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駐車禁止違反でレッカー移動された時は料金を払う必要がある?保管費用や対応についても

駐車した場所に戻って車がレッカー移動されていたらショックですよね。駐車禁止違反でレッカー移動された時の料金は払う必要がある?引き取りまでに保管費用がかかる?そんな疑問にお答えします。またレッカー料金はどのくらいかかるのか、車を引き取る際の対応についても解説します。

駐車禁止違反でレッカー移動!移動料金の支払い義務は?

レッカー

ちょっとの用事のつもりで車を離れたら意外と手間取ってしまい、戻ってみると駐車禁止違反のステッカーが貼られていた…そんな経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

近頃では民間の駐車監視員による取締りが主流になってレッカー移動まで行われることは少なくなっているようですが、レッカー移動そのものがなくなったわけではありません。

交差点が近い、交通量が多いなどの理由でそのまま駐車していることが危険であり、車の所有者や運転者にすぐ移動させるように命令することが困難であると判断されると、レッカー車による車両の移動が行われることがあります。

道路交通法 第51条(違法駐車に関する措置)

2 車両の故障その他の理由により当該車両の運転者等が直ちに前項の規定による命令に従うことが困難であると認められるときは、警察官等は、道路における危険を防止し、その他交通の安全と円滑を図るため必要な限度において、当該車両の駐車の方法を変更し、又は当該車両を移動することができる。

出典:道路交通法 第51条(違法駐車に関する措置)より

レッカー移動の距離にも決まりがある

違法駐車されている車両をレッカー移動する場合、基本的には駐車場所から50mを超えない範囲の道路上に移動されることになります。

道路交通法 第51条(違法駐車に関する措置)

3 第1項の場合において、現場に当該車両の運転者等がいないために、当該運転者等に対して同項の規定による命令をすることができないときは、警察官等は、道路における交通の危険を防止し、又は交通の円滑を図るため必要な限度において、当該車両の駐車の方法の変更その他必要な措置をとり、又は当該車両が駐車している場所からの距離が50メートルを超えない道路上の場所に当該車両を移動することができる。

出典:道路交通法 第51条(違法駐車に関する措置)より

ただし、その範囲内の道路上に車両を移動できる場所がない時は、道路以外の場所や50mを超えて移動することができることになっています。

4 第3項の規定により車両の移動をしようとする場合において、当該車両が駐車している場所からの距離が50メートルを超えない範囲の地域内の道路上に当該車両を移動する場所がないときは、警察官等は、当該車両が駐車している場所を管轄する警察署長にその旨を報告しなければならない。
5 前項の報告を受けた警察署長は、駐車場、空地、第3項に規定する場所以外の道路上の場所その他の場所に当該車両を移動することができる。

出典:道路交通法 第51条(違法駐車に関する措置)より

レッカー料金の支払い義務はある?

車両の移動が行われた場合はレッカー車が出動していることになりますから、移動にかかった費用が発生します。
このレッカー料金は、その車を運転していた人、車検証に記載されている使用者または所有者のいずれかの人が支払わなければなりません。

道路交通法 第51条(違法駐車に関する措置)

15 第2項、第3項又は第5項から第11項までの規定による車両の移動、車両の保管、公示その他の措置に要した費用は、当該車両の運転者等又は使用者若しくは所有者の負担とする。

出典:道路交通法 第51条(違法駐車に関する措置)より

「勝手に移動したのに、その料金まで請求されるなんて!」と思われるかもしれませんが、駐車違反に対する措置として行われたものなので、駐車違反とならないよほど正当な理由でもない限り、レッカー料金の支払いが免除されることもないと考えるべきでしょう。

レッカーされない路上駐車に関しての記事はこちら

駐車禁止違反によるレッカー料金はどのくらい?

駐車禁止

では、駐車違反のレッカー料金はどのくらいになるのでしょうか?

