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『e:N SUV 序』世界初公開!ホンダの中国向け最新EV第3弾が上海モーターショーに登場
目次
ホンダ「e:Nシリーズ」の第2弾、第3弾を上海モーターショーで公開

2023年4月18日、ホンダは上海モーターショー2023にて、同社のEVシリーズである「e:Nシリーズ」の第2弾と第3弾を世界初公開したと発表しました。
第1弾となる『e:NP1』と『e:NS1』は2022年4月からすでに中国で発売されており、それに次ぐ第2弾『e:NP2』と『e:NS2』は、3月末の時点でそれぞれのプロトタイプ車両が上海モーターショーへ出展されると報じられていました。
しかし第3弾に関して事前のアナウンスはなく、上海モーターショーの初日にe:Nシリーズの第2弾と第3弾『e:N SUV 序』がまとめて世界初公開されるかたちになりました。
第2弾『e:NP2』『e:NS2』はシリーズコンセプトをさらに磨き上げたEV


第2弾となる『e:NP2 プロトタイプ』と『e:NS2 プロトタイプ』は、e:Nシリーズのコンセプトである「動、智、美」がさらに磨き上げられたモデルです。
「動」とは、ホンダ車が持つ運動性能とドライビングプレジャーを指し、「智」とは、心地よい造形と次世代コネクト技術「Honda CONNECT 4.0」などを用いた先進的な室内空間を意味し、「美」は、SUVのユーティリティとセダンの流麗なフォルムを両立させたデザインを指しているとのことです。


それらのコンセプトを加味しながら『e:NP2』は「シームレスで洗練されたスマートな未来感」、『e:NS2』は「見る人に刺激を与えるエモーショナルな未来感」を表現したとホンダはそれぞれの車について説明しています。『e:NP2』と『e:NS2』は、2024年初頭の発売が予定されています。
第3弾『e:N SUV 序』は新たな次元を目指した電動SUV


e:Nシリーズ第3弾となるコンセプトモデル『e:N SUV 序』は、より大型で後輪駆動および四輪駆動での使用を前提としたEV専用プラットフォーム「e:N Architecture W(イーエヌ アーキテクチャー W)」を採用する初のモデルとなります。
「序」は中国語で「プロローグ」を意味し、e:Nシリーズのコンセプトである「動、智、美」を新たな次元へと引き上げた新世代の幕開けとなるモデルの意味を込めてこの名前がつけられたとのことです。
e:N SUV 序はより高い走行性能と、より優れた運転支援システムやAI搭載のコネクト技術が与えられ、知能的な室内空間と知性的な外観デザインを採用したEVになるとホンダは明かしており、量産モデルは2024年内の発売が予定されています。
ホンダはe:Nシリーズで中国市場の自社電動化を加速

ホンダは2027年までに中国市場で10車種のEVを投入予定であることも発表しており、e:Nシリーズの拡充によって2040年に定めていた目標を前倒しにし、新たに2035年までのEV販売比率100%を目指すとのことです。
そして2050年には、すべてのホンダ製品と企業活動でカーボンニュートラルを実現するというグローバル目標を掲げています。
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- MOBY編集部
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