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「屋根は高くしたいけどデザインが…」なんて言ってられないピンチがチャンスに?広い車内に吹いた神風、マツダ 初代デミオ【推し車】

初代ワゴンRに続く、コンパクトカーの大革命

このアングルで見ると、頭上スペースも広く確保されたトールワゴンだとわかる ©MOBY

コンパクトカーとして全長・全幅に厳しい制約を受けつつも、唯一自由が利く高さ方向への拡大、それも単純に背を高くするのではなく、増えた空間を最大限有効活用することで、視界の広さや快適性の高さと、荷室の最大化を極めた「トールワゴン」というジャンル。

日本でも1970年代、商用登録ながらホンダが「ライフステップバン」を発売するなど、早くからコンセプト自体は存在したものの、大ヒットで現在のN-BOXなどスーパーハイトワゴンが「国民車」になる革命を起こしたのは、初代スズキ ワゴンR(1993年)でした。

初代ワゴンRはもちろん軽自動車ですが、コンパクトカーでもそのフォロワーは存在し、スズキ自身のワゴンRワイド(1997年)や、日産の初代キューブ(1998年)がもっともわかりやすいものの、実際の「始祖」はそれ以前、1996年に発売されました。

この年の8月、ダイハツ パイザーとほぼ同時に発売されたのが初代マツダ デミオ。

どちらも従来からあるコンパクトカーをベースにしたものの、パイザーが全長4m超、全高1,600mm前後の「ミニバンのスケールダウン的な2列シート車」だったのに対し、デミオはどちらかといえば「スペース効率を追求したハッチバック車」でした。

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...

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