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「他人の恐怖エピソードで事故を防ぐ?」雪道で危ない目に遭った経験談4選

雪道や凍結路において、自動車は普段とは異なる挙動を示します。毎年頻発するスリップ事故を受け、さまざまな方面からスタッドレスタイヤ装着などの注意喚起がなされますが、それでも雪道トラブルは後を絶ちません。

今回は雪道や凍結路で危険な目に遭ったことのあるドライバーから、そのときの状況について話を聞きました。

「短距離なら大丈夫」の気持ちがトラブルの引き金に

©amosfal/stock.adobe.com

降雪機会の少ない地域で突然雪が降ると、スタッドレスタイヤを装着していない車が立ち往生する事態が頻発し、また随所で事故が発生するなど、道路状況が混乱に見舞われます。

やはり日頃から「雪への備え」をしていなければ、突然の路面状況の変化に対応することは難しく、自分だけではなく周囲の交通主体にも危険を及ぼすことになるでしょう。

「住んでいるのが年に1、2回しか雪の降らない地域で、運転する機会も少ないので、毎年スタッドレスタイヤは買わず、降雪時には車を運転しないようにしていました。

ある金曜、翌日の夕方から友人の結婚式があったのですが、衣装の一部を実家に置いたままだと気づいて。そのときは天気予報も問題なかったので、車で20分程度ですし、ササッと済ませようとしたんです。

ですが結局一泊することになり、翌日の朝帰ろうとしたら、雪がうっすら積もりはじめていたんです。どうしても家に戻る必要があったので、『短距離だしどうにかなる』と思って出発してしまいました。

大通りはまだ雪が少ないのであまり違和感なく運転できたのですが、交通量の少ない道に入ると数センチの積雪があり、ブレーキを踏む度にフラフラしてしまって……家にはたどり着けたのですが、途中で一度信号で止まるときに制御を失い、左側のホイールを縁石にぶつけてしまいました」(20代男性)

沖縄県以外の都道府県においては、積雪時または凍結時、スタッドレスタイヤやチェーンといった「すべり止め」の措置を講じることがドライバーの義務とされています。

違反した際の反則金は、普通車の場合で6,000円。法令遵守の面でも、安全運転の面でも、積雪の際にノーマルタイヤのまま運転することは絶対に避けましょう。

恐怖のあまり絶叫する家族……突然牙をむく凍結路

©masahiro/stock.adobe.com

雪道と同様に注意したいのが、路面の凍結です。凍結の場合、降雪のように明確な兆候があるわけではなく、気づけば「凍った路面に突っ込んでいた」というケースも見られます。

「数年前に湖畔のホテルに泊まったのですが、まだ11月頃だったので、タイヤのことはまったく考えていませんでした。行きの道にも雪はなく、『少し寒いな』という程度の意識だったんです。

ですが翌朝、車で日の出を見に行く途中、トンネルを抜けたところで突然あらぬ方向にハンドルがとられて……ほとんど一回転するような格好になりました。

道路の溝に落ちる手前でどうにか止まりましたが、乗せていた家族は絶叫し、私自身も震えがしばらく止まりませんでした。結局、日の出も見ずにその場で引き返しましたね」(30代男性)

旅行先などではとくに、自分の住む地域との「気候のギャップ」が想定できず、思わぬ事態に巻き込まれることも考えられます。車で旅行する際には、気温や天気を念入りに調べておくことが大切です。少しでも凍結や降雪の可能性があれば、ノーマルタイヤでのお出かけは避けるようにしましょう。

執筆者プロフィール
鹿間羊市
鹿間羊市
1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...

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