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【ジャガーの歴史と名車】究極の美しさを追い求めて
目次
I-PACEに続け!ジャガー次世代EV戦略を加速
ジャガーのラグジュアリーSUVでピュアEV「I-PACE」が、日本での販売を開始したのは2019年。航続距離400キロを軽く超える美しいハイスペックマシンは、大きな話題を呼びました。さらに同年、ジャガーを包括するジャガー・ランドローバーは、BMWと電動パワートレイン開発などで提携を発表。ジャガーのフラッグシップ・サルーン「XJ」の次期型パワートレインにはEV採用もアナウンスされ、次世代EV戦略を急加速させています。
ジャガーの社名とロゴにはこんな意味があった
ジャガーは1922年、サイドカー製造会社を始まりとし、車の修理、ボディの架装を経て、1935年エンジン・シャシーを含めた自社オリジナルの第1号モデル「SS ジャガー 2½」を製造します。創立からスワロー、SSカーズへと変遷した社名は、1945年オリジナル第1号モデル名に因んで、現在のジャガーとなりました。
ジャガーのロゴは、ネコ科・ジャガーの躍動感溢れるもので、スピードやパワーの強さを表しています。また、長年マスコットとしたボンネット上のリーピングキャットは、SSカーズ時代にF・ゴードン・クロスビーがデザインしたもの。しかし、1970年代北米の安全基準により突起物が危険となったため、徐々に平面バッチへと移行しています。
美しさと速さの両立。メーカー「ジャガー」の特色
ジャガーの製造する車の特色は、何といっても造形の美しさと言えるでしょう。程よい大きさのエレガントなフォルムに、落ち着いた質感を持つ装備品でしつらえられた空間は、創業より乗る者・見る者を魅了し続け、その美しさは今にまで至ります。また、ル・マンを始めとするレースで優勝を果たすなど、速い車を製造するメーカーとしても有名です。
ジャガーの歴史。サイドカー・メーカーから王室御用達へ
サイドカー・メーカーから始まったジャガーの歴史には何があったのでしょうか。
【1922年】会社設立。サイドカー製造からコーチビルダーに
創業者ウィリアム・ライオンズがサイドカー製造会社を設立。その後、当時ヒットしたオースチン・セブンに独自のボディ架装を施し、コーチビルダーへと移行します。
【1935年】オリジナルモデルの誕生と戦争勃発
コーチビルダーからの脱却を図るべく、全てをオリジナルとしたモデル「SSジャガー2½」を発表。その後スポーツモデル「SS100」が高い評価を受けますが、第二次世界大戦が勃発します。
【1945年】ジャガーへの社名変更。秀逸スポーツ続々登場
大戦終了後、社名をあらたにジャガーに変更。戦禍で封じ込められたエネルギーを一気に開花させ、XKシリーズ、Dタイプ、マーク2、Eタイプなどと秀逸スポーツが誕生しました。
【1966年】BMCと合併するも、オイルショックが発生
デイムラーの買収を終え、BMCとの合併に踏み切ったジャガーでしたが、オイルショックが発生。販売は低迷することとなり、1989年フォード傘下となりました。
【2008年】新時代へ。ジャガー・ランドローバーを形成
フォードの不振を受け、2008年インド・タタモーターズのもと、ジャガー・ランドローバーをあらたに形成。サイドカー・メーカーから始まった歴史は、王室御用達ワラントの指定を受けるまでとなったのです。
ジャガーの歴史を彩った美しき名車たち
SS100
戦前SSカーズ時代の名車SS100は、生産台数わずか314台の極めて美しいスタイリングの名車。ジャガーオリジナルエンジンを搭載し、最高出力は100ps越えの高性能を誇りました。
Dタイプ
1954年、マルコム・セイヤーズによって誕生したDタイプは、美しさと速さを名実ともに両立させたスポーツ。1957年のル・マンでは優勝を含め上位5台をDタイプが占めました。
MK2(マーク2)
MK1のリファイン版MK2は、ジャガーのコンパクト・サルーン。肉厚で丸みを帯びたフォルムとハイスペックで、ラリーでも活躍しました。また、愛好家が多く、ジャガー・レストア専門ショップがチューンしたビーチャム仕様は、広く認知されています。
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本日の在庫数 5台 平均価格 452万円 支払総額 395~556万円
Eタイプ
かのエンツォ・フェラーリが世界で最も美しい車と讃えたEタイプは、1961年のデビュー。最高速240km/hの高性能マシンでありながら、スパルタンさは微塵も感じさせないエレガントなフォルムは、近年EV仕様「E-TYPE ZERO」として復活するほど人気です。
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本日の在庫数 14台 平均価格 1,417万円 支払総額 1,196~1,635万円
XJ
初代「XJ6 シリーズⅠ」の誕生は、1968年。のちに伝統となる丸目4灯ヘッドランプにスッキリとしたしなやかなスタイリングで、囁きも聞こえるとされた静粛性が評価を呼びました。誕生から50年あまり。XJはピュアEVを次期型として、生まれ変わる予定です。
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本日の在庫数 175台 平均価格 210万円 支払総額 59~990万円
XF
イアン・カラムが手掛けたコンセプト「C-XF」をベースにデビューしたXFは、ジャガーのミドルサイズ・サルーン。それまでのコンサバティブなイメージをアグレッシブへと転換。次世代に向けスポーティング・ラグジュアリーを進化させています。
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本日の在庫数 57台 平均価格 224万円 支払総額 45~866万円
F-PACE(Fペイス)
ジャガー初のSUVとして2013年に初披露されたFペイスは、その全貌を待ちわびたファンの大きな話題となりました。80パーセントをアルミとした軽量モノコックボディに、ジャガーらしい気品を備え、ハイパフォーマンスモデル「SVR」も加わりました
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本日の在庫数 95台 平均価格 626万円 支払総額 204~1,569万円
Fタイプ
新世代のリアル・スポーツカーとして誕生したFタイプ。2シーターにアルミ使用で軽量化を図ったボディは、ジャガーの次世代に向けた意気込みを感じるもの。初代のV型8気筒スーパーチャージャー搭載モデルは、最高出力495psに達しました。
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本日の在庫数 76台 平均価格 836万円 支払総額 349~3,136万円
XE
ジャガーのDセグメント「XE」。2015年にはディーゼルモデルが日本初デビューとなりました。セダン離れが進むなか、創業より車の美しさを追求し、その美しさを体現してきたジャガーだからこそ誕生した正統派サルーンと言えるでしょう。
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本日の在庫数 76台 平均価格 251万円 支払総額 102~630万円
- 執筆者プロフィール
- 石黒 真理