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想像より高い?安い?ガードレール・信号機・道路標識、壊したらお値段いくら?
普段私たちが車を運転する上で、様々な交通設備が用意されています。事故が発生しないために設置された信号機や道路標識、また万が一に備えて設置されているガードレール。これらの交通設備を事故によって破損させてしまった場合、修理・設置にどのくらいの料金が発生するかご存知ですか?今回は、交通設備の料金についてご紹介します。
ガードレールを破損させた場合
まず、最初にガードレールの値段について。実はガードレールには強度の規格が存在し、この規格はSS、SA、SB、SC、A、B、Cの7種類あります。高速道路の場合はSS規格のガードレールを使われていますし、国道用ではB規格を使っている区間があります。
ガードレールの規格によって値段が変わります。ちなみに、B規格のガードレール1メートルあたりの単価は、4,500円です。
注意しなければならないのは、ガードレールの交換が必要な場合は設置工事費用なども別途必要になり、また高速道路においての工事は車線規制などの警備員を配置する人件費などで最大900万円ほど発生したケースもあるようです。
引用:国土交通省『車両防護柵の現状』より
信号機を破損させた場合
交通整理には欠かせない交通設備の1つ、信号。この信号を破損させてしまった場合はどのくらいの料金が発生するのでしょうか。
信号機は様々な種類や事情があり一括りにはできませんが(実際の金額は入札などで最終的に決まるため)、信号機の価格は、およそ100万円から200万円と言われています。
しかも、これはあくまでも信号機に対しての金額であり、信号機を支える支柱や設置工事、他の信号機との連携を行うシステム調整費用などを含めると全体で500万円を超えてしまうケースもあるようです。
道路標識を破損させた場合
平成29年時点で、日本全国で約979万枚の規制標識や指示標識の設置枚数があるとされる道路標識。ガードレールや信号と同じように私たちの車社会にとって身近な存在といえるでしょう。
この道路標識を破損させてしまった場合の費用は、およそ30万円から50万円。普通自動車では背が届かない(?)高速道路に設置されている電工式の道路標識の場合は相当な金額になると言われています。道路標識も信号機と同様に最終的な金額は入札などによって決まります。
いかがでしたか?やっぱり…どの交通設備も高額ですね。事故は避けたいですが、中にはどうしても防げない事故もあるはず。そんな時に備えて今一度ご自身の自動車保険の内容を確認してみてはいかがでしょうか。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...