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【自動車の歴史】アウディの歴史、ルーツと車種の特徴を知ろう!
目次
アウディの復活、クワトロシステムの開発
フォルクスワーゲン傘下で、1965年、「アウディ」ブランドの乗用車の生産が再開されます。
前輪駆動の堅実な中級セダンを主軸とする形でモデルのラインアップを広げた「アウディ」は、1969年にはロータリーエンジンの開発で知られたNSUを併合、以降も80や100シリーズなどのヒット作を世に送り出し、フォルクスワーゲン・グループの中級から上級クラスを担うブランドとして発展、1985年に社名としてのアウディが復活しました。
1980年代には乗用車用四輪駆動システムの「クワトロ」システムを開発。かつてはオフロード車のものだった四輪駆動を、普通のオンロード車にも応用することで、優れた走行性能と走行安定性と実現して人気を博しています。
また、クワトロシステムはラリーレース(WRC)でも活躍し、「アウディ」のブランドイメージを向上に大きく貢献しました。
クアトロシステムとは?
クワトロは基本的に「センター・デフ」に「トルセン」を用いた機械式です。「トルク・センシング」という意味の差動機構(トルク差に応じて差動)がトルセンです。センター・デフに差動機構を使うと、通常は、前後に当分な駆動力を配分し、前後どちらかがすべると、すべっていない方に駆動力を配分します。
高級車のプレミアムブランドへ
アウディA4
1990年代に入ると、「アウディ」は相次いで初代A6、A8、A4(タイプ5)を発売。特にA4は大ヒットとなり現在も「アウディ」の主力車種となっています。
トレードマークとなったフロントグリル
2005年に発売された3代目A6で初めてシングルフレームグリルが採用され、それ以降各モデルにも採用され、現在では「アウディ」といえばシングルフレームグリルというイメージが定着してきています。
さらなる飛躍へ
アウディQ7
現在も進化を続ける「アウディ」は、A4やA6などセダンタイプだけでなく、SUVモデルのQ7やミッドシップモデルのR8なども発売し、さらなる飛躍を目指しています。
アウディR8
デザインの良さが際立つプレミアムブランド
アウグスト・ホルヒに始まる、品質と技術にこだわった「アウディ」の基本は、ダイムラー・ベンツの傘下からフォルクスワーゲンの傘下へと、波乱の時代を超えて今に受け継がれています。
その他の自動車メーカーの歴史まとめ
【自動車の歴史】フェラーリの歴史|ルーツと車種の特徴を知ろう!
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...