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「日本発売あります!」三菱新型ピックアップ『トライトン』がタイで世界初公開
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三菱新型『トライトン』がタイでワールドプレミア!その全貌が明らかに
2023年7月26日、三菱はタイ・バンコクにてフルモデルチェンジを果たした1tピックアップトラック、新型『トライトン』を世界初公開しました。
6代目となった新型トライトンは内外装デザインの刷新はもちろん、ラダーフレームからサスペンション、エンジンまでが新設計となり走行性能を大幅に強化。運転支援機能も最新版にアップデートされています。
タイでは新型トライトンが同日より販売開始。今後、アセアンやオセアニアでも順次発売されるほか、日本へも来年初頭に投入予定であることが発表と同時に明かされました。
実用性をモダンを融合させた内外装デザイン
新型『トライトン』のデザインコンセプトは「BEAST MODE(勇猛果敢)」。三菱の「ダイナミックシールドデザイン」をブラッシュアップし、猛禽類を思わせる造形に仕上げられた新型トライトンの外観は、ピックアップトラックらしい力強く堅牢なイメージと俊敏性を共存させた佇まいを表現しているとのことです。
ボディカラーはブラックやホワイト、グレーなどのベーシックカラーに加え、色鮮やかな「ヤマブキオレンジメタリック」と、輝度感を高めた「ブレイドシルバーメタリック」を新投入。 ボディタイプは2列シートの「ダブルキャブ」に加え、ベーシックな1列シートの「シングルキャブ」と、フロントシート後背に荷室スペースを設けた「クラブキャブ」の3種類が用意されます。
インテリアは、走行時の車体姿勢がつかみやすい水平基調にまとめつつ、幾何学的な造形とメタリックカラーを多用したモダンな空間にデザインしたと三菱は説明。
スイッチ類は手袋をしたままでも操作がしやすい適度な節度感が与えられ、グローブボックスやスマートフォンホルダーなども手袋をしたままで使いやすい実用的なサイズに設計されているとのことです。
大幅に進化したシャシー性能と悪路走破性を高める2つの4WD
新開発となるラダーフレームは高張力鋼板の採用比率を大幅に増加させ、フレーム剛性を高めながら重量増を最小限に抑えたとのこと。これにより走行性能や乗り心地が向上するほか、積載時の耐久性や衝突時のエネルギー分散性が向上したと三菱は述べており、キャビンには1180MPaの超高張力鋼板を採用することで軽量化を図ったとも説明されています。
サスペンションは従来と同じ前ダブルウィッシュボーン式、後リーフスプリング式でありながら、フロントは信頼性と耐久性を重視して新開発。リアのリーフスプリングも軽量化が施され、前後のショックアブソーバーも大径化され快適な乗り心地を実現したとのことです。
4WDシステムはどちらも副減速機構付き
悪路走行の要となる4WDシステムは、上位モデルにアクティブヨーコントロール(AYC)によって左右輪の電子駆動制御が可能な「スーパーセレクト4WD-II」が搭載され、下位モデルには廉価版のパートタイム4WDとなる「イージーセレクト4WD」が備わります。
両者は備わるドライブモードも異なり、「イージーセレクト4WD」はセンターデフ直結の4WDモードである「4H」と、より低いギアで駆動力を高めた「4L」、後輪のみで駆動する「2H」の3種類であるのに対し、「スーパーセレクト4WD-II」は、フルタイム4WDモードを加えた全4種類です。
さらに「スーパーセレクト4WD-II」では、「SNOW(氷雪路)」「ROCK(岩場)」など路面状態や用途に応じた全7種類のドライブモードから選択可能。ヒルディセントコントロールやヒルスタートアシストはどちらの4WDにも搭載されます。
2.4Lディーゼルエンジンには3種の仕様を用意
新型『トライトン』に搭載される新開発の4N16型クリーンディーゼルエンジンには、スペックが異なる3種類の仕様が用意されます。
最高出力135kWモデルの最大トルクは430N・m。110kWモデルの最大トルクは330N・mとなり、どちらもタービン容量を可変制御するVGターボチャージャーを採用。
高出力版である最高出力150kW仕様には、新型ターボチャージャーと新燃焼システムが搭載され、470N・mモデルの最大トルクを約1,500〜2,750rpmの回転数で発生させトルクフルな走行が可能とのこと。
また、高出力仕様には専用チューニングが施された電動パワーステアリングが採用され、速度域に応じた良好な操作性が与えられると同時に、オフロード走行時や牽引時の安全性や快適性に配慮。 トランスミッションはそれぞれのエンジンに、6速ATもしくは6速MTが組み合わされます。
新型ピックアップトラック『トライトン』は2024年初頭に日本投入予定
先進運転支援システムは、三菱自動車セーフティセンシング(MMSS)による衝突被害軽減ブレーキシステムはもちろん、レーンチェンジアシスト機能付後側方車両検知警報システムや後退時交差車両検知警報システムに加え、先行車に自動追従走行できるアダプティブクルーズコントロールも搭載。ボタンひとつで救助要請や事故通報ができる「SOSエマージェンシーサービス」も搭載されるとのことです。
そのほか荷台高は従来型から45mm下げられ820mmになり、エンジンオイル交換時にアンダーカバー脱着作業を省く配慮やシャッキアップしやすい構造への改良など、さまざまな用途や環境で使いやすいよう細部の改善が施され、三菱新型トライトンはピックアップトラックとしての基本性能も高められて登場します。
三菱の代表執行役社長兼最高経営責任者である加藤 隆雄氏は、新型トライトンに関して「新時代に相応しいピックアップトラックへと大幅に進化させた」とコメント。「三菱の屋台骨を支える世界戦略車」と位置づけられた新型トライトンは、2024年初頭に日本市場に投入予定です。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...