レッカー移動された状況によって一律ではありませんが、駐車違反に伴うレッカー料金は実費を勘案しておおむね15,000~20,000円前後が相場となっているようです。
レッカー車が出動することによる基本料が10,000円前後、車輪を上げるための作業代が3,000~4,000円、それに移動距離に応じた料金が数百円というところではないでしょうか。

同じレッカー移動でも車が故障してやむなくレッカー車を依頼する場合、JAFに加入していたり、たいていの自動車保険に付帯しているロードサービスでは近距離の移動が無料となっていることを考えると、駐車禁止違反のレッカー料金はとても高くつくことになります。

さらに駐車違反の反則金として、普通車で15,000円(駐車禁止場所の場合)または18,000円(駐停車禁止場所の場合)も必要となりますので、合計で3万円以上の痛い出費になってしまいます。

駐車違反に関連する記事はこちら

レッカー料金の他に保管費用がかかることも

駐車

先の引用の中で、負担しなければならない費用の中に「車両の保管にかかった費用」も含まれていたことを覚えていますか?
レッカー移動の料金と、この保管費用を合わせて「負担金」と言います。

これは車両の移動先が近くに無かった場合は駐車場で保管もできることになっているので、民間の駐車場に移動された場合は、保管されている間の駐車料金も負担しなければならないということです。
実際にレッカー移動を行うのは警察から委託を受けた民間のレッカー業者で、ほとんどの場合、移動先も警察と提携している民間のパーキングが指定されているようです。

車の引き取りが遅くなればなるほど駐車料金(=保管費用)も増えてしまうことになりますので、もしレッカー移動されてしまった場合はできるだけ早く引き取りに行った方が良いでしょう。

レッカー移動されてしまった時の対応と料金の支払いは?

レッカー移動が行われた場合、車のナンバーや移動日時、管轄する警察署の連絡先といった内容が、駐車されていた場所にチョークなどで書かれていると思います。

車を引き取りに警察署へ行くと、まず違反をした本人であれば事実の確認をして駐車違反の交通反則告知書(いわゆる青切符)と反則金の納付書が渡されます。

このとき、先ほどの「負担金」はその場で請求されます。
負担金も意外と高額ですので、手持ちが足りない時は車を引き取ることができないのでしょうか。

そのような場合でも負担金を後から支払えるよう振込用紙が発行されるので、その用紙を使って後日振り込みをすることになります。

このように、基本的には警察に出頭したその日のうちにレッカー移動された車を引き取ることができます。

負担金を支払わずにいるとどうなる?

振込用紙の納付期限までに負担金を支払わずにいると、駐車違反を管轄した警察署長名義で督促状が送られてきます。
この督促状が届くと年14.5%もの延滞手数料がかかってしまい、支払う金額がさらに高額になってしまいます。

うっかり支払いを忘れて滞納になったりしないよう、負担金は警察署に行くまでに準備していった方が良さそうですね。

道路交通法 第51条(違法駐車に関する措置)

17 警察署長は、前項の規定により納付を命ぜられた者が納付の期限を経過しても負担金を納付しないときは、督促状によつて納付すべき期限を指定して督促しなければならない。この場合において、警察署長は、負担金につき年14.5パーセントの割合により計算した額の範囲内の延滞金及び督促に要した手数料を徴収することができる。

出典:道路交通法 第51条(違法駐車に関する措置)より

高いレッカー料金を払うより駐車場に停めよう

レッカー

駐車違反でレッカー移動された場合の対応や、レッカー料金など引き取りにかかる費用についてお分かりいただけたでしょうか。

レッカー移動されてしまうと想定外の大きな出費になってしまいますし、車の引き取りに手間もかかります。
レッカー料金や反則金の支払いだけでなく、違反点数も発生することに気を付けなければなりません。

車を安全に運転するうえで、交通違反をしないことは基本です。
たとえ車を離れるのが短時間でも、駐車禁止や交通量の多い場所では近くの駐車場に停めるようにしましょう。

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