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バックカメラ&モニターおすすめ12選|取り付け方法や注意点まとめ
目次
バックカメラ&モニターを取りつける前の基礎知識
バックカメラを自分で取り付ける前にバックカメラに関しての基礎知識をご紹介しておきます。
バックモニターをフロントガラスに貼り付けるのはNG
バックカメラの設置方法の注意点ですが、モニターをフロントガラスに取り付けるのはやめましょう。理由としては保安基準に適合しなくなるからです。
この記事では、アマゾンで販売されている海外製品のバックカメラをご紹介しています。そして商品紹介ページのなかには、フロントガラスに取り付けている写真も多くあります。
しかしこの取り付け方では車検にとおりません。そのためモニターはダッシュボードへ取り付けるようにしましょう。
フロントガラスに取り付けている写真を使用しているのは、海外製品だからという理由が大きいでしょう。保安基準はあくまでも日本の基準であり、海外ではまた違った基準により車を管理しています。
フロントガラスに取り付けても問題ない国の商品であれば、このような記載があってもおかしくありません。しかし日本ではこの取り付け方はできないのでしっかり覚えておく必要があります。
バックカメラをナンバープレートボルトに取り付ける際は注意!
バックカメラやモニターを選ぶ際の注意点もあります。ナンバープレートのボルトに取り付けるタイプは見栄えもよくオススメですが、ものによっては車検にとおらない可能性もあります。
保安基準では「決められた角度からナンバーの文字全てが見える状態にしなさい」というルールがあります。つまりバックカメラを取り付けることで、一部でもナンバーの文字が見えなくなるのはダメなのです。
もしナンバーボルトの箇所にバックカメラを取り付けたいのであれば、あまり大きなサイズのものは控えましょう。
また場合によっては、ナンバーに取り付けたバックカメラに付属する書類の提出を求められることもあります。書類の提出を求められているのに書類がない場合、取り外しを指示されることも。
そのため、購入時に付属していた書類関係はなくさないよう管理しておくことが大切です。
配線トラブルに注意しよう
基本的にバックカメラには、電源線と映像線の2つがあります。
電源線はバックライトの配線から分岐させることが多く、映像線はモニターとつながなければなりません。そのため取り付ける場所を間違うと、そもそも電源が入らなかったり、映像が映らないトラブルが発生してしまうのです。
そしてマイナス線もあるので、マイナス線はボディに取り付けましょう。
またテールゲートから配線をむき出しのままにすると、ゲートを開閉した際に配線が切れてしまうかもしれません。不要なトラブルを避けるためにも、配線はジャバラ内をとおしておくことをオススメします。
このように基本的な知識がないと、間違った取り付け方をしてしまう可能性が高いです。そのため取り付けを始める前に動画などで予習をしておきましょう。
バックカメラ&モニターの取り付け方
用意するもの
- カメラセット
- ラチェットセット
- クリップ外し(配線通しとセットのものもあり)
- 配線通し
- タイラップ
- ドリル
- 電工ペンチセット
バックカメラの種類や車種によって使わないものもあるので、準備する前にバックカメラの取扱い説明書をよく読んでおきましょう。
バックカメラ&モニターの取り付け手順
1.テールゲートにカメラを取り付ける
まずテールゲートにバックカメラを取り付けます。テールゲートがない車種ではテールゲートに代わる部分、例えばトランクなどに取り付けます。リアのナンバー付近であれば大丈夫です。
基本的にバックカメラを取り付ける際穴をあける必要があります。ドリルを使い穴をあけますが、穴の大きさは配線が入る大きさにしましょう。大きすぎる必要はありません。
その後、バックカメラをボルトやネジなどで固定します。
2.電源を取る
カメラを取り付けた後、カメラの電源を取りましょう。電源はバック線から分岐させればOKです。
分岐方法はたくさんありますが、簡単な方法としてエレタップがあります。この商品を使えば配線を入れかしめるだけととても簡単に分岐ができ、同時に絶縁処理も行なえる優れものです。
もしスプライスやはんだを使う場合は、ビニールテープなどでしっかりと絶縁処理を行いましょう。
3.配線をフロントに回す
電源を取り終わったら、配線をフロント側に持ってきます。持ってくる方法はなんでもいいですが、見栄えよくしたいのであればテールゲートにまわしている配線と同じ場所をとおします。
テールゲート付近ではゴム製のジャバラ内をとおし、車内はウェザーストリップを外しルーフの内側をとおします。
どんな方法でもフロント側に配線を持ってこれればOKです。やりやすい方法で行いましょう。ただしテールゲートの開閉部分に配線をむき出しにしておくと、断線の原因になるので注意が必要です。
4.モニターと接続する
フロントまで配線をとおしてきたら、モニターと接続させます。接続はアダプターを挿すだけと簡単なものが多いです。
余った配線はキレイに束ねて目立たない場所に隠します。これでバックカメラの取り付けは完了です。
何度もいいますが車種やバックカメラの種類によって違いがあるので、取り付ける前に説明書を読んでおきましょう。
細かい取り付け方は車種や商品によって異なる
バックカメラやバックモニターの取り付け方は車種や商品によって違います。
この記事では簡単に取り付けられる方法をご紹介していますが、バッカメラのなかには穴あけが不要なものや、シガーソケットから電源をとるタイプなど配線の取り回しが根本的に違うものも少なくありません。
そのため商品の説明書を読んだり、車の形を把握しておくことが大切です。商品を購入する前に、簡単に取り付けられるのかを調べておくとよいでしょう。
2022年5月からは新車のバックカメラ搭載義務化へ
現在の新車はバックカメラを標準装備している車も増えました。また、2022年の5月から新たに販売される新車にはバックカメラの義務化が決まっています。
以上のことから、今後は自分自身でバックカメラを取り付ける機会は減ることでしょうし、それだけバックカメラを取り付けることのメリットは大きいといえます。
今回は自分自身で取り付ける方法に着目した内容にしていますが、ディーラーをはじめとする整備工場では工賃を支払うことで取り付けてもらうこともできます。
バックカメラの取り付けに自信がない方は、プロにお願いするといった選択肢も視野に入れてみてはどうでしょうか。
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- 執筆者プロフィール
- 山北吏(つかさ)
- 1989年生まれ。現役整備士(整備士3級)webライター。webライター歴は1年半。愛車はインプレッサ(GH8)。車に乗るなら絶対MT!実家が田舎だったこともあり山道は得意!整備士として働き始め3年目。前職は輸入業...