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商用バンおすすめ人気ランキングTOP10|価格やスペック比較【2021年最新情報】

第6位 トヨタ ハイエース バン

  • 新車価格:235~364万円
  • 2020年1月~12月販売台数:8,677

1967年に登場して以来、高い人気を誇るハイエースは、日産NV350キャラバンと競合してきました。ハイエースはラインナップが豊富でバンのほかにロング、スーパーロング、ワゴン、ライトバン、コミューターといわれるマイクロバスが設定されています。 

価格設定は高めではあるものの、100万㎞の過走行に耐えうる設計とパワーのあるエンジン、積載量の性能の高さなどから、さまざまな業種に選ばれています。バスのほかに救急車などの特殊車両としても活躍。また新興国などでも人気の高いモデルです。

バンには「ロングボディ、標準ボディ、標準ルーフ」が設定され、グレードとしては「スーパーGL、DXパッケージ、DX」があります。「スーパーGL」は乗用車に近い装備が施されており、後席のクッション性が良いなど人を乗せることも想定されているといえるでしょう。

「DXパッケージ」は簡素な装備でエクステリアはこだわりたいというニーズに応えています。内装はいたってシンプルで、エクステリアには「スーパーGL」に使用されるメッキパーツが使用されたモデルです。

「DX」は道具として使用したい場合には最適。汚れたものなどを積み込むなど、使いやすさを優先させた車選びをする際には、持ってこいといえるでしょう。5速MTの設定がされているのはこのモデルのみとなっています。

事業用にとどまらず自家用としても人気の高い車です。また盗難件数も非常に高く密輸出も後を絶ちません。任意保険に加入する際に屋外駐車場では車両保険に加入できないということもあるようです。

スマートエントリー&スタートシステムでキーを携帯していればボタン一つでエンジン始動・停止を行うことが可能です。また盗難防止にも力を入れ、2012年にはエンジンイモビライザーが標準装備となっています。

また、無理に解錠しようとした場合に一定の感覚でクラクションを鳴らすという盗難防止システムとしてオートアラームも装備されるようになりました。荷室の圧倒的な広さ、シートアレンジの豊富さもあり、多目的に楽しむことのできる魅力にあふれた車といえそうです。

トヨタ ハイエース バンのスペック

スーパーGLスーパーGLDX
エンジン2.0L-ガソリン2.8L-ディーゼル2.0L-ガソリン
全長mm4,9654,9654,965
全幅mm1,6951,6951,695
全高mm1,9801,9801,980
車両重量㎏1,770(2WD)2,060 (4DW)1,930 (2WD)2,060 (4WD)1,690 (2WD)1,970(4WD)
JC08モード㎞/L10.612.010.6
WLTCモード㎞/L9.29.3
最新「ハイエースバン」中古車情報
本日の在庫数 3826台
平均価格 339万円
支払総額 75~1,188万円

第7位 日産NV350 キャラバン

  • 新車価格:217~418万円

1973年に誕生した際にはキャラバンという名前でしたが、2012年にNV350キャラバンとして新たに生まれ変わりました。それまではトヨタ ハイエースの人気に押されていましたが、NV350キャラバンにも注目が集まるようになっていきます。

NV350キャラバンもトヨタ ハイエースもキャブオーバーレイアウトであり、荷室の広さも剛健さも同様です。両車共にラダーフレームと板バネを採用し、重量のある積載物でもサスペンションが沈みにくくなっている点も特徴といえます。

NV350キャラバンの設定は「ロングボディ、標準幅、標準ルーフ」。グレードとしては「プレミアムGX、VX、DX」の3種類があります。「プレミアムGX」はトヨタ ハイエースの「スーパーGL」と同等。「DX」も同様です。

「VX」は業務用というよりは、一般向けとなっており「プレミアムGX」を少し簡素化したタイプといえるかもしれません。そのほかには純正カスタムを施したバージョンとして「ライダー」が設定されています。

また「プレミアムGX」をベースとして、装備の充実を図った「プロ・スタイル・パッケージ」なども選択可能になっており、車中泊やアウトドアを楽しむユーザーに向けたラインナップの充実を図っているようです。

後席が2分割になっているため、片方を倒しても人が座れるスペースが確保できるのは、嬉しい点といえます。トヨタ ハイエースは、一体型となっているためこの点はNV350キャラバンの方が使いやすいでしょう。

乗用車と比較するとキャブオーバーレイアウトは、座面位置が高く乗降のしづらさは挙げられます。これはNV350キャラバンだけでなくトヨタ ハイエースにもいえることです。しかしそれを超える積載量で、車中泊を目的とする幅広いユーザーの支持を得ているともいえるかもしれません。

