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ヒュンダイが日本再参入決定!日本で韓国車は売れなかったのになぜ?

日本で韓国車を見ない理由は?

©Alexandr Blinov/stock.adobe.com

韓国の自動車メーカーで聞く機会があるのは「現代(ヒュンダイ)」「起亜(キア)」といった名前。しかし、いずれも日本でテレビCMやネット広告を目にする機会はありません。

日本で韓国車を見かけない理由は、ヒュンダイといった韓国車の正規ディーラーがないからです。韓国乗用車を購入するには、現在並行輸入しか手段がありません。

かつてヒュンダイは日本に販売網を持っていました。日本に参入したのは2001年。『冬のソナタ』など韓流ドラマブームや、2002年の日韓合同開催FIFAワールドカップもあり、順調な滑り出しをしたかに見えました。

しかし、一時は年間2,500台ほどを登録するも販売台数は振るわず、2010年には日本での乗用車販売を正式に終了してしまいました。

2016年に日本で販売された韓国車はたった7台だった

2016年、韓国の新聞社「東亜日報」が、日本での韓国乗用車の販売台数は「7」という衝撃的なニュースを報じました。この悲報に対しネットユーザーからは、「さすがに信じがたい」 「7台売れたことにビックリ!」 「よく7台も売ったね」などの声が上がっていました。

さらに東亜日報によると、購入された韓国車は在日韓国館で使用されるものと、韓国で購入した乗用車を日本で新車登録したものだけだそうです。

つまり、2016年に日本で韓国車を私的に購入した人はいないという悲しい結果でした…。

日本で韓国車が売れないことについて、韓国のネットユーザーのコメントには 「技術もないのに売れるわけがない」 「日本の品質に比べたら韓国車は…」 「アメリカでも売れてる日本車には勝てない」などと冷静に分析しているものがありました。

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21年間で0台!?起亜はもっと売れなかった…

2013年には、韓国のニュースメディアがもっと衝撃的な内容を報じていました。なんと、同じく韓国車メーカーである起亜自動車は、21年間で1台も売れずに日本から撤退したというのです。

起亜自動車は完成車と自動車用の部品を販売していました。ヒュンダイに買収されたことで「部品販売の役割もなくなり撤退を決めた」と関係者はコメントしていました。

日本で韓国車が売れなかったのはなぜ?

ユーザーが所有する魅力を感じなかった

韓国車が売れなかったのは、日本における輸入車の価値は「所有するステータス」「高額・高級なブランドイメージ」「独創的なデザイン」などに依存しており、韓国車の知名度が低く、高級ブランドイメージイメージが確立されていなかったことが理由に挙げられるでしょう。

輸入車であっても、同じアジア車であるヒュンダイやキアを所有することは、日本人にとってあまり魅力的に感じなかったのかもしれません。デザインも価格も「日本車っぽい」のであれば、あえて韓国車を選ばなくてもよいということなのでしょう。

リセールバリューが低かった

日本での認知度が上がらなかったことに付随して、韓国車はリセールバリューも高くありませんでした。加えて品質も信頼性が低く、アフターサービス面でも不安があるということで、購入するメリットが感じられなかったようです。

日本車ユーザーにとっては「価格も同じくらいなら、壊れにくい日本車のほうがいい」、輸入車ユーザーにとっては「価格は安いけど、車に信頼性もサービスの質も低い」ということで、どちらの客層もうまく取り込めなかったのだと思われます。

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ちなみにヒュンダイのバスは販売継続中

正規ディーラーがないと言っても、日本でヒュンダイ車が全く走っていないわけではありません。現代自動車ジャパン株式会社は現在、「ユニバース」という大型バスを企業向けに販売しています。

「韓国車が品質が低い」は過去の話?

ジェネシスGV80

日本人が輸入車に感じる魅力や価値を韓国車が有していないということなら、今後も爆発的に売れるということはないかもしれません。

しかし、「売れないのは韓国車の出来が低いからだ」「韓国車の品質はゴミ」という通説は、世界的に見れば大きく様変わりしているようです。

アメリカを中心に海外では韓国車は多く走っていて、その割合は日本車以上という声も。

さらに、ユーザーからの信頼度も高く、アメリカで毎年公開されている「自動車初期品質調査」における2019年の最も信頼できる車メーカーは「ジェネシス」「キア」「ヒュンダイ」と、韓国車メーカーがトップ3を独占する結果になっています。

かつて「品質が高く壊れない」ということで人気だった日本車ですが、昨今では韓国車に追いつかれ追い越されてしまったと言えるかもしれません。品質やデザインが支持されれば、日本車よりも価格が安い韓国車は、海外市場ではじゅうぶん魅力的なのでしょう。

韓国車の品質やデザイン性が向上したのはなぜ?

今や海外でも評価が高まっているヒュンダイですが、かつては日本のユーザーの認識と同様に、「品質が悪い」「デザインがダサい」と、人気はイマイチでした。

しかし近年、設計からデザイン、サプライヤーをドイツなど欧州に任せたことで、品質やデザインもバツグンによくなったようです。

車の品質はもちろん、最新のコネクティングサービスを採用しているにも関わらず、名だたるドイツ車メーカーよりも低価格というのも大きなアドバンテージといえます。

ちなみにラリーでのトヨタ最大のライバルはヒュンダイ!

ちなみに乗用車販売実績だけでなく、日本車が韓国車と大きなライバル関係にあるのは、WRC(ラリー)の世界。トヨタ最大のライバルはヒュンダイと言ってもよく、毎戦熾烈な戦いを繰り広げています。

2022年にはEVやFCVでヒュンダイ日本再参入!

現在、日本では大型バスの販売のみを行っている現代ジャパン。しかし2022年にEV(電気自動車)やFCV(水素自動車)に特化して日本へ再参入することを発表しました。

これに先立って、2020年9月には東京・代官山でFCV・SUV「ネッソ」のプロモーションを実施。韓国の人気アイドル・BTSをプロモーターに起用するなど、本格的な市場参入の姿勢を見せました。

世界で販売されているFCVはトヨタ MIRAIとホンダ クラリティ FUEL CELL、およびヒュンダイ ネッソの3台のみ。ゼロ・エミッションカーに特化することで、日本で今度こそ”売れる”ことができるのか、注目が集まります。

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新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...
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