目調パネル風デザインも採用されました。

ピックアップトラックの「サニトラ」ほどではないものの根強い人気があり、ADバン/ワゴンとは別のサニー派生車として代を重ね、1996年にウイングロードとして再出発されるまでラインナップされています。

最新「サニー」中古車情報
本日の在庫数 59台
平均価格 136万円
支払総額 34~598万円

AD MAX バン/ワゴン(1992年)

AD MAXバン/ワゴン(画像は海外仕様サニーQ-bicバン)
flickr.com Author:Rutger van der Maar CC BY 2.0

国産ステーションワゴン史でもかなり異色なモデルが「AD MAX」で、商用バンのほか乗用登録のワゴンも設定。

Bピラーから前は通常のADバン/ワゴン。しかし後ろは左右ドアの代わりに、大型ウィンドウ(窓の代わりにパネルなのも含め、複数バージョンあり)を持つ、ハイルーフの大型ラゲッジという、特装車を除き唯一の国産フルゴネットバン/ワゴンでした。

ヨーロッパではルノー エクスプレスや後継のカングーなど同種の車があったものの、当時の日本では全くの「珍車」扱いに。最近はアウトドアから業務用途まで便利で目立つレア車として人気があるため、現在のADバンベースで同種の車があれば売れそうです。

初代ステージア260RS(1997年)

ステージア260RS(前期型)

この車も国産ワゴン史上、さらに名機RB26DETTの歴史上で非常に特異な1台です。C34ローレル/R33スカイラインベースのステージアへ、BCNR33スカイラインGT-RのRB26DETTとアテーサET-Sを組み込んだ、国産最強4WDスポーツワゴン。

GT-R以外に純正でRB26DETTを搭載したのはこれ1台という、まさに「夢のGT-Rワゴン」でした。単に最強スペックというだけでなく、開口部が巨大な大型エアロバンパーなど、重厚で迫力ある見た目も、並のステージアとは全く別物です。

ターボパワーで魅力的なステージアの中でも、まだ直6エンジンだった初代だからこそ作れた、特別な1台でした。

最新「ステージア」中古車情報
本日の在庫数 79台
平均価格 185万円
支払総額 30~625万円

※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

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初代ステージア260RSの紹介で触れた「RB26DETT」についてはコチラ

執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...

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