日産NV350 キャラバンのスペック

DXVXプレミアムGX
エンジン2.5L-ディーゼル2.5L-ディーゼル2.5L-ディーゼル
全長mm4,6954,6954,695
全幅mm1,6951,6951,695
全高mm1,9901,9901,990
車両重量㎏1,910(2WD)2,010(4WD)1,930(2WD)2,030(4WD)1,970(2WD)2,070(4WD)
JC08モード㎞/L12.212.212.2
WLTCモード㎞/L
最新「NV350キャラバンバン」中古車情報
本日の在庫数 1110台
平均価格 192万円
支払総額 67~534万円

第8位 三菱 ミニキャブMiEV

  • 新車価格:243~245万円
  • 2020年1月~12月販売台数:1,185

2009年に世界初となる量産EV車として誕生したi-MiEVは、2013年まで生産されていたiプラットフォームに開発されました。リチウムイオン二次電池を使用して蓄電量を大幅に改良した電気自動車です。

二酸化炭素の排出もなく、ガソリンより低単価に抑えることが特徴となりました。発売当初は法人を中心に販売が進み、2010年からは個人販売も開始。しかし2021年3月をもって販売が終了となっています。

 i-MiEVのバッテリーやモーターの技術を軽商用車に活用して作られたものが、ミニキャブ・MiEVでした。2020年9月にグレード展開の見直しなどを経て、1グレードに集約。2シーターと4シーターの2つが設定されています。

電気自動車の走行性能は、運転が楽しいと思える点にあるかもしれません。出足の良さはもちろんのこと、低速で走行していても軽快な走行フィールを体感できるでしょう。確かにまだインフラの整備という点では、不安も残り改善の余地があるところではあります。

しかし今後は充電サービスが、販売店のみならず高速道路のサービスエリアなどにも拡大されてきました。もうしばらく時間はかかるかもしれませんが、電気自動車の今後は明るいといえるでしょう。

商用として比較的短い距離の配達や営業用に使用されることが多かったMiEVですが、今後はユーザーの幅も広がるかもしれません。三菱が今後進めていくのは給電機能です。商用としてだけでなく、幅広いユーザーの取り込みも視野に入れています。

電気自動車のバッテリーをアウトドアシーンでも使用することが可能なので、アウトドアでのカーライフが今までとは異なる快適さになるでしょう。

三菱 ミニキャブMiEVのスペック

CD
エンジンEV
全長mm3,395
全幅mm1,475
全高mm1,915
車両重量㎏1,100(2シーター)
1,110(4シーター)
JC08モード一充電走行距離㎞150

第9位 マツダ ボンゴブロー二イ バン

  • 新車価格:253~350万円

ボンゴブロー二イバンはそれまで生産されていたボンゴの3代目をベース車両にホイールベースを延長して設計されたものです。2代目では三菱へのOEMも行われましたが、2010年に生産終了を迎えることに。

 OEMは、他社メーカーで製造された車を自社ブランドとして販売する手法のことを言います。つまり2代目のボンゴブロー二イバンはマツダの製品ですが、三菱の製品として異なる名前で販売されていたということです。

 そして2019年にトヨタ ハイエースのOEMを受けて19年ぶりに復活しました。つまり今度はトヨタのハイエースをボンゴブロー二イバンとして販売することが決定したということになります。

元々ハイエースなので、エクステリアやインテリアに大きな変更はありません。しかしOEM車は、供給元よりも選択できるグレードやボディタイプは少なくなります。ボンゴブロー二イバンとして設定されているグレードは「GL、DX」の2つのみ。

トヨタ ハイエースは先ほどもご紹介したように盗難に遭いやすい車の1位を獲得するほどなので、ボンゴブロー二イも同様の被害が心配されます。そのため、イモビライザーやオートアラームシステムが導入されており、盗難被害軽減が強化されました。

ハイエースと同等のラゲッジスペースを持ち、走行性能も変わりません。また予防安全技術を標準装備し、全車がサポカーに該当。安全装備や環境性も優れているボンゴブロー二イは、ハイエースにこだわらないというユーザーにおすすめの車といえるのではないでしょうか。

マツダ ボンゴブロー二イ バンのスペック

DXDX
エンジン2.0L-ガソリン2.8L-ディーゼル
全長mm4,6954,695
全幅mm1,6951,695
全高mm1,9801,980
車両重量㎏1,6902,010
JC08モード㎞/L10.712.0
WLTCモード㎞/L9.3
最新「ボンゴバン」中古車情報
本日の在庫数 261台
平均価格 120万円
支払総額 30~606万円

