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イタリア政府も動く「スーパーカー殺し」とは?街からフェラーリやランボが消える?

クルマ好きなら一度は運転してみたいスーパーカーの1つがフェラーリやランボルギーニ。そんなスーパーカーが近い将来に現状よりも魅力が薄れてしまう可能性があるのはご存知でしょうか?イタリア政府も動くほどの事態となっている「スーパーカー殺し」の正体について紹介します。

EUでは2035年までに内燃機関車の販売を全面的に禁止する方向へ

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日本でも地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出量「実質ゼロ」を目指す動きとして脱炭素社会というフレーズが一時ニュースとなりましたが、海外とりわけヨーロッパでは「市内をガソリン車で走る事すら気を使う」ほど脱炭素社会への注目度は高い状態です。

それもそのはず、EUでは2035年までに内燃機関車の販売を全面的に禁止する方向で調整が進められているからです。

日本車が得意なハイブリッド車(HV)やプラグインハイブリッド車(PHV)も対象

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このEUで進められている「内燃機関車の販売を全面的に禁止する」内容は、2035年以降に新車として発売される車両は温室効果ガスを排出しない自動車に限定するといったもの。

日本車が得意とするハイブリッド車(HV)やプラグインハイブリッド(PHV)ですら、仮にEUで進められている「内燃機関車の販売を全面的に禁止する」内容が法令化されれば、発売をすることが出来なくなります。

イタリア政府がスーパーカーを対象から除外するように働きかけている

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法案化されれば、魅力的な音を奏でるフェラーリやランボルギーニはヨーロッパでは発売する事が出来なくなります。

ランボルギーニは2020年の地域別販売台数で2位のドイツ(607台)6位のイタリア(347台)とヨーロッパ諸国での販売台数は上位を占めます。仮に法令化されれば大きな打撃となるだけに、イタリア政府は免除もしくは段階的廃止をEU側と議論していると報じられています。

スーパーカーといえば唯一無二のエンジンサウンド。外観だけでなく、その音を聞きたいがゆえに購入に至るオーナーも多いと聞きます。

既にマフラー音を疑似的に車内外スピーカーで再現する技術も他メーカーなどで採用されていますが、フェラーリやランボルギーニが電動化によって疑似的な音となった場合、街中において今まで通りの魅力を保てるかどうかは不明です。

今後のフェラーリとランボルギーニを取り巻く環境に注目が集まります。

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