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ホンダの伝説的名機HSV-010とは?市販はされていない?
ホンダの伝説的名機HSV-010とは
「HSV-010」、日本のモータースポーツファンなら絶対に目にしたことのある名前です。NSXの後継車として開発され市販化を目指し、ニュルブルクリンクでのテスト走行の様子なども目撃されていました。
しかし、2008年に起きたリーマンショックの景気後退により、HSV-010の市販化計画はすべて白紙となりました。
HSV-010の高いポテンシャル
HSV-010は市販車モデルとして開発されている際は、V型10気筒エンジンを搭載する予定でした。しかし、市販車モデルの開発は中止に。
SUPERGTに2010年からホンダがレース用マシンとして投じますが、大会のレギュレーションに準拠するため3.4LのV型8気筒エンジンを搭載しました。
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HSV-010の活躍した名場面集
2013年 岡山インターナショナルサーキット
SUPERGT 2013年の岡山インターナショナルサーキットの名場面です。
レースは残すところ10週を切り、先頭を走るMOTUL GT-Rが二台のHSV-010に追われる展開で、残り5週の時点でHSV-010の高いコーナリング性能を生かしたコーナーへの飛び込みに耐えきることができませんでした。
ついに1位の座を渡してしまいます。その後、2台のHSV-010によるデッドヒートが繰り広げられましたが勝利を成し遂げました。
2010年 鈴鹿サーキットでのクラッシュ
こちらは少し衝撃的な映像です。HSV-010が鈴鹿サーキットの誇るコーナー時点でクラッシュしてしまいました。映像を見てもわかるように煙を出し燃えていますが、爆発しなかったのが幸いです。
2010年 参戦初年度にしてシリーズチャンピオン獲得
2010年、ホンダは5台のHSV-010をSUPERGTに投入しました。第1戦の行われた鈴鹿サーキットでは、デビューしていきなり予選で最速タイムを叩き出し、ポールポジションを獲得しました。その高いポテンシャルを存分に見せつけました。
HSV-010のかっこよすぎるラジコン
タミヤ
プラモデルといったらまず思いつくのはタミヤかも知れません。ですが、アマゾンでは品切れのため今回はそのタミヤから発売されているHSV-010の無線操縦装置です。細部のパーツまで精巧にできており、走らせた時には思わず見とれてしまいます。
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HSV-010はこれからも永遠に伝説であり続ける名車
ホンダのHSV-010は市販化に向けて開発されたものの、結局市場向けに販売されることはなく、SUPERGTのレースに参戦する姿しか見ることのできなかった伝説的名機です。
今その活躍する場面を見返しても、色褪せない、素晴らしい姿ばかりです。きっとこれからもモータースポーツファンの中では、永遠に人気を保ち続けるホンダの誇る名車として語り継がれていきます。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...