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ヒュンダイが日本再参入決定!日本で韓国車は売れなかったのになぜ?
「韓国車が品質が低い」は過去の話?
日本人が輸入車に感じる魅力や価値を韓国車が有していないということなら、今後も爆発的に売れるということはないかもしれません。
しかし、「売れないのは韓国車の出来が低いからだ」「韓国車の品質はゴミ」という通説は、世界的に見れば大きく様変わりしているようです。
アメリカを中心に海外では韓国車は多く走っていて、その割合は日本車以上という声も。
さらに、ユーザーからの信頼度も高く、アメリカで毎年公開されている「自動車初期品質調査」における2019年の最も信頼できる車メーカーは「ジェネシス」「キア」「ヒュンダイ」と、韓国車メーカーがトップ3を独占する結果になっています。
かつて「品質が高く壊れない」ということで人気だった日本車ですが、昨今では韓国車に追いつかれ追い越されてしまったと言えるかもしれません。品質やデザインが支持されれば、日本車よりも価格が安い韓国車は、海外市場ではじゅうぶん魅力的なのでしょう。
韓国車の品質やデザイン性が向上したのはなぜ?
今や海外でも評価が高まっているヒュンダイですが、かつては日本のユーザーの認識と同様に、「品質が悪い」「デザインがダサい」と、人気はイマイチでした。
しかし近年、設計からデザイン、サプライヤーをドイツなど欧州に任せたことで、品質やデザインもバツグンによくなったようです。
車の品質はもちろん、最新のコネクティングサービスを採用しているにも関わらず、名だたるドイツ車メーカーよりも低価格というのも大きなアドバンテージといえます。
ちなみにラリーでのトヨタ最大のライバルはヒュンダイ!
ちなみに乗用車販売実績だけでなく、日本車が韓国車と大きなライバル関係にあるのは、WRC(ラリー)の世界。トヨタ最大のライバルはヒュンダイと言ってもよく、毎戦熾烈な戦いを繰り広げています。
2022年にはEVやFCVでヒュンダイ日本再参入!
現在、日本では大型バスの販売のみを行っている現代ジャパン。しかし2022年にEV(電気自動車)やFCV(水素自動車)に特化して日本へ再参入することを発表しました。
これに先立って、2020年9月には東京・代官山でFCV・SUV「ネッソ」のプロモーションを実施。韓国の人気アイドル・BTSをプロモーターに起用するなど、本格的な市場参入の姿勢を見せました。
世界で販売されているFCVはトヨタ MIRAIとホンダ クラリティ FUEL CELL、およびヒュンダイ ネッソの3台のみ。ゼロ・エミッションカーに特化することで、日本で今度こそ”売れる”ことができるのか、注目が集まります。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...