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コンパクトミニバンにはルーツがあった?時代の節目となったクルマたち【推し車】

軽自動車よりちょっと大きい程度のコンパクトミニバンは、トヨタ ミニエースコーチ(1968年)が元祖でしたが後は続かず、1980年代の軽1BOXベースでようやくRVブームにも乗り、そこそこ売れるモデルが登場します。

しかし本格的な普及には、普通のコンパクトカーと同じ感覚で乗れるFF車の登場が必要でしたが、初期のものは3列シート車とするには車内が狭すぎたり、スペース効率を追求するあまりデザインが今ひとつだったりと問題がありました。

ようやく2000年代半ばから満足のいく車種が登場、タクシーとしても一般化していきますが、今回はそれら時代の節目となった3台を紹介しましょう。

スバル ドミンゴ(初代・1983年)

根強い需要をつかんだ軽1BOXベース3列シートミニバンの元祖

スバル ドミンゴ(初代)

2000年代半ばまで、ホンダを除く軽自動車メーカー各社がラインナップしていた「軽1BOX車ベースの3列シートコンパクトミニバン」の元祖で、初代は4代目サンバー(1982年)をベースに、ジャスティ用1L3気筒エンジン(後に4WDは1.2L化)を搭載したモデル。

ボディは前後バンパーの大型化や角型四灯ヘッドライト化など外観変更を除けばベース車とほぼ変わらず、荷室に3列目シートを設けて3列7人乗りとしています。

当時は1980年前後に始まった初期のRVブームでサンバーがRV路線へ乗り出しており、ドミンゴもサンルーフ以外に角の明かり窓、「サンサンウィンドゥ」を備えたハイルーフ車を設定。

曲がりなりにも7人が乗れて4WDがあり、サイズは旧規格軽自動車そのものだったので、狭い山道の奥にある施設の送迎用途など根強い需要から2代目へ発展、キャンピングカー仕様もある「ドミンゴ・アラジン」も作られました。

トヨタ シエンタ(初代・2003年)

一代限りで終わるはずが、後継車の大失敗で復活!

トヨタ シエンタ(初代)

初代ホンダ オデッセイのヒットから定番化したFFミニバンのコンパクト化は、初代トヨタ カローラスパシオ(1997年)、初代マツダ プレマシー(1999年)など1.5〜2L級でもスペース不足。

エンジンルームを極限まで狭め、後席両側スライドドアも採用したホンダ モビリオ(2001年)は画期的で角張ったキャビンは広かったものの、割り切りすぎたデザインでヒットに至りません。

モビリオの後追いで、丸目ヘッドライトなどファニー路線で挑んだ初代シエンタも当初は地味でしたが、真価を発揮したのは後継のパッソセッテ(2008年)登場後、継続販売も終わった2010年10月以降。

なんとパッソセッテが当時の売れ筋をことごとく外した大失敗作で、慌てたトヨタは2011年5月にシエンタの販売を再開、その頃から後述するフリードの成功で市場が活性化してモデルチェンジしても売れるメドがたち、現在も3代目が販売されています。

ホンダ フリード(初代・2008年)

妥協しないデザインと先行したハイブリッドでジャンル初の大ヒット

ホンダ フリード(初代)

前期型では全長わずか4,055mmに収めるなど、コンパクトにこだわりすぎたモビリオの反省もあって、やや大きくして全体のバランスを整え、いかにもフィットベースでスタイリッシュなコンパクトミニバン初の大ヒット作。

3人がけの3列目で定員8名仕様まであった初期型はさすがに盛りすぎで、2011年のマイナーチェンジで3列目は余裕ある2人がけ、2列目ベンチシート車は7人、同キャプテンシート車は6人へと定員を改め、同じタイミングでハイブリッド車も追加。

ライバルがパッソセッテの失敗でつまづいている間にコンパクトミニバンのシェアを奪い、他のミニバンがトヨタ車に苦戦している中で一死を報う活躍を見せ、2代目同士の対決もシエンタに対し有利に進めています。

モビリオ時代から存在する2列シート車で車中泊仕様を提案するなど、タクシー仕様がウケるシエンタより若者向けアピールが得意なコンパクトミニバンです。

※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...
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