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1度見たら忘れられない?表情のインパクトがスゴイ国産車たち【推し車】

輸入車ではフィアットのムルティプラを筆頭に、日本では(場合によっては本国でも)ギョッとするような、人によって好みがかなり分かれるデザインの車はよくあります。国産車でも時おり「かなり表情のインパクトがスゴイ車」が発売されます。

現在のミニバンSUV、トールワゴンにありがちな「メッキバリバリのオラオラ顔」とはまた異なる類のインパクトでユーザーを戸惑わせ、あるいは逆に熱烈なファンを生みつつ大抵はマイナーチェンジで顔が変わる。そんな車を今回は3台紹介します。

三菱 ミラージュディンゴ(1999年)

三菱 ミラージュディンゴ(2001年マイナーチェンジ以降の後期「スタイルエアロ」)

吊り上がった縦目2灯式ヘッドランプを見た瞬間、思わず固まってしまうフロントマスクの印象ばかりが強くて、なかなか忘れられない類の顔のトールワゴン。

今はなき三菱カープラザ店で販売されていた1.5L級コンパクトカー。同系列の主力ハッチバック/セダンの名を関したとはいえミラージュと直接の関係はなく、単に「ディンゴ」と呼ばれる事も多い車です。

インパクトある顔つきで好みが分かれたからか、ディンゴをベースにおとなしい顔つきのミニバンへ仕立て上げた「ディオン」(2000年発売)の好調を見たからか、2001年のマイナーチェンジでエアロ仕様以外、eKワゴンのような顔へ変えられてしまいました。

最新「ミラージュ」中古車情報
本日の在庫数 183台
平均価格 69万円
支払総額 24~300万円

スバル R2(2003年)

スバル R2(2003年発売時)

発表されるや「スプレッドウインググリル」によって、ヴィヴィオやプレオなどスッキリした顔つきのスバル軽自動車を見慣れていたユーザーを戸惑わせた力作。

「トールワゴン全盛期に、プレオ後継車を低い全高で作ったので不評だった」と言われるものの、同様に全高の低い三菱 eKワゴン(2001年初代発売)はヒットしたため、絞り込んだリアも含めデザインに力を入れすぎたのが販売不振の原因だったと思われます。

2代目インプレッサ(2005年以降)や、北米向けのトライベッカでも不評なスプレッドウインググリルは2005年に廃止されました。同年発売の3ドアクーペ版「R1」のように同グリルでも引き締まったデザインだったならば、また評価は違ったかもしれません。

最新「R2」中古車情報
本日の在庫数 162台
平均価格 35万円
支払総額 12~115万円

マツダ ビアンテ(2008年)

マツダ ビアンテ(2008年発売時)

「シャープなヘッドランプユニットから大型三角窓に続く造形が個性的なサイドビュー」(発売時プレスリリース)は、歌舞伎役者の化粧の一種である「隅取(くまどり)」を意識したと言われています。正面より斜め前方から見た時のインパクトが強烈です。

当時、既に大型メッキグリルの「オラつき顔」が人気だったことや、日産 セレナ、トヨタ ノア/ヴォクシーといったライバルが5ナンバーサイズなのに対し一回り大きいため売れ筋を外しました。しかし、フロントマスク自体はなかなか好印象です。

ミニバン市場から撤退したマツダで最後のハイルーフミニバンでしたが、現在の「魂動(こどう)」系デザインでモデルチェンジしたビアンテも見てみたかったかもしれません。

最新「ビアンテ」中古車情報
本日の在庫数 284台
平均価格 65万円
支払総額 20~225万円

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...

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