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【自動車の歴史】シボレーの歴史、ルーツと車種の特徴を知ろう!
シボレーとは、どんな自動車メーカー?
シボレーはアメリカの3大自動車メーカー“ビックスリー”の1つ「ゼネラルモーターズ」社のブランドの1つとなります。
シボレー(Chevrolet)という名はフランス語で、シボレーの設立に関わったスイス人のレーシングドライバー「ルイ・シボレー」に由来しています。アメリカ人にはフランス語発音が難しいため、しばしば「シェビー」(Chevy)と略されています。
シボレーのエンブレムは上の写真のものとなります。そのデザインから「ボウタイ」(蝶ネクタイ)のニックネームが付いています。
シボレーは特にスポーツカー、SUVの分野で世界中から高い人気を得ており、オセアニア圏をのぞく全世界に販売網がある自動車メーカーとなっています。
日本では、2016年7月時点で3系列の正規輸入ディーラーがあります。日本ゼネラルモーターズの「GMシボレー店」とヤナセ、三井物産の傘下代理店の3系列です。なお、それぞれの系列店では販売する車種が異なっています。
ちなみに「GMC」ブランドはシボレーのSUV、ピックアップなどの商用車のブランドで共通の車が販売されていますが、外装やグレードなどに差別化が図られています。
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シボレーの歴史
1929年型シボレーの消防車ファイアブリッジ
シボレーは1911年、スイス出身のレーシングドライバー「ルイ・シボレー」と「ウィリアム・C・デュラント」によって設立されました。この時代はまだまだ自動車文化の始まりです。
1920年代になって自動車文化の火付け役となった「フォード・モデルT」がベストセラーとなりました。そこでシボレーは、近代的で高級なイメージのデザインと、黒1色だったモデルTに対抗して豊富なカラーバリエーションをラインアップしライバルのフォードと争います。
その後、1950年代にベルエアやコルベットなどの大ヒットがあり、シボレーはGMブランドでは下位グレードメーカーでしたが世界中で確固たる地位を築きあげていきます。
1970年代に入るとオイルショックの影響を受け小型化、省エネルギー化が求められ、トヨタやスズキなどの日本のメーカーとも提携するようになります。
現在においても1950年代から1970年代のシボレーはビンテージカーとして高い価値と評価を得ており、新型も常に注目される世界の自動車メーカーに強い影響力が与えています。
シボレーの代表車種
2016年型 サバーバン(全長5.7m 全幅2mオーバーのフルサイズSUV)
シボレーの特徴は、なんといっても大排気量・大きなボディとなるでしょう。これはアメ車の特徴でもありますが、ことにシボレーはアメリカの車の大型化の歴史を作ってきたメーカーと言えます。
また、大排気量エンジンは高回転型ではないOHVであることも大きな特徴です。
小さめでも3,000ccを超えるV型6気筒エンジンが標準のカマロなど、5,000cc以上の排気量が普通にラインナップされるのがシボレーのスポーツカーです。
シボレー コルベット
アメリカを代表するシボレーのフラッグシップ・スポーツカー
シボレー カマロ
映画「トランスフォーマー」でフィーチャーされた、アメリカを代表するスペシャリティ・スポーツカー。
シボレー インパラ
アメリカを代表するビンテージカーの1つ。現在も製造販売中。
今後もますます注目されるシボレー
アメリカの自動車メーカー、シボレーのまとめ記事はいかがでしたでしょうか。
シボレーは古い歴史と魅力的な車がたくさんある自動車メーカーです。次期コルベットが注目されるなど、近年でもシボレーの新型車の話題にはたくさんの方が期待しています。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...