第10位トヨタ ジャパンタクシー

  • 新車価格:334~356万円

名前通りのタクシー専用車両として開発されたジャパンタクシーは、シエンタをベース車両にしています。現在では、すっかりタクシーとして定着しつつあるスタイリングとなってきました。

おもてなしの心を反映したコンセプトで、後席重視の設計がされています。スライドドアの開口部が広くて乗り降りしやすくなっています。ちなみに後ろのドアは左側がスライドドアで、運転席の後ろはヒンジドアと仕様が異なるものを採用しているようです。

天井にはサーキュレーターが設置され、後席も快適に過ごせるようになっています。またアシストグリップは、乗り込む際に体のバランスを崩すことなく乗り込める配慮。雨の日など滑りやすい時も安心して乗り込めます。

シートには合成皮革が使用され、汚れても拭き取りやすく便利です。グレードによってはシートヒーターも設置されています。後ろ席には充電用のUSB端子があるのも嬉しい点といえるでしょう。

パワーユニットにはプリウスに使用されているTHSⅡをベースにしたエンジンですが、燃料にはLPGガスが必要となります。このジャパンタクシーですが、個人で購入することも可能です。

広い車内で利便性も良いので、使い勝手は十分。ですが燃料にLPGガスを使用しているため、通常のガソリンスタンドではガスを入れることができません。またガスはセルフで入れることができず、従業員の方に入れてもらう必要があります。

ガソリンよりも安いため、ランニングコストの面では嬉しいですが、少し面倒な点があることを理解したほうが良いようです。

トヨタ ジャパンタクシーのスペック

和(なごみ)匠(たくみ)
エンジン1.5L+HVモータ1.5L+HVモータ
全長mm4,4004,400
全幅mm1,6951,695
全高mm1,7501,750
車両重量㎏1,6651,685
JC08モード㎞/L19.419.4
WLTCモード㎞/L16.816.8

人気の商用バン選びのポイント

以下の表は、各車種を検討しているユーザーがどのような要素を重視しているのかをまとめたものです。IGNITIONがユーザーの閲覧コンテンツの傾向などを分析・集計したデータに基づいています。

車種コンテンツ①コンテンツ②コンテンツ③
N-VANインテリア
(20.4%)
趣味
(16.0%)
燃費
(15.1%)
エブリイ燃費
(24.4%)
インテリア
(20.0%)
走行性能
(11.6%)
プロボックス燃費
(24.9%)
インテリア
(17.8%)
走行性能
(12.4%)
ハイゼットカーゴ燃費
(25.0%)
インテリア
(22.0%)
走行性能
(11.9%)
NV200 バネット走行性能
(33.3%)
インテリア
(22.2%)
燃費
(11.1%)
ハイエース バンインテリア
(21.9%)
燃費
(21.8%)
走行性能
(11.6%)
ミニキャブMiEV燃費
(31.4%)
インテリア
(23.5%)
走行性能
(11.8%)
ボンゴブロー二イ バン燃費
(26.4%)
インテリア
(18.9%)
エクステリア
(12.3%)

※データのない車種は外しています。上記データも絶対というわけではありませんが、参考にしてみてください

ロングライフを見越した燃費&走行性能

商用車は長く使うほど経済的といえますから、商用バンもロングライフに耐えうる燃費や足回りの頑丈さ(=走行性能)に着目されているといえます。

商用バンは重い荷物を積んで長時間走行することになるため、壊れにくさは重要なポイントといえるかもしれません。

また近年は商用車でもハイブリッド仕様がラインナップするようになり、ガソリン代の節約にも一役買っています。

商用バンのインテリア=積載性を重視か

荷室と客室(後席)がほぼ同等といってよい商用バンでは、ユーザーはインテリアの項目で積載性や使い勝手を確認しているのかもしれません。

また、1日において最も長い時間を車内で過ごすドライバーにとっては、運転席周りの使いやすさも重要でしょう。

これからの商用バンの新型・モデルチェンジにも期待

©New Africa/stock.adobe.com

商用バンはさまざまな業種に対応し、業務をこなしやすくする手厚い機能が満載です。そのため商用としてだけでなく、個人ユーザーが趣味やアウトドアなどで使用すると、使い勝手の良さが際立ちます。

商用という自動車メーカーの枠にとらわれることなく、今まで以上にボーダレスな使い方ができる車ともいえるかもしれません。広い室内を求めるユーザーは多く、乗り心地の悪さや静粛性を引き換えにしても、購入するケースも多いでしょう。

商用としての開発であっても、すべてにおいて満足できる開発が進めば、車の選択肢がもっと広がるといえます。今後の商用バンの開発には期待が高まります。

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執筆者プロフィール
MOBY編集部
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新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

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