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セダンと4ドアクーペの違い【ややこし語#1】
セダンと4ドアクーペの違いはなに?
車のボディタイプを表す言葉として、「セダン」と「4ドアクーペ」があります。上記画像の2車種を見比べてみて、どちらがセダンで、どちらが4ドアクーペか分かりますか?
結論から言うと、実は機能的な違いはありません。
では、なぜこのように表現が分かれているのかを、両者の特徴とともに解説していきます。
セダンとはどんな車?
セダンとは「ボンネット」「キャビン」「トランク」の3つが独立している乗用車を意味します。他の呼び方として「ノッチバック型」や「3ボックス」などもあります。
現代では2列シートと前後ドアを備える「4ドアセダン」が主流。かつては2ドアセダンなどもありましたが、本記事では割愛します。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
4ドアクーペとはどんな車?
冒頭でもお伝えしたとおり、「4ドアクーペ」とはセダンの一種です。
4ドアクーペの厳密な定義はありませんが、セダンよりも車高が低く、前後のピラー(窓柱)を寝かしていることが多いです。
簡単に言うと、全体的な構造はセダンで、ルーフ(屋根)の形がクーペらしい車種のことを4ドアクーペといいます。
ちなみに4ドアクーペという言葉は、2000年代以降にクーペ風デザインのセダンが多く登場したことがきっかけで誕生しました。
実は明確な違いがない!見分け方はルーフの形
セダンと4ドアクーペには実質的な違いはないということがお分かりいただけたでしょうか。
4ドアクーペは主に、「一般的なセダンよりも車高が低く、ルーフがなめらかな車種」のことを指します。
余談ですが、SUVにも通常の「SUV」と「クーペSUV」というものがあり、セダンと4ドアクーペの関係に似ています。
こちらも両方SUVであることは共通。クーペSUVの方がピラーの角度がなだらかで、スポーティな雰囲気であることが分かります。
「4ドアクーペ」ではなく「クーペセダン」として考えると、違いがイメージしやすいかもしれません。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...