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機械式立体駐車場対応SUVもある!?意外とタワーパーキングに入る車たち【推し車】

現在、ハイルーフミニバンやスーパーハイトワゴン、最低地上高が高いSUVが売れ筋となっています。昔のように「タワーパーキングを含む機械式立体駐車場など、全高制限が厳しい駐車場に入れない車は困る」という事は、あまり考えなくてよくなりました。

しかし、2010年代はじめ頃までは「全高が低くて便利な車」の需要もあり、セールスポイントとして車種そのもの、あるいは一部グレードで全高1,550mmギリギリをクリアする、意外な車が販売されていました。今回はそのうち3台を紹介します。

スバル プレオ(初代・2001年11月以降のロールーフ車)

初代スバル プレオ LS(2002年10月改良モデル)

大ヒットしたスズキ ワゴンRフォロワーのスバル版。新規格軽自動車への以降を機に、ヴィヴィオがベースのトールワゴン、初代プレオを発売。全高は低くとも1,575mm。

しかし、2001年10月に三菱が全高1,550mmの初代eKワゴンを発売。駐車場の全高制限に引っかからないセミトールワゴンを売りにするや、翌月プレオもロールーフ化とサスペンション見直しで全高を抑えた特別仕様車を発売します。

2002年10月にカタログモデル化。2004年以降は全車が全高1,550mmになりましたが、その頃にはだいぶ影が薄くなっていた事もあり、後期プレオがセミトールワゴンになっていた事に気づかなかった人も多いと思います。

最新「プレオ」中古車情報
本日の在庫数 198台
平均価格 42万円
支払総額 9~112万円

ホンダ オデッセイ(3代目2003年・4代目2008年)

3代目ホンダ オデッセイ アブソルート

生産ラインの都合上、苦渋の策としてアコードベースのロールーフミニバンを作ったところ、高級感がウケて大ヒット。エンジンラインナップの強化などで走りの良さもアピールし、ミニバンブームの火付け役になります。

キープコンセプトの2代目を経て、同クラスライバルがハイルーフ化による車内スペースの広さを売りにしたのに対し、オデッセイはむしろさらに1,550mmまでルールーフ化。機械式立体駐車場対応と、低重心を売りにするスポーツミニバンになりました。

そのコンセプトで4代目まで売ってはみたものの、時代が変わってミニバンに低さを求めるユーザーは激減。5代目はエリシオンと統合したハイルーフミニバンとなったのです。

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日産 ジューク アーバンセレクション(2011年)

日産 ジューク 15RXアーバンセレクション スタイリッシュブラックパッケージ

トヨタ C-HRのように低いクーペSUVなら、2WDに限り全高1,550mmで機械式立体駐車場対応です。ギリギリオーバーだったのを専用サスペンションで対応させたのは、オーテックが手掛けたジュークの特別仕様車アーバンセレクション。

その名の通り、都市部での使用を前提に駐車場を選ばず済むよう全高を下げており、15RSと15RXをベースとして2011年5月に発売。通常グレードと同様に数種の特別仕様車も設定したほか、スタイリッシュブラックパッケージという独自の特別仕様車もあります。

2014年7月以降はカタログモデル化され、2020年6月の販売終了まで数少ない機械式立体駐車場対応SUVでした。

最新「ジューク」中古車情報
本日の在庫数 643台
平均価格 90万円
支払総額 36~218万円

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...

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