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「こっちが先に見つけたから停めないで」“謎理論”や“逆ギレドライバー”も…駐車場でのトラブルエピソード
「こっちが先に見つけたから」まさかの“謎理論”にゲンナリ
混雑した駐車場で、なかなか駐車できるスペースが見つからないと、焦りや苛立ちに見舞われるものです。結果として、かなり攻撃性を露わにしてしまう人もいるらしく……。
「とある大型ショッピングモールに出かけたときのことです。かなり混んでいて満車状態でしたが、なんとか空いたスペースを見つけ、バックで駐車を始めました。ところが突然、60代くらいの女性が現れそのスペースに立ちはだかったのです。
危ないので『避けてもらっていいですか?』と声をかけると、『自分が先に見つけたから、ウチの車の場所だ』と主張してきて……私の夫が怒って『どけ!』といいましたが、かたくなに譲りません。
もう面倒くさくなって、ほかにも空きスペースを見つけたので、そちらに止めることにしました。ところがその女性は、『まったく近頃の人はマナーもわかっていない』と捨て台詞まで吐いてきたんです。本当に呆れました」(50代女性・主婦)
駐車スペースを確保するために、わざわざ車を降りて別の車の駐車を妨害するとは、なんとも恐ろしい執念です。投稿者さんはスペースを横取りされた挙げ句、捨て台詞まで吐かれ、たまったものではなかったでしょう。
混雑している駐車場で、せっかく見つけたスペースに別の車が入っていくのを見ると、たしかにガッカリしてしまうものです。しかし、「見つけた方に権利がある」という理論では、言った者勝ちになってしまいラチがあきません。
スムーズに駐車を進めていくうえでは、「先に駐車の動作に入った側」もしくは「先に駐車スペースに接近し、ウインカーなどで駐車の意思を示した側」に権利を認めるのが自然だと考えられます。
駅でタクシーの待機場所に侵入、注意され逆ギレ
駐車場をめぐるトラブルは、一般のドライバー間だけで起きているのではありません。プロのドライバーから、「一般車両の駐停車マナー」についての不満を耳にしたという投稿も。
「知り合いのタクシー運転手が、『駅前のタクシー待機場所に乗用車が入ってくるせいで、自分たちが待機できない』と嘆いていました。酷いときは待機場所だけではなく、タクシー乗り場にも乗用車が止めていることがあるといいます。とくに多いのが夕方で、学生さんの送迎で酷い状態なんだそうです。
乗用車にどいてもらうため、『ここはタクシーの待機場所で、乗用車は入れないんです』と説明しても、『それならここに止まっている車全部に注意してこい!』と逆ギレされたそうです」(50代男性・運送業)
駅前にあるタクシー待機場所の扱いはさまざまであり、なかには「タクシーを除く」という形で一般車両の進入や駐車を禁じる標識が掲示されているケースもあります。こうした標識が都道府県公安委員会によって設置されたものである場合、違反してしまうと警察による取り締まりの対象となる可能性があります。
また、駅前のタクシー待機場所のなかには、タクシーの事業者団体が地方自治体や鉄道会社と協議のうえ、費用を負担して乗り場を設置しているケースも見られます。管理権限がどこにあるのかによって違反時の扱いは異なりますが、民間による管理がなされている場合には、民事上のトラブルに発展する可能性も否定できません。
駅に送迎する場合には、安全に停車できる場所を把握し、ルールとマナーを守ったうえで利用することが大切です。
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- 執筆者プロフィール
- 鹿間羊市
- 1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...