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道狭いし制限速度もあるし…日本で300馬力以上の車に乗るのはただの見栄?ハイパワー車オーナーの本音聞いた
日常を犠牲にしてでも味わいたい「一瞬の快楽」
一部のスポーツカーのなかには、高い速度域でこそ真価を発揮するエンジンを搭載している車種もあります。排ガス規制以前のスポーツカーなどはとくに、日常的な速度域での使いやすさを犠牲にしてでも、「エンジンの吹けのよさ」を重視しているケースが見られます。
公道ではその「気持ちよさ」を味わうことは難しいと考えられますが、その点についてオーナーはどのように思っているのでしょう。
「ずっとRX-7に乗っていて、チューニングで350馬力くらいは出ていますが、エンジンが高回転型なので、実用的な速度域だと最近のコンパクトカーより遅いくらいです。公道だとパワーが活きる状況はほとんどないですから、ただ乗りにくいだけの車になっちゃってますね。
それでもサーキットで全開にしたときの快感は、ほかでは味わえないので……その一瞬のために、日常を犠牲にしてしまっています。むしろ日常のストレスが、非日常的な快感の糧になっているというか。これはもう、一部の人にしか理解されないでしょうね」(40代男性)
一口にハイパワー車といっても、限定的な条件下で持ち味を発揮する車種もあれば、日常領域において加速の余裕をもたらしてくれる車種もあり、オーナーが重視しているポイントもさまざまです。いずれにせよ、カタログスペック上の数値はオーナーにとって無意味なものではなく、それぞれにとって価値のあるものなのでしょう。
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- 執筆者プロフィール
- 鹿間羊市
- 1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...