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「石原プロ」58年の歴史に幕、石原裕次郎さんの愛車を振り返る
石原裕次郎さんとは
石原裕次郎さんは、50年代~80年代に活躍した俳優・歌手で、芸能事務所「石原プロモーション(石原プロ)」を設立した方です。
昭和を代表する俳優として幅広い層から知られており、2000年に「キネマ旬報」が発表した「20世紀の映画スター・男優編」で日本男優の2位、同号の「読者が選んだ20世紀の映画スター男優」では第6位にランクインしています。
親類にも著名人が多く、兄弟に元東京都知事の石原慎太郎さん、甥に政治家の石原伸晃さん、気象予報士の石原良純さんなどがいます。また、妻であるまき子さんは、石原裕次郎さん亡き後、石原プロの代表取締役会長を努めています。
主な代表作
石原裕次郎さんの俳優としてのキャリアは、1956年に出演した映画「太陽の季節」から始まります。この作品の元となったのは兄の石原慎太郎さんが手掛けた小説で、同作は芥川賞も受賞しています。
その後もデビュー翌年の「嵐を呼ぶ男」、1960年「あした晴れるか」、1969年「栄光への5000キロ」などヒット映画を連発。
若い世代ではドラマで石原裕次郎さんを知ったという方も多いと思います。「太陽にほえろ!」や「大都会」、そして最も有名ともいえる「西部警察」など、まさに昭和を彩る名作ドラマに数多く出演しました。
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歌手としても活躍
俳優としてだけではなく、歌手としても活動していた石原裕次郎さん。映画の主題歌やムード歌謡と呼ばれるスロー・バラードを中心にヒットしました。
代表曲は数多くありますが、「銀座の恋の物語」「ブランデー・グラス」「赤いハンカチ」などがあります。
銀座の恋の物語のレコード売上枚数は335万枚。ブランデー・グラス、赤いハンカチも250万枚超えと、歌手としても非常に高く評価されていました。
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石原裕次郎さんのカーコレクション
生前は無類のカーマニアであったという石原裕次郎さんは、所有していた車両も貴重なものばかり。歴史的な車や超高級な車、自身が出演したドラマの劇中車まで、ファンはもちろん、そうでない方も必見の愛車を見ていきましょう。
メルセデス・ベンツ 300SL ガルウィング
石原裕次郎さんといったらこの車、というファンの方も多いと思われる最も有名な愛車です。第二次世界大戦後のメルセデス・ベンツが、最初に開発したスポーツカーとしても知られています。
曲線的で上品かつ美しいボディラインはもちろん、最たる特徴はドアの開き方。左右のドアを開けた際の姿から、「ガルウィング(カモメの翼)」と呼ばれています。
300SLは生産台数わずか1,400台の超希少車ですが、石原裕次郎さんの車両は「世界に1台」しかない縦目ガルウイング。石原裕次郎さん直々にメルセデスに依頼したとのことです。
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あの舘ひろしさんが欲しがった車?
2018年に行われた「『石原裕次郎の軌跡』展」でも展示されました。同展示会の概要発表会で、舘ひろしさんが「(同車を)いただけたら」と、まき子夫人に言ったところ、「土下座されても無理」と断られたというエピソードも。
断られた後も舘さんは相当な未練があったようで、何度もアピールするものの、その度にまき子夫人から「これだけはダメ」「そうはいかない」と釘を刺されたとのことです。
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本日の在庫数 95台 平均価格 1,538万円 支払総額 818~2,757万円
ロールスロイス シルバーシャドウII
言わずとしれたイギリスの超高級車ブランド「ロールスロイス」が1977年に発売した車。
カーマニアであった石原裕次郎さんは、「完全主義」をコンセプトとしたロールスロイス車の伝統的な風格と格式の高さ、そしてボディの頑丈さが気に入っていたようです。
新車で買えば数千万の価値がある超高級車ですが、中古車では700万前後で入手できるようです。それでもかなり高いですが、手が届かないわけでもなさそうです。
しかし、この車の排気量は約6,800cc。購入してもその後発生する税金や維持費なども気にする必要があります。
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現在は北海道で見ることができる
かつて展示されていた石原裕次郎記念館が2017年に閉館したことで、現在は北海道の「小樽総合博物館」内に寄贈されました。現在は同館内にある自動車展示館にて見学することができます。
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日産 ガゼール オープン仕様車
ガゼールは日産が80年代に販売していた車種で、2ドアハードトップおよび3ドアハッチバックモデルが市販されています。日産 シルビアの姉妹車としても知られています。
実はオープン仕様のガゼールは市販されておらずこの「ガゼールオープン」は、ドラマ「西部警察」で石原裕次郎さん演じる小暮課長の専用車として特別に制作された車両。
ベースは初代ガゼールの5速MTモデル(2000XE-II)で、自動車電話を搭載しています。さらにボンネットにはガゼルをイメージしたグラフィックが描かれています。
西部警察終了後、石原裕次郎さんの愛車に
石原裕次郎さんはこの劇中車であるガゼールオープンがかなり気に入っていたようで、「西部警察が終わったら、ぜひともオレのコレクションに加えたい」と語っていたようです。
先ほど紹介した「ロールスロイス シルバーシャドウII」は石原裕次郎記念館の閉館後、小樽総合博物館に寄贈されていますが、ガゼール オープンをはじめ西部警察の劇中車などは全て東京で保管されているようです。
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本日の在庫数 2台 平均価格 308万円 支払総額 308~308万円
石原プロが58年の歴史に幕!
2020年1月16日、石原裕次郎さんが設立した石原プロモーションは、1963年から58年に及ぶ芸能マネジメントを終了することを発表。
所属する俳優の舘ひろしさんらは東京・調布市の事務所で、石原裕次郎さんや2代目社長を務めた渡哲也さんの遺影に手を合わせ、解散を報告しました。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...