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【プロカメラマンの愛車撮影講座】コツを掴んでフォトジェニックな写真を撮ろう!

車・バイク専門のプロカメラマン郡 大二郎氏に、初心者でも分かる愛車撮影講座を開いていただきました。コツさえ掴めば誰でもカッコいい写真が撮れること間違いなし!

プロカメラマンに撮影のコツを聞いてみた

車専門のプロカメラマン・郡 大二郎

プロカメラマン 郡大二郎さんのプロフィール

© MOBY

みなさんはマイカーを持っていますか?

愛車を持っている方なら一度は車をSNS映えしたカッコいい写真を撮影してみたい、と思ったことがあるのではないでしょうか。

カメラやスマホでパシャリと撮影したものの、なんだか写真の出来はイマイチ。車の撮影って思ったより難しいですよね。どんな場所で撮影すればいいのか、どの角度でカメラを向けたらいいのかといったことなど分からないことだらけ。プロカメラマンの写真と私たち初心者の撮影はいったい何が違うのでしょうか!

そこで今回は車・バイク専門のプロカメラマン・郡大二郎さんに愛車をカッコよく撮影するコツを伝授して頂くことになりました!

車をフォトジェニックに撮るコツ【ポイントは5つ】

車に向けてカメラを構える郡大二郎

© MOBY

それでは、”車をフォトジェニックに撮影するコツ”を紹介していきます。車を上手く撮影するコツは大きく分けて全部で5つ。

ポイント①:ロケーション
ポイント②:光
ポイント③:角度
ポイント④:構図
ポイント⑤:レンズ

郡 大二郎

これから解説するコツを覚えて、いい写真を撮れるようにチャレンジしましょう!

車をカッコよく撮るコツ①「ロケーションの選び方」

車の撮影を成功させるために大切な要素となってくるのがロケーション選び。まずは車を引き立てることができるようなロケーションを探しましょう。

抜けの良いロケーションで車を撮影する郡大二郎さん

© MOBY

車の撮影に最適な場所は光が入り、抜けが良いロケーション。”抜けが良い”とは被写体の周りに何もなく、建物などが近くに無い場所のことを指します。背景に余計な物を写さないことでメインの車を引き立たせることができます。

また、季節によって日の入る角度が違うため、撮影スポットにはそれぞれ最適な季節と最適な時間帯があります。同じ場所、同じ時間に撮影しても、夏はSNS映えするカッコいい写真が撮れたスポットだったのに、冬になると微妙な写真に……なんてことも。写真は日の光の入る角度によってかなり出来が変わってくるので撮影をする前に光の入り方をチェックしておきたいものです。

写真を撮影する時に最適な日の入る“時間帯”を調べたい! そんな時に便利なiPhoneアプリがあります。その名も「サン・サーベイヤー」。サン・サーベイヤーは日の入る角度を調べることができるiPhoneアプリ。プロカメラマンも使う屋外撮影には必須のツールです。

日の入る角度を調べられるおすすめアプリはこちら!

郡 大二郎

普段、道を通った時に「いい写真が撮れそうだ!」と思った場所は、スマホでいいので写真を撮っておきましょう。写真を撮影した場所は後からGPS情報から確認しておきます。

場所が分かったらサンサーベイヤーに場所の情報を打ち込み、日の光が入る最適な角度を調べましょう。

車をカッコよく撮るコツ②「光の使い方」

車の写真を撮影する時、最も重要なポイントとなるのが光の使い方。”屋外の撮影“では、日の光をどのように使うかによって写真の出来は変わります。

日の光が入る良いロケーションで撮影を行ったとしても、被写体の角度や向きによっては写真の印象が大きく変化するので意識しておくべきポイントになります。

車がより引き立つ光の当たり方を探しましょう。

逆光で撮影(失敗例)

光の当たらないフロントが暗くなりすぎた場合

逆光で撮影したことでフロント部分が暗くなっているスバルのレヴォーグ

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逆光によりフレアが出てしまった場合

逆光で撮影したことでフレアが出てしまったスバル レヴォーグ

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逆光は難易度が高く、時間帯によってはボディに影がかかってしまったり、カメラの補正機能で全体的に明るくなりすぎたりするので注意が必要です。

郡 大二郎

逆光での撮影は難易度高めですが、テクニックによっては写真に立体感が出て、車に迫力のあるイメージを与えることもできます。

順光で撮影

順光で撮影したスバル レヴォーグ

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初めて車の撮影をするのであれば、車全体に光が当たり、失敗の少ない順光がおすすめです。順光とは、カメラの背後から被写体に向かって光が差している状態のことを指します。順光で撮影すると失敗は少なくなりますが、全体的にのっぺりとした写真になってしまいます。

また車の外装の大部分は金属でできているため、光を反射してしまうことで撮影が難しくなります。光の反射を利用することで車のイメージが変わり、面白い写真を撮影することもできます。

郡 大二郎

難易度は上がりますが、慣れてきたら光の加減を見ながら、サイド光〜逆光にも挑戦してみましょう。

おまけ:本格的に撮影したい人向け

車の左前から投光

朝日の光が車の背後にくる位置で、ストロボなどを使い前から光を当てながら撮影

© MOBY

おまけに1つ、上級者向けのテクニックをご紹介。

カメラ以外に必要な道具があるので、初心者には難しいかもしれませんが、朝早い時間帯に撮影するというテクニックがあります。朝日の光が車の背後にくる位置で、ストロボなどを使い前から光を当てながら撮影することで、迫力のあるスタイリッシュな写真を撮影することができます。

郡 大二郎

照明など特殊な道具が必要になり、難易度は上がりますが車の撮影に慣れてきて、もっと本格的な写真が撮りたい! という方は挑戦してみるといいかもしれませんね。

車をカッコよく撮るコツ③「角度の選び方」

撮影の際、車の角度やカメラの高さは車の与えるイメージに大きく影響します。

撮影する車の角度や高さを決める上で大切なことは、まず車の見せたい部分を決めるというポイント。そして見せたい部分が決まったら、その部分がより良く映る角度や高さを探します。

フロントのデザインが強調される角度で撮影

© MOBY

見せたい部分は、個人の好みや車のデザインによって異なります。最近の車はヘッドライトが横まで回り込んでいるデザインが多いので、顔が大きく見え、迫力のある角度を探すと良いでしょう。

いろいろな高さ・角度から撮影

同じ位置・同じ角度からいろいろな高さで撮影

様々な高さで撮影されたスバルレヴォーグ

© MOBY

上記の写真は同じ位置・同じ角度で車を撮影していますが、様々な角度で被写体を捉えています。同じ位置と同じ角度で撮影してもいろいろな高さによって印象が変わりますね。

同じ位置・同じ高さからいろいろな角度で撮影

様々な角度で撮影されたレヴォーグ

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車の強調したい部分によって角度を変えるといい写真が撮れます。足を動かして様々な角度から写真を撮ってみましょう。

ボンネットのプレスライン

ボンネットのデザインを強調して撮影

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撮影する角度は人それぞれの好み。どの角度で撮影すれば車の魅力を引き出せるのかを考えて写真を撮りましょう。また車の見せたい部分を意識しながら、いろいろな角度から撮影してみるのがおすすめです。

郡 大二郎

ボンネットのデザインが強調される角度がおすすめです。

ボディタイプ別に似合う角度

好みは人それぞれなので断言はできませんが、ボディタイプ別に似合う角度や高さがあります。例えば、車高の低いスポーツカーなどは低い位置、車高の高いSUVなどは高い位置が写真を撮影する上で好ましいです。

しかし、車高の低いスポーツカーでも撮影する位置を低くしすぎると、ボンネットのデザインが見えなくなってしまうこともあるので注意が必要です。車の周りを一周し、自分の目でさまざまな角度から見てみましょう!

車をカッコよく撮るコツ④「構図の選び方」

車をどんな画角に置くのか、どのような背景で撮影するのかといった”構図”も重要なポイント。また写真の構図は初心者とプロで大きく差が出るところです。

とても単純なことですが、写真の構図が変わるだけで、イメージがガラッと変わります。車の配置によって背景を生かしたり、逆に背景に見せたくないものがある時は隠したりもできます。

車を真ん中に配置

車を構図の真ん中に配置して撮影

© MOBY

車を右下に配置

車を構図の右側に配置して撮影

© MOBY

車を左下に配置

車を構図の左側に配置して撮影

© MOBY

被写体をど真ん中に持ってくるだけでは物足りない……と感じたら、被写体を画面の違う位置に配置してみましょう。いろいろなパターンで撮影し、しっくりくる1枚を選びましょう。

車をカッコよく撮るコツ⑤「レンズの使い方・選び方」

初心者だとどのレンズを使えばいいのかわからない、という人も多いのではないでしょうか。正しいレンズの使い方をご紹介します。

望遠レンズ

撮影講座中にカメラを交換する郡さん

© MOBY

基本的には車に近づくのではなく、中望遠レンズを使い車が歪みすぎないように注意して撮影します。近寄ると写真が歪んでしまい、離れると車本来の形に近づきます。ただ、離れれば離れるほど手ブレが大きくなるため、望遠レンズを使う際は三脚を使うのがおすすめです。

車に自分の影が写り込まないように注意

撮影時に自分の影が写り込まないように注意

© MOBY

郡 大二郎

順光での撮影は、車に近づきすぎると自分の影が写り込んでしまうので注意が必要です。

ピントを調整

絞り値:大

強調したい部分にピントを合わせて撮影

© MOBY

絞り値:小

強調したい部分にピントを合わせて撮影

© MOBY

絞り値を変えることで写真のピントを調整することができます。絞り値を大きくすると全体的にピントが合い、小さくするほど周りがぼやけた写真がぼやけます。ある一部分だけを強調したい時には、絞り値を小さくし周りをぼやかす、というテクニックを使うことがあります。

郡 大二郎

車を撮影する際はロケーションの選び方・光の使い方・角度の選び方・構図の選び方・レンズの選び方、これらを頭の片隅に置いておきましょう!


次ページでは、スマホでの撮影テクニックと、私が撮影した渾身の1枚を紹介します。

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この記事の執筆者

元田 秀この執筆者の詳細プロフィール

車好きのMOBY編集部員。憧れの車はR34 GT-Rで、好きな映画はワイルドスピード。最初の愛車は18の頃購入したキューブキュービック。現在の愛車はレヴォーグ。日々支払いに追われながらカスタムを楽しんでいます。...

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