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アメ車まとめ【シボレー編】新型から名車、絶版車種までほぼ全モデルを紹介
1世紀の歴史を持つシボレーは現在、世界140カ国で販売されており、有数の自動車メーカーとして知られています。「ボウタイ(蝶ネクタイ)」のエンブレムは、昔から変わることなくシボレーのアイデンティティーとして、すべての車種に息づいているといえるでしょう。現行車から忘れてはならないビンテージまで幅広くご紹介していきます。
1.スポーツカー
ラグジュアリークーペのカマロと、リアルスポーツカーのコルベットはシボレーを代表する2代スポーツカーとして、長い歴史を刻んできました。伝統を引き継ぐその心臓部には、現在も進化を続ける大排気量OHVエンジンが、アメリカの譲れないスピリットとして生き続けています。
コルベット
1953年に初代コルベットC1型が誕生しました。オープン2シーターのボディに採用されたのは、量産車で世界初となる繊維強化プラスチック「FRP」です。軽量で強度が強く、腐食しにくい特徴があり、現在でもスポーツカーの純正部品として、またエアロパーツにも広く採用されています。
コルベットの中でも名車といわれる車が、1963年に誕生した「スティングレイ」です。アカエイを意味する言葉通りに、車体がデザインされたといわれています。初代ではオープンモデルだったデザインが一新されC2型ではクーペモデルとなり、リアウィンドウが「スプリット・ウィンドウ」と呼ばれる独特のスタイルが人気を呼びました。
2014年にはスティングレイが復活し、2020年にC8型が誕生。驚くべき変化を見せています。初代C1型からC7型まで変わることのなかったフロントエンジンからミッドシップに変更。ロングノーズショートデッキだったスタイルも一新。
モータースポーツへの参戦も多くなり、戦闘力を高めたレース仕様も用意されています。OHVエンジンの大排気量は健在ですが、歴史あるデザインだっただけにコルベットファンからは賛否両論の声も聞かれているようです。
しかし、これからもアメ車の中では数少ないリアルスポーツとしての存在を確立してくれるとの期待も高まっています。
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本日の在庫数 244台 平均価格 1,065万円 支払総額 170~5,622万円
カマロ
1967年に誕生したカマロは、フランス語の「友人」を由来にして名付けられました。マスタングの対抗馬として人気を二分する程の人気だったようです。初代カマロの特徴としては、ヘッドライトカバーが付いており、横にスライドさせて開ける方式が採用されています。
日本には1970年に誕生した2代目から輸出が始まり、翌年行われた排出ガス規制の影響でトップグレードのZ28がカタログ落ちするなど、大きな影響を受けることになりました。1982年に3代目となりますが、全体的なサイズは縮小されています。
フルモデルチェンジが行われ4代目となったのは1993年のこと。日本人デザイナー奥山清之氏が起用され、今までにない流麗で斬新なデザインとなっています。アメリカでもスペシャリティカーの市場が縮小したことで2002年に生産終了となりました。
しかし2007年に映画『トランスフォーマー』に登場し話題になります。撮影当時は5代目カマロが未発表だったためトップシークレット。街頭撮影などは大変な苦労があったようです。2015年に現在の6代目を迎えますが、デザインの大きな変更はありませんがカマロ初となるターボを搭載。今まで以上走行性をみせています。
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本日の在庫数 221台 平均価格 464万円 支払総額 85~1,200万円
2.ビンテージカー
シボレーのビンテージカーには、現行車にはない存在感があるといえるでしょう。年月の経過はありますが、古い車というだけではありません。そこには歴史を背負い、威風堂々とした佇まいが感じられます。
インパラ
現在10代目を迎えるインパラは、5mを超えるフルサイズセダンとなり近代的で、昔の面影はどこにもありません。国内での販売はされていないため、目にする機会もありませんが、激動の時代を乗り越えてたどり着いた新しいカタチといえるでしょう。
ビンテージカーとして人気が高いのは1958年に誕生した初代から1960年までの「テールフィン」デザインです。他車とは異なる形状で、上に伸びる形状ではなく横に伸びる「バットテール」が採用されており、一目でインパラと分かります。
特に1959年だけに採用されたのが、テールライトのディアドロップを横長にしたような形です。これは「キャッツアイテール」と呼ばれてきました。パワーステアリングやエアコンも装備されており、当時としてはかなり快適な車だったといえるでしょう。
「ベントウィンドウ」をご存じでしょうか。今では無くなってしまった装備のひとつで三角窓のことです。この窓は実に優秀で、角度を変えることで風の量を調節することができます。走行中に限ったことですが、とても涼しい風を取り込むことができたようです。
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本日の在庫数 42台 平均価格 1,325万円 支払総額 129~5,005万円
エルカミーノ
インパラをベース車両にして1959年に誕生したエルカミーノは、セダンピックアップという珍しいスタイルを持っています。インパラのリアシート部分を荷台として使用することで利便性を充実させましたが、フルサイズであったことも影響し、わずか1年で生産終了となってしまいました。
4年後に復活を遂げることになりますが、今度のベース車両にはシェベルが採用されています。初代と比べると実用性を充実させたモデルへとシフトし、パワフルなエンジンは不要とされました。しかし1968年に誕生した3代目は、新開発のパワフルなエンジンを積み市場へと送り出されています。
1970年の「マスキー法」によって大排気量エンジンはパワーダウンを強いられることに。4代目では、ベース車両のシェベルがフルモデルチェンジを行ったことから、エルカミーノのデザインも一新されています。特徴的なのはこれまで丸目だったヘッドライトが角型4灯式へと変更されたことです。
1978年には5代目となり、モンテカルロと共通のプラットフォームとなっています。先代と比較するとボディサイズは小さくなりました。また1982年からのモデルには、ディーゼルエンジン搭載車が出されますが、1987年に生産終了を発表しています。
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本日の在庫数 21台 平均価格 746万円 支払総額 180~5,200万円
69カマロ Z28
カマロの中でも1697年~1969年までの3年間しか販売されていない第1世代。その中でも特に完成度の高さが光るモデル、それが69年モデルのカマロです。マスタングが作り上げたポニーカーの市場に打倒マスタングとして投入されました。
ボディタイプはクーペとコンバーチブルですが、モデルイヤーを採用するアメリカでは、毎年何らかの変更や改良が加えられています。そのため69年には12種類ものエンジンタイプから選択することができたようです。
しかし思うような販売成績をあげることができなかったため、後から投入されたのが、カマロのハイパフォーマンスモデルの代名詞となるZ28でした。1966年に行われた『SCCA(スポーツ・カー・クラブ・オブ・アメリカ)』ではマスタングの圧倒的な強さを見せつけています。
そこでシボレーが投入したのがZ28モデルです。1969年にマスタングを破り、初優勝を飾っています。多くの人にとって忘れることのできない69年モデルのカマロは、フロントとリアフェンダーが美しく張り出した完成されたスタイルといえるでしょう。
- 執筆者プロフィール
- KAKO MIRAI
- AE92やSOARER Z30を乗り継ぎ、たどり着いたのはトルクフルなV8サウンド。ユーロライクなCAMARO Z28からDODGE CHARGER HEMIとアメ車にどっぷりハマってしまいました。Bライセンスの所持経験を持ち、普段の足にVitz...