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「クルマ好きなら知ってて当然?」方位磁石や外気温計の意外な使い方!”インフォメーションディスプレイ”の活用テク
「こんなに必要?」今のクルマは情報過多?
軽自動車から輸入高級車にいたるまで、昨今のクルマには必ずと言っていいほど「マルチインフォメーションディスプレイ」が装備されています。メーター中央部に小さなモニターがあるものや、ダッシュボード上のモニターをナビなどと共用して情報を映し出すものなど、タイプは様々。
映し出される情報は、自車の走行距離を筆頭に、平均燃費、瞬間燃費、外気温度、走行時間などなど。HVやEVなど電動化されたクルマはさらに細かく、走行用バッテリーの消費・充電状態、蓄電状態といった情報も提供してくれます。
4WDのSUVだと、各輪への駆動トルク配分の状態や、操舵輪の方向、車体周辺の疑似映像などもモニターに映すクルマもあり、車内は多様な情報で溢れているのです。そのため、「こんなに情報が必要?」と思っているドライバーも多いのではないでしょうか。
なぜこんなにたくさんの情報がわかるの?
前時代のクルマと言えば、ヘッドライトのハイビームや半ドア、給油などを知らせてくれるインジケーターが付いているくらいでした。
しかし、90年代からクルマの電子制御化が進み、昨今はECUによって車両全体を統合制御するようになったことから、前述のような情報を各センサーから得られるようになりました。
加えて、現代のクルマはセンターディスプレイが大型化、精細化し、さらにタッチパネル操作がスタンダードになったことで、より多くの情報を「自社の特徴」として争うように表示する傾向になっています。
一見すると、情報過多のようにも思えますし、実生活の中でどれほど使っているのかというと、ほとんど使わないことの方が多いのかもしれません。しかし、これらを活用することで、賢く愛車をドライブすることができるのです。
- 執筆者プロフィール
- 山崎 友貴
- 1966年生まれ。四輪駆動車専門誌やRV雑誌編集部を経て、編集ブロダクションを設立。現在はSUV生活研究家として、SUVやキャンピングカーを使った新たなアウトドアライフや車中泊ライフなどを探求中。現在の愛車は...