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キャブ車とは?インジェクション車との違いとは?始動時に暖気が必要なのは?

キャブ車とは?最近ではあまり見聞きすることはなくなってきた車です。どうして最近はなくなってきのでしょうか?キャブレターとインジェクションの違い、キャブ車にハイオクはOKなのか?キャブレター仕様のバイクついてなど、キャブ車について総まとめしました!

キャブ車とは?

キャブ車とは?

出典:https://commons.wikimedia.org/

キャブ車とは、エンジンの燃料噴射方式の1つ「キャブレター」を搭載している車のことをいいます。
キャブレターとは、簡単に言うとガソリンをより燃えやすくする機械のこととなります。

エンジンはガソリンと空気を混ぜて燃焼させていますが、ガソリンは液体の状態ままだと燃えにくい性質があります。
そこで、空気の中に霧の状態にして混ぜ、燃やします。
このガソリンを霧状にする役割を持つのが、キャブレターなのです。

このキャブレターが搭載された車は、昭和時代の車に多く見られました。
また、オートバイにも多く利用されていました。
しかし、排出ガスの規制が厳しくなるなど、環境への配慮が重視される時代へと変わっていくにつれて、環境性能に優れる電子制御式の燃料噴射装置の採用が多くなりました。
この電子制御式の燃料噴射装置を搭載している車のことをインジェクション車と言います。

2002年に国産車からキャブ車が消える

↓2002年式 三菱 リベロ・カーゴ

最後のキャブ車 2002年式 三菱 リベロ・カーゴ

出典:https://commons.wikimedia.org/

世界中でキャブ車からインジェクション車へと製造販売の主流が移り変わるにつれ、キャブ車は廃れていきます。
日本では、2002年に生産終了した三菱のリベロカーゴが最後のキャブ車となりました。
オートバイは、その後もキャブレターは使用されていましたが、2006年にキャブ車のバイクは排出ガスの規制対象になり、インジェクションへと移行していきました。

現在発売されている車には搭載されていませんが、昭和時代から車に乗っていたドライバーなら、もしかしたら一度はキャブ車を運転したことがあるかもしれませんね。

キャブレターの欠点「ランオン現象」などのデメリット

キャブレター・ランオン現象

出典:http://4-mini.net/

キャブレターには欠点がいくつかあります。

まず一つは、ランオン現象が起こることです。
ランオン現象とは、メインスイッチを切っているにも関わらず、燃料が消費されてしまう現象のことです。
ランオン現象が起こる仕組みは、燃焼室内で堆積されたすすが火種となって点火し、キャブレターはエンジンが作動していると勘違いしてしまう、というようになっています。
これによって、燃料が空になるまでエンジンの運転が続いてしまうのです。

他にも、外気温が低く凍結することによって霧状化することが出来なくなったり、逆に周辺温度が高いと蒸気圧が高くなり、過剰にジェットから噴き出してしまったりなど、様々な不具合があります。
これらの不具合を極限まで抑えたのが、インジェクション車なのです。

キャブ車は、気温や湿度によって混合気の濃度等が変わってしまい不調の原因になったり、気圧の低いところでは空気が薄くなりパワーダウンする、などのことがでてきますが、次のメリットの項でご説明するメンテナンス性の高さでカバーすることができています。

キャブ車のメリット

キャブレターのメリット

出典:http://www.kyusha.net/

キャブレターはメンテナンスが簡単

キャブレターは単純な機械的構造を持っているため、インジェクションに比較して故障しやすいが修理も簡単です。
また、メンテナンスも簡単です。

キャブレターのセッティング変更が簡単

キャブレターにある「ジェット」というガス濃度を調整するパーツを交換して、その日の天候や環境に合わせたセッティングを出すという作業が簡単にできます。
カーマニアでは「車が分かっている人」の嗜みだったりもします。

キャブレターとインジェクションの違いとは?

前述しましたが、インジェクション車とは、電子制御式の燃料噴射装置を搭載した車のことです。
キャブレターは機械的にガソリンを送っていますが、インジェクションはコンピューターによって制御されています。

インジェクション車のメリットは、キャブレターと違って環境によって左右されることがなく、安定性があることです。
キャブレターは温度の高低があると不具合を起こしてしまいますが、インジェクションはそういった不具合はあまり見られません。
また、メンテナンスをする必要もほとんどなく、手間もかかりません。

キャブ車とインジェクション車はどっちがいい?

↓日産 フェアレディZ L28 1979年( 昭和54)年式 キャブレター車

日産 フェアレディZ L28 1979年( 昭和54)年式 キャブレター車

出典:http://www.r-freaks.jp/

確かに性能面では、キャブ車はインジェクション車に適わないかもしれません。
しかし、インジェクション車にも欠点があります。

インジェクション車は、コンピューターによって制御されているため、突発的な故障をする場合があります。
また、故障の原因がほとんどコンピューターのため、修理は部品全交換となることが多く、費用が高くつきます。

キャブ車は気候の変動や汚れなどからエンジンの不調を招きやすいですが、修理、メンテナンスは簡単で費用は安価です。

キャブ車は運転フィーリングが良いと言われています。
キャブレターは構造上、シリンダーの手前にあるキャブレター内部の空気の通り道がグッと狭まるためで、カスタマイズによっては「クォーッ!」や「カォーッ!」といった乾いた音が出ます。
この音質は、ウェーバーやソレックスといったキャブレターメーカーによって、それぞれ独特の音色を奏でるといい、音でメーカーを言い当てる、というマニアも存在するほどです。

バイクは今でもキャブレター仕様が販売!

↓ホンダ CB223S キャブレター仕様車

ホンダ CB223S キャブ車

出典:http://review.kakaku.com/

2002年に生産が終了してしまった車と違い、バイクではキャブレターを利用したものは現在も発売されています。
バイクでも性能面はインジェクションの方が基本的には上ですが、キャブレターの方が故障や不具合が起きた際に、修理がスムーズに安価で行えるため、現在でも人気は高いです。
また、価格はキャブレターの方が安いので、値段を重視する人からは好評です。

キャブ車にハイオクを入れても大丈夫?

キャブ車はレギュラー仕様のものが多いですが、ハイオクを入れても大丈夫なのでしょうか?

ハイオクには洗浄効果があると言われていますが、これは一度や二度入れただけではあまり効果はありません。
定期的に入れなければ意味がないとされています。
また、ハイオクを入れることによってエンジンに不具合が出ることがあると言われていますが、これも賛否両論です。
エンジンにかかる負荷はレギュラー、ハイオクともにほとんど差はないので、あくまでも感覚的に不具合が起こりやすいと感じていることが多いようです。
結論は、入れても特に問題はありませんが、メリットも特にない、ということです。

キャブレター仕様の旧車は高い人気が!

↓スカイライン GT-R 通称「箱スカ」

キャブ車についてのまとめ記事は、いかがでしたでしょうか?

旧式の燃料噴射装置のキャブレターですが、性能では電子制御のインジェクションに劣りますが、自分でセッティングやメンテナンスができる魅力は旧車マニアには堪らないようです。
車を運転するだけの楽しみにとどまらず、車をいじって楽しみたい方には、おすすめの燃料噴射装置ですね。

MOBYでは、キャブレターの他にも車のパーツのついてのまとめ記事がたくさん公開されています。
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