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ホンダ新型CR-V PHEVは燃費が「100kmあたり1.6リットル」という驚異のスペックに!?
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北米で6代目CR-Vデビュー!日本は生産終了…中国では?
アメリカでは6代目となる新型ホンダ CR-Vが2022年9月から発売開始されます。その一方で、日本では2022年8月末日をもって5代目ホンダ CR-Vの生産が終了しました。
CR-Vは1997年のデビュー以来、アメリカでもっとも売れているクロスオーバーSUVです。しかし、大柄であるため日本では受け入れられず、その存在は徐々に陰が薄くなりつつあります。
そんななか、中国ではCR-VのPHEV(プラグインハイブリッド)モデルの登場が中華人民共和国工業情報化部のWEBサイトに掲載された情報から明らかになっています。
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100kmあたり1.6リットル!? PHEV版CR-Vの驚異の燃費性能
中国の工業製品データベースともいえる中華人民共和国工業情報化部のWEBサイトには、6代目CR-VをベースとするPHEVモデルの情報が追加されています。
外観は前後のバンパーデザインがわずかに異なるだけでデビューしたばかりの6代目CR-Vほぼそのままです。しかし、その中身はまったく異なります。
CR-VPHEVに搭載されるエンジンは、150PSを発揮するLFB16型2.0L直列4気筒エンジンに、184PSのモーターを組み合わせたプラグインハイブリッドであり、その燃費性能はWLTCモードで「100kmあたり1.61リットル」。
リッターあたりのキロメートルに換算すると、燃費性能は驚異の62.5km/Lとなります。
中国では5代目CR-VにもPHEVモデルがあった
中国では先代にもPHEVモデルが用意されていました。
車名は「ホンダ CR-V SPORT HYBRID e +」で、燃費性能は新型PHEVモデルを上回る76.0km/L。EV走行距離は85kmでした。新型の方がスペックダウンしているのは、車重の増加や騒音規制への対応のためかもしれません。
先代のCR-V SPORT HYBRID e +の価格は、27万3,800元(約570万円)からとなっていたため、中国で販売される新型CR-VのPHEVモデルも同程度の販売価格となるでしょう。
CR-V PHEVの販売は中国のみ
CR-VのPHEVモデルが販売されるのは電動化が著しい中国のみです。日本にはPHEVモデルの導入以前に、6代目CR-Vが販売されるかすら現段階では定かではありません。とはいえ、5代目は2年遅れて日本導入された経緯もあるため、新型も後々追加販売される可能性は残されています。
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- 執筆者プロフィール
- 伊藤友春
- 1981年生まれ。自動車専門Webライターとして執筆活動中。自動車の構造に明るく、ほとんどの整備や修理をDIYでこなす。輸入車・コンパクトカー・変わったデザインやコンセプトの車が好きで、現在の愛車はその最た...