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リメイク版でヒット間違いなし?今復活したら売れそうな車たち・イタリア車編【推し車】
時代の流れやさまざまな事情でフェードアウトしていった車でも、流行が一巡すれば昔の価値観が取り戻される事もありますし、レトロブームで売れる事もあるかもしれません。
それは国産車だけでなく外車も同様です。過去の名車が消えたりモデルチェンジで別物になっていても、「現代的解釈」で最新技術を用いたよりいい車になってリメイクされ、ヒット作になるかもしれません。
今回はそんな、「今復活したら売れそうな車」を、イタリア車の中から厳選してみました。
アウトビアンキ ビアンキーナ(1957年)
チンクベースのカワイイやつ
日本ではあまりメジャーではありませんが、2代目フィアット500(ヌォーバ500、通称”チンクェチェント”または”チンク”)をベースに、フィアット傘下だったアウトビアンキで上等な内外装を与えたコンパクトカーです。
ベース車同様、リヤに空冷2気筒エンジンを載せた後輪駆動で、2ドアセダン。パノラミカ(ワゴン)、バンなど多彩なボディタイプがあります。コンバーチブルなど日産 フィガロの元ネタのようで、ちんまりとした可愛い姿でした。
現在は3代目フィアット500で、アバルト版もあります。今後もEV版で継続するようですから、それをベースに現代版ビアンキーナを作れば売れそうな気がします。
初代フィアット パンダ(1980年)
余計なものはいらないからとにかく安く!の究極系
とにかく不景気で開発費など出なかった時代のフィアットから、「とにかく安くて広くて簡便な小型車を、既存車のエンジンで安く作ってほしい」と言われたカーデザイン界の巨匠、ジウジアーロ氏が「つまりシトロエン2CVみたいなヤツね?」とパパッと仕上げた車。
初期型はガラスも含めほとんど平面。ペーパークラフトのごとくアッサリした作りでしたが、実用性は高く、何より安いので大ヒットとなり、苦境のフィアットを救いました。次第に品質やデザインのクオリティが上がると、日本でも人気作に。
現在は各種最新装備の義務化であまり簡素にできませんが、「余計な装飾もなく、すごく安いEV」として作ればウケそうです。
- 最新「パンダ」中古車情報
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本日の在庫数 195台 平均価格 144万円 支払総額 25~388万円
ランチア ラリー037(1982年)
アルピーヌA110が復活するなら、これもぜひ!
37台限定のリメイク版、「ヌォーヴァ・キメラEVO037」が昨年話題となった往年のグループBラリーマシン。フランスでも往年のWRCチャンピオンマシン、アルピーヌA110がリメイクされたことですし、ラリー037も本格的な復活が待たれます。
かつて高級車や高性能スポーツカーで名声を得て、フィアット傘下になって以降もラリーやレースで活躍したランチア。しかし今はイタリア国内専用の小型車ブランドになってしまい、ちょっと寂しい状態です。
アルピーヌのごとく、ラリー037リメイク版を復活させ、EV版のデルタHFやフルビアでイタリア自動車界を華やかに盛り上げてほしいものです。
※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。
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- 執筆者プロフィール
- 兵藤 忠彦
- 